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安心の卵子提供エージェンシーを選ぶには

         
安心の卵子提供アクトワン

近年、海外で卵子提供プログラムを受ける方が大幅に増加しています。

卵子提供プログラムを受ける事ができる国はたくさんあります。アメリカ(米国)やヨーロッパ諸国における卵子提供は、不妊治療を受けられているカップルにとって、普通に検討可能な、選択肢のひとつとなっています。
最近では、それらの国々よりも物価も医療費も薬価も安いことから、相対的に費用負担が少なく、時差も小さなアジア諸国で卵子提供プログラムを利用される方も増加しています。

卵子提供エージェンシーを通すと、とても安心

ただ、海外では日本の健康保険の適用はありませんし、渡航する国にもよりますが、各種検査の費用や体外受精の費用、受精卵を子宮に移植する費用などの医療費はとても高額となります。
海外渡航するための飛行機代やホテルなどの滞在費や現地での食事代、また卵子提供プログラムを仲介するエージェンシーへ支払う費用などの負担もあります。
もちろん、エージェンシーを利用されている場合は、手配のすべてをエージェンシーがおこなってくれますので安心です。言葉の問題もありません。通常は海外での不妊治療で、エージェンシーを通すのであれば、海外の空港にエージェンシーの現地スタッフがお出迎えをしてくれますし、滞在先のホテルからクリニックまでの送迎はもちろん、クリニックでも通訳もしてくれます。渡航先の観光情報など滞在期間を通して、レシピエントご夫妻がゆったりとリラックスして過ごすためのお手伝いをしてもらえるのです。
費用の支払いは様々で、海外のクリニックへの医療費の支払については、レシピエントご夫妻が直接海外のクリニックに支払う場合もあれば、エージェンシーを通じて支払う場合もあります。これはそのエージェンシーの料金体系により、異なりますので、ご契約前にしっかり確認することが必要となります。

ロサンゼルスのクリニック
ロサンゼルスのクリニック

卵子提供プログラムに含まれる費用とは?

アメリカで日本在住のご夫婦が卵子提供プログラムを受けられる場合の費用には通常は以下の項目が含まれています。

  1. 海外クリニックに1次渡航しての奥様の内診とご主人様の採精
  2. 卵子ドナーの事前検査と海外渡航、そして排卵誘発による卵子の採取
  3. 採取された卵子とご主人様の精子の顕微授精。胚盤胞までの胚の培養
  4. PGSと胚盤胞の凍結保存
  5. 海外クリニックへ2次渡航しての奥様への凍結胚の移植

ご夫婦や奥様の渡航費や滞在費を除いて、上記のすべての項目を含めた総費用として、卵子提供プログラムはおよそ600万円程度必要であると言われています。
もちろん、それぞれの方の個々のコンディションや利用される医療施設、そしてエージェンシーによって費用が大きく変わる場合もあります。
支払費用の内訳には、医療費や検査費、クリニック事務手数料、薬代なども含まれています。
また、卵子ドナーへの謝礼やドナー経費(フライト・宿泊費・交通費等)、海外傷害保険料、コーディネート費用なども含まれています。
海外の弁護士費用や卵子提供者のバックグラウンドチェック、心理鑑定、遺伝カウンセリング費用などが必要となるエージェントもあるようです。

生殖細胞輸送のドライシッパー
生殖細胞輸送のドライシッパー

生殖細胞専門の輸送会社に任せよう

エージェントによっては、ご主人が渡航せずに奥様のみが海外に行かれ、凍結精子空輸によって体外受精をおこない受精卵を子宮に移植する手配も可能となっています。
この場合の輸送業者選択にあたっては「生殖細胞専門」の輸送会社を選ぶことがとても重要です。大切なご夫婦の生殖細胞を安全に輸送することができる体制・資材・知識・ネットワークを輸送会社が持っているか?
ということがポイントです。荷物や貨物の内容物を調べるために通常はX線照射しますが、生殖細胞にX線照射をすれば、細胞は死滅してしまいます。
輸送会社の中には、治験薬や実験用動物、実験用ウィルス等と同じ資材を使うところもあるようですが、「代わり」のきかない生殖細胞であるからこそ事故のないように万全の体制での輸送が理想です。
Act Oneアクトワンでは信頼できる生殖細胞専門の輸送会社をご紹介しております。

凍結胚の再移植について

卵子提供プログラムにおいては、二度目の挑戦が必要となる場合もあります。
卵子ドナーから得られた卵子とご主人様の精子の顕微授精と、その後の胚の培養、PGSを行っても、卵子提供プログラムでは数個から10個程度の凍結胚が得られる場合がほとんどですので、余剰胚を凍結保存し二度目の挑戦に備える事も可能です。
二度目の挑戦をされる場合にかかる費用は、一般的に医療費(移植費用を含む)や手数料などで100万円程度が目安と言われています。

安心して
安心して治療を受けるには

明瞭会計で内訳をきちんとお見せいたします

株式会社ActOne・アクトワンでは、他社と比べ良心的な価格で卵子提供プログラムをご案内しております。
卵子提供のエージェンシーも多くなっており、費用や紹介される医療機関の医療水準や環境もさまざまです。エージェンシーのホームページ上では手頃な費用が掲載されていても、追加オプション1、追加オプション2と様々な項目が必須のものとして加算され、最終的には非常に高額な費用となってしまった、ということも多いようです。
ご夫妻が安心して治療を受けることができるためには、エージェンシー選びはとても大切ですので、しっかりと比較検討してください。

海外での不妊治療はご不安なことが多いと思います。レシピエントご夫妻は、是非とも日本のサポート体制がしっかりしている会社をお選びください。海外では日本との間に時差もあるので、日本時間の深夜にトラブルが起こる場合もあります。ご夫妻が検討しているエージェンシーが、どこまでサポートしてくれるのかを事前に確認しておきましょう。

株式会社ActOne・アクトワンでは、安心して卵子提供プログラムを受けていただけるように、ご夫婦の疑問点には誠心誠意お答え致します。ぜひ気軽にアクトワンまで、さまざまなご質問やご不安をご相談ください。
お待ちしています。

 

 

卵子提供は胚盤胞まで培養する技術、PGSの進歩、胚の凍結技術(ガラス化法)が支えている

         
体外受精

エッグドナーさんからの採卵

アクトワン・ActOne の卵子提供プログラムでは、エッグドナーさんに、日本のクリニックで、感染症の有無、ホルモン値の検査、子宮頸がんの検査、卵巣のチェックなど、たくさんの項目の事前検査を受けてもらいます。
その結果が良好であれば、エッグドナーさんは、ピルで生理周期を整えて海外へ渡航します。
ドナーさんはその後約2週間、排卵誘発をして、卵子の採取に臨みます。ここで採取される卵子は、ドナーさんにもよりますが20個から40個にもなります。
採取された卵子は、成熟卵と未成熟卵に分けられて、成熟卵のみが、予め凍結されている、レシピエントご夫婦のご主人様の精子と顕微授精されます。
ここで受精した卵子は、インキュベータの中で5日から6日培養されて胚盤胞となります。育った胚盤胞は、PGSのために組織の一部を採取した後にすべて凍結されて保管されます。

ハワイクリニック機材6

受精卵を胚盤胞まで育てるのはとても難しい

アクトワンの提携する海外のクリニックでは、前述のように、受精卵はすべて胚盤胞まで育てるべく培養されます。
受精した胚は48時間後には4細胞、72時間後には分割して8細胞になります。体内とは異なった環境で、胚を長期に培養して胚盤胞まで培養することは、実はとても難しいのです。
受精卵の中ではさまざまな生化学的な変化が起こっていて、胚の成長の過程で糖や他のエネルギー源やアミノ酸を培養液に加えてあげる必要があります。
この過程がとても難しいが故に、現在でも不妊治療のクリニックで、Day2やDay3の受精卵を子宮に戻してしまうということが行われています。
Day2やDay3の受精卵よりも、胚盤胞にまで育った受精卵の方が着床率も妊娠率も高いのは言うまでもないことです。
なぜならば、自然妊娠で着床が起こるのは5日から6日目の受精卵で、2日や3日目の受精卵は着床できないからです。

新鮮胚よりも凍結胚が良い理由はこんなにある

実は新鮮胚と呼ばれる凍結しない受精卵を使うよりも、凍結された凍結胚を使ったほうが、妊娠率が高いのです。
なぜこんなことが起こるのでしょうか?
常識で考えても分かるように、受精卵も凍結すれば多少なりとも受精卵の質は低下します。それはみなさんが、お肉や魚を冷凍して解凍する様子を見ていれば、よく分かるはずです。それにもかかわらず凍結胚の方が妊娠率が上がるのは、凍結により受精卵を子宮に戻すタイミングをコントロールできるからです。
アクトワンの卵子提供プログラムでは凍結胚移植にあたって、奥様の子宮内膜の調整には万全を期します。奥様にはエストレースやメドロール等を服用していただいて、子宮内膜が十分な厚さになるように調整するのです。
子宮内膜が厚さ6ミリに満たない場合には、残念ながら凍結胚の移植スケジュールはリセットされるくらいです。
最近は奥様もお仕事をしている方が多く、なかなか休暇が取れません。こんな時でも、奥様の都合の良いタイミングで、奥様の生理周期を調整して、ベストコンディションで胚移植が行われ、子宮内膜に着床させることが可能になったのは、受精卵が凍結されているからです。
また、凍結胚移植による妊娠では、子宮外妊娠の発生頻度が新鮮胚移植よりも圧倒的に低くなることが判っています。
新鮮胚移植では、排卵誘発→採卵→体外受精→受精胚の移植の工程が連続的に行われるために、胚を子宮に移植するタイミングが、女性ホルモンの血中濃度のとても高い時期に重なるためとも言われています。この人為的に高められたホルモン濃度が何らかの影響を与えて、子宮外妊娠につながる可能性があるのです。
それだけではありません。凍結胚移植では、早産率が低くなり、低体重児の出生の比率が小さくなるなど、出生する赤ちゃんにも良い影響を与えています。
卵子提供プログラムに関わらず、日本における不妊治療でも、このように受精卵を凍結保存するのが現在では主流となっていて、凍結胚移植の方が新鮮胚移植よりも10%も妊娠率が高くなっています。
今では日本において体外受精で産まれてくる子どもたちの内76%もの子供が凍結胚移植によって生まれてきているのです。
生まれてきた子どもたちの内、3/4が医療機関のマイナス196℃に冷やされた液体窒素タンクの中で、一定期間過ごしていたという事を想像すると、これはちょっと驚きです。

凍結胚保管の様子

胚のガラス化法ってどういうの?

それでは胚の凍結はどのように行われるのでしょうか?2006年にガラス化法(超急速ガラス化保存法)が登場しました。ヴィトリフィケーションと言います。
これは画期的な胚の凍結方法で、以前は凍結胚を融解すると、5個~20個に1個ぐらいの割合で受精卵は死んでしまいましたが、このガラス化法では胚が死んでしまうことはほとんどありません。
人間の身体は約60%が水であるといわれます。細胞も同様で、そのほとんどは水分です。このために細胞を凍らせると、細胞内に氷の結晶ができます。水は液体よりも氷になった方が体積が増えるので、氷が細胞壁を壊してしまって細胞は死んでしまうのです。受精卵も同じ細胞なので、普通に凍らせると壊れて死んでしまいます。
これを防ぐために、まず胚の内部の水を凍結保護物質(CPA)に置き換えます。胚を凍結保護物質の溶液に浸すと、胚と溶液との浸透圧の差によって、胚の中の水分が漏れ出し、胚の中には凍結保護物質が浸透します。
これにより細胞内の粘性が高まるために胚の中に結晶が形成されません。凍結保護物質は氷の結晶をつくることなく、ガラスのような状態で固まるために体積が膨張せず胚が破壊されないのです。
そのためにこの方法はガラス化法と呼ばれます。
受精卵が凍結保護物質で満たされると(細胞内のCPA濃度は50%以上に高める必要がある)、今度は一気に液体窒素へと投入して胚を凍結させます。
実際には受精卵はそれぞれ胚の質や、発育の状態により細胞膜の透過性が異なるために、胚ごとに最適な浸透処理が求められます。
受精卵はそれぞれに最適な条件での凍結保存が必要ですが、ガラス化凍結法ではそれが可能です。
胚培養士(エンブリオロジスト)はその状態を確認しながら胚を凍結させます。こうして凍結された胚は半永久的に保存することができます。

アクトワン・ActOne では、複数凍結保管された受精卵によって、1人目はもちろん、その後時期やタイミングをみながら、2人目、3人目を妊娠をすることができます。
それが可能なのは、このガラス化法という胚の凍結保存方法があるからなのです。
このガラス化法は現在では、受精卵のみならず、様々な細胞や骨髄バンクなどでも使われて、広く応用されています。

最新の技術が多胎妊娠を防ぐ

こうしてPGSと胚盤胞まで培養した受精卵を凍結保管することでの、大きなメリットは、多胎妊娠の発生を防ぐことが出来るという点にもあります。卵子提供プログラムでも、以前には体外受精の成功率を上げるために、複数の胚を子宮に移植するということが行われていました。複数の胚を移植すれば、双子や三つ子などの多胎妊娠となる可能性があります。
多胎妊娠は早産や未熟児の生まれる可能性が高いのです。多胎妊娠では、この280日に及ぶ妊娠期間を維持できない可能性がとても高いからです。
WHOによれば、妊娠期間は最終生理日から出産までを280日としています。(最終生理日から排卵までは14日ですから、受精から266日後に出産するという計算です。)
多胎妊娠は生まれてくる赤ちゃんにとっての大きなリスクとなるだけでなく、母体にも重大なリスクとなります。
PGSと胚の凍結技術の進歩は多胎妊娠のリスクを軽減するという恩恵を、卵子提供プログラムを受けるレシピエントご夫婦にたらしたのです。

凍結された受精卵はどうやって融解する?

凍結された胚を使った方が妊娠率は上がります。凍結された胚は半永久的に保存ができます。胚が凍結保管されているので、レシピエントの奥様は万全の準備を整えて、移植に臨むことができます。子宮内膜の状態もとても良好になるようにホルモン剤を使って調節していきます。移植の際には凍結された胚盤胞は融解されて、奥様の子宮に移植されます。
それではマイナス196度に凍結された受精卵をどのように融解するのでしょうか?
ガラス化法では、受精卵を凍結するにあたって、凍結保護物質(CPA)を胚に浸透させる必要がありました。なので、凍結胚の細胞内にはCPAが高濃度で存在することになります。
このような状態の細胞を通常の培養液に入れると、細胞外から大量の水分が中に流入して、細胞は膨張して破裂してしまいます。これを浸透圧障害といいます。
それを防ぐために、凍結胚の融解のためには、濃度の違う4段階の融解液を用意します。濃度の違う融解液に順番に入れることによって、浸透圧障害を防止するのです。
4段階の融解液の最後は培養液で、最終的には細胞内の凍結保護物質はすべて培養液と入れ替わるのです。
凍結胚融解のためには他にも重要なことがありあます。それは温度です。
温められて細胞がガラス化(固体)から液体へと変化する時に、細胞内には液体と固体が混在することになります。この時のわずかな体積差が、脱ガラス化時の亀裂(クラック)を発生させることがあるのです。透明帯や細胞質のクラックを防止するためには、ガラス化された胚は急速に加温する必要があります。このために凍結胚は37度に温められた融解液の中に素早く浸さなければなりません。
融解された胚は、驚くことに、すぐに成長を再開します。
まるで生命の神秘です!
この胚の発育によって、融解された胚が生きているか否かの判断ができるのです。

ハワイクリニック機材7

最新のテクノロジーが卵子提供プログラムを支えている

融解された胚盤胞は、すぐにお母さんの子宮に移植されます。移植された胚は黄体ホルモンの働きによってふかふかになったお母さんの子宮内膜に着床して、これから元気に成長していくことになるのです。
卵子提供プログラムは、このように最新のテクノロジーによって成り立ち、支えられています。エッグドナーさんからの卵子の採卵、顕微授精、胚盤胞と呼ばれる状態までの胚の培養、着床前診断(PGS)、ガラス化法による胚盤胞の凍結、胚融解、レシピエントの奥様への移植。これらすべての過程で最新の技術や療法が使われるのです。
このような理由で、卵子提供には信頼できる優秀なクリニックが求められます。アクトワン・ActOneの提携する海外4か所のクリニックはどれも素晴らしく優秀なクリニックですから、安心して卵子提供プログラムを進めることができます。
最新の理論も、最新のテクノロジーも、最新の治療法もすべてプログラムに取り入れられています。そしてそれは最新の研究に基づいて常に進歩していますので、クリニックのプロトコルも適切な時期に変更されます。
現在も高い成功率を誇るエッグドナーの協力による卵子提供プログラムは、このような絶え間ない進歩と努力によって、さらに改善されていくことでしょう。

 

日本で卵子提供を受けることができるのか?

         
卵子提供プログラムとは

日本における高齢出産の現状

現在日本では、晩婚化が進み高齢出産をされる方も多くなっています。
日本産婦人科学会の定義付けによると、高齢出産とは35歳以上の初産婦とされています。
1993年以前は「30歳以上」の初産婦と定義されていましたが、晩婚化により30歳以上の初産婦が増加したことや、WHOをはじめとした諸外国でも同様の定義付けがなされているため、35歳以上に年齢が引き上げられた経緯があります。日本では特に2000年以降、全体の初産のうち10%超が高齢出産となっており、晩産化が進んでいると言えます。
日本産婦人科学会が挙げる高年妊娠の問題点としては次のようなものがあります。

  • 妊娠しにくくなる
  • 流産率が上昇する
  • 様々な産科異常の率が上昇する

全染色体異常児の出生頻度は母親の年齢が20歳で1/526、であるのに対し、49歳では1/8です。ダウン症の出生率は20歳:1/1667ですが、49歳:1/8となっています。
(遺伝カウンセリングマニュアルより)
染色体異常があると多くの場合は着床しない、もしくは着床しても流産につながってしまいますが、中には出生に至るまで育つケースがあり、それが上記のデータとなっています。
不育外来の初診年齢別による生児獲得率も20代では64%であるのに対し、40歳以上では僅か14%となっています。年齢と共にいかに妊娠・出産が難しくなっていくかがこの数字からもわかります。

このようなことから、卵子の老化を含む何らかの原因で、妊娠の機会にめぐまれない方が年々増加しています。

日本で卵子提供を受けることができるのか?

自己卵では妊娠することが難しいとわかったけれど、それでも妊娠を強く望まれているご夫妻が、卵子提供によって妊娠することを希望されるというケースも増えています。
ただし、残念ながら現在の日本では卵子提供による妊娠を望まれるすべての方が卵子提供を受けるという事はできません。
日本で卵子提供を受ける為には、JISART:日本生殖補助医療標準化機関 の卵子提供ガイドラインの適応を受けてから卵子提供実施施設にて治療を受ける必要があります。
JISARTとは、不妊治療を専門とする生殖補助医療専門施設によって構成されている団体の事です。
JISARTを利用して卵子提供を受ける為には、まず必要書類を準備してJISARTへ申請し、審査を通過する必要があります。

卵子提供 日本

さらに、審査通過後の卵子提供実施施設でのカウンセリング開始から治療開始まで約1年かかると言われています。
また、JISARTの卵子提供ガイドラインの適応を受けるには、さまざまな条件があります。
卵子提供を受けられるのは、50歳を超えていない方で、早発性卵巣機能不全などで卵子が存在しない方です。「加齢」による不妊は対象外とされています。
JISARTのガイドラインでは、「加齢により妊娠できない夫婦でないことを必要とする。この点の具体的な判定は医師の裁量によるが、妻の年齢が50歳程度であることを目安として判断する」とあります。

6回以上の夫婦間体外受精によっても妊娠や出産に至らず、今後妊娠できる可能性が極めて低いと医師が判断した方なども該当者となります。
このケースには加齢により卵子が使えない場合も含まれていると思われますが、医師の裁量という極めて不明確な判断基準で運用されている点で分かりにくく不透明です。

さらに、卵子ドナーになる方にも条件があります。原則としては35歳未満で既に1人以上のお子様がおられる方となっています。
また、40歳未満の方も条件が整っている場合は卵子ドナーと認められる場合もあります。

このような高齢の卵子ドナーから採卵して、その卵子の提供を受けるのは、一般的な卵子提供プログラムではありえないことで、なぜこのような運用基準になっているのかは、甚だ疑問で理解に苦しみます。

JISARTのガイドラインでは、卵子提供を受けて授かったお子様には、出自を知る権利が認められています。
お子さまが成長し、遺伝学的な母親の情報を知りたいと希望すればドナー情報を開示することが義務付けられているということです。ところが、同じJISARTのガイドラインでは卵子ドナーは匿名の第三者であることが求められていて、ガイドラインが内容的に矛盾しています。

JISARTのガイドラインは卵子提供を妨げている

このように、JISARTによる卵子提供は、広く一般に門戸が開かれているものではなく、ある特定のほんの一握りの赤ちゃんを望む夫婦のためだけに存在し、すべての赤ちゃんを望む夫婦のために存在するものではありません。
このような不公平は、とうてい治療と呼べるものではなく、これはまだ実験的におこなわれているに過ぎないと言えます。
JISARTのガイドラインは卵子提供を行うためにあるのではなく、むしろ卵子提供をさせないためにあるようなものです。要するに日本における卵子提供はその程度の実績しかありません。
その為、卵子提供プログラムを受けたいと望むレシピエントご夫婦は、日本ではなく海外でプログラムを受ける、という選択となります。

海外の卵子提供の現状

海外では、卵子提供によりお子様を授かる方法も早くから受け入れられています。例えば米国では20年から30年も前から既に卵子提供が行われていて、その実績も技術の蓄積も膨大です。
米国では安心して卵子提供プログラムを受けられるようにするために、卵子提供やそれに関係する法律が整備されています。
こうして卵子提供は、一般的な不妊治療での「選択肢のひとつ」として示される、ごくごく普通の治療となっています。

卵子提供ハワイ

海外で卵子提供を受けるには

日本在住で海外での卵子提供を受けようと希望される方は、一般的にエージェントを利用します。
Act Oneアクトワンも卵子提供のプログラムをご提供する日本法人であるエージェントです。
不妊に悩むご夫婦が卵子提供プログラムに参加される事を決定すると、正式にAct Oneアクトワンと卵子提供契約書を締結します。
それから、海外渡航して、提携先のクリニックの医師の初診を受けて検査や採精を行います。
卵子提供を受けるご夫婦は海外への1次渡航と前後して、卵子ドナーの選定をおこないます。
卵子ドナーが決定すると、卵子ドナーは日本国内で事前検査を受けます。ホルモン値や卵巣機能、感染症の有無を確認するためです。すべての検査項目で問題のない方だけが、正式に卵子ドナーとなることができるのです。

正式に卵子ドナーに決定されると、卵子ドナーは海外に渡航・滞在して提携先クリニックを受診して、排卵誘発を行って採卵します。採取された卵子は、ご主人の精子と顕微授精されます。
受精卵は5日から6日間培養され、胚盤胞になったものを奥様の子宮に移植します。
海外では着床前診断(PGS)を受けることを選択することができます。PGSではすべての染色体の検査を実施しますので、遺伝子異常のない正常な胚のみを移植することが可能です。
このために胚の着床率も上がり、流産率を低下させることができるのです。PGSの結果から男女の別も判明します。ご夫婦が希望すれば、正確な男女の産み分けも可能になります。

日本で卵子提供が受けられる?

卵子提供を日本で受けられるのでしょうか?
この問に関する答えとしては、「残念ながら現在のところ、殆どすべての方は日本で卵子提供を受けることが難しい」ということになります。
それが日本の卵子提供の現状なのです。
Act Oneアクトワンとそのスタッフは、本当に必要としている方々が、本当に必要な治療を、自ら選択肢として選ぶことのできる環境になることを願っています。
まずは法律を作り、法整備を進めることが必要なのです。

 

 

卵子提供の個別面談を受けたい。卵子提供の流れを教えて欲しい。

         
アクトワンの個別面談

アクトワンでは、無料個別相談会を開催しています

弊社Act Oneアクトワンでの卵子提供プログラムの流れ、についてご説明いたします。
Act One アクトワンでの卵子提供をご希望の方、もしくは卵子提供についての説明をきいてみたいという方は、まずは弊社Webサイトの「お問い合わせ」フォームより、またはお電話にてお問い合わせください。
ご希望のお日にちを伺い、ご相談・ご面談日を決定いたします。

ご面談は、弊社株式会社Act Oneアクトワンの東京オフィスにて実施いたします。
遠方にお住いの方には大変お手数ですが、是非とも弊社東京オフィスまでお越し戴ければと思います。レンタル・オフィス使用のエージェントもある中、Act Oneアクトワンは東京・神田に登記のある日本法人です。実際にオフィスをご覧戴き、スタッフとご面談いただくことにより、安心感を持って今後のプログラムについてご検討いただけることと思います。
なお、Act Oneアクトワンでのご相談・ご面談は無料となります。

オフィス

個別面談でのご説明

ご面談では、ご依頼者様のプロフィールや健康状態、卵子提供に関するご要望などを確認させていただき、弊社の卵子提供プログラムについて詳細事項のご説明をいたします。
ご面談ではそのほかに、ご夫婦からのご相談や質問などにも一つ一つお答えしております。

  • 自己卵での治療を継続しているが、そろそろ卵子提供も視野に入れておきたい。
  • しかし、情報が少なくネット上の情報をそのまま鵜呑みにしてよいものか?
  • 卵子提供とはそもそもどのようなプログラムなのか?

等、いま、疑問・不安に感じていらっしゃること何でもご相談・ご質問下さい。

疑問やご不安が解消されるまで、何度でも無料でご面談させていただきます。メールやお電話でのご相談もいつでも承ります。どうぞご契約に関わらず上手にお使いいただければ嬉しく思います。

ご契約後の流れは?

ご面談にて、弊社の卵子提供プログラムについて十分にご理解いただけたら、弊社にてクライアント情報の登録を行い、Act Oneアクトワンとご契約をしていただきます。
ご契約をしたのち、ご希望の渡航先クリニックの予約をいたします。その後、ドナーの選択へと移ります。

卵子ドナーの選択

ドナーの選択は、ドナーの顔写真やプロフィールを確認して行います。
ドナー情報として、血液型・年齢・身長・体重・学歴・志望動機・健康状態・ご家族情報等を記載しております。

ドナーの選択に関しては、第5候補まで挙げていただくことが可能となります。
その中でご夫妻にとって優先順位の高いドナーから順にプログラム協力依頼のご連絡をいたします。

ドナーは、日本にて生理開始3日目前後に卵胞数・ホルモン値・感染症等の検査を受診し、その結果データはすべて渡航予定のクリニックへ報告します。検査結果を精査したクリニックから、ドナーとしての受け入れ許可が下りてから、渡航準備を開始します。

まず先にご夫婦が一次渡航し、ご主人様の精子の採取と凍結を行い、奥様の検査を行います。奥様の検査は移植にあたり筋腫やポリープなどのマイナス要因がないか等、子宮の状態を確認するためのものです。
その際、移植周期に内膜を整えるための薬を処方されますので、ご帰国時に持ち帰っていただきます。
その後ドナーが渡航し、現地に2週間超滞在して排卵誘発を行って卵子を採取します。

採取した卵子と精子を顕微鏡受精させます。
5日間受精卵を培養し、胚盤胞になったものを凍結保存します。

PGSもできる

ご希望があれば、着床前診断(PGS)を行うことも可能です。
着床前診断では全染色体に対しての検査を行いますので、男女の別も判明します。よってご希望により、男女の産み分けも可能となります。確実な産み分けができます。

相談室

都内のフォローアップクリニック

奥様の移植サイクルに入ってから、日本国内のクリニックで2回ほど内膜の厚さとホルモン値のチェックを受けていただき、現地クリニックへ報告します。その値によって、内膜調整に適したお薬の服用量を調節し、内膜を整えていきます。
東京都内であれば、フォローアップの為、弊社提携クリニックをご紹介させていただきます。
決定している移植日に向けて、奥様だけが移植のため二次渡航します。勿論、ご主人様とご一緒に渡航していただくことも可能です。
培養、凍結してある受精卵を奥様に移植します。

ご希望があれば、新鮮胚を移植することも可能です。
ただし新鮮胚移植では、内膜の調整や渡航日程の微妙な調整が必要になります。タイミングを合わせなければならないためです。Act Oneアクトワンでは、成功率が同様もしくは若干高くなる凍結胚移植の方をおすすめしています。

移植の後はすぐ帰国?

移植の際の現地滞在日数は約1週間です。移植翌日にはご帰国いただけますが、お時間が自由になるようでしたらゆっくり現地滞在を楽しんでいただいて構いません。移植から2週間後に血液検査にて妊娠判定を受けていただきます。妊娠していれば、お近くの病院でご出産となります。
施設の整った総合病院や母子周産期総合医療センターをご紹介することも可能です。
どんなことでもまずはAct Oneアクトワンへご相談・お問い合わせ下さい。
お待ちしております。

 

 

 

どうぞ、心と身体をいたわりながら的確で賢い不妊治療を受けて下さい。パートナーを大切に!

         
卵子提供体験談

子供が欲しいあなたを全力で応援するバタフライより☆彡

私は、不妊治療を12年続け、ついに自分の卵での妊娠を諦めて、卵提供を受けて妊娠、出産しました。私が不妊治療を開始した頃と現在とでは、隔世の感があります。以前は、不妊治療を受ける、という事はとても特別な事で、後ろめたく、容易に他言出来ない雰囲気でした。ところが今や、不妊治療関連の保険や、金融商品も登場し、不妊治療は今や堂々、時代の表舞台に躍り出ました。身近で大事な存在となった不妊治療ですが、医療分野としては新興ですので、まだまだ、変貌を遂げていくと思われます。患者は、的確で賢い選択をして、疲弊しないようにして欲しいです。私は12年間の不妊治療で、様々な医療機関に行きました。歴史が古く、日本の不妊治療の草分け的存在の病院や、全国的に有名な人気病院、カリスマ的医師が君臨する個人クリニックetc、全国あちらこちらの病院やクリニックに行き、最先端の不妊治療を探し求めました。そして得た結論は

質の良い卵、精子、母体、何より心が肝心」という事です。

現在百花撩乱の不妊治療。ホームページには、「あなたの為のオリジナルの治療をカスタマイズします」など、美辞麗句が踊っています。妊娠の実績が数字で示されていますが、数字のマジックに期待し過ぎてはいけません。高い妊娠率を誇っていても、それは、体外受精の結果としてのごく初期の妊娠も含んでいる場合がほとんどです。肝心なのは、出産までたどり着く事であって、妊娠率ではなく、出産率を確かめる必要があります。

患者のニーズに医療体制が追いついていない、というのが不妊治療の現状です。そもそも医療機関が少ないので、大変混雑して、長い待ち時間に患者のストレスはうなぎのぼり。治療そのものが大変なストレスなのに、治療にたどり着くまでのストレスが重なって、患者の心は悲鳴をあげています。患者を苦しめているものがもう一つ、費用です。不妊治療は保険外が多く、高額になるケースが多いです。私は全国の色んな病院やクリニックに行きましたが、同じ治療でも診察代が全く違うのに驚きました。卵の成長をチェックし、排卵のタイミングを探る、という不妊治療の基本中の基本の、エコー検査。これが、保険外で、1回5千円ほど必要な所もあれば、保険診療でまかなえる所もあり、なんと、エコー検査の費用は無料、という所もありました。私は、歯科もあちらこちらへ通いましたが、歯科も同様で、同じような虫歯治療を受けたのに、何故、こんなに診察代が違うのだろう?とかねてから疑問でした。不妊治療も医療機関によって、費用がかなり違います。特に、高額の体外受精は、大幅な価格差がありますので、要注意です。高い所が良い、とか、安い所はだめ、という判断は出来ません。何科であってもそうだと思いますが、医療機関を選ぶ時には、ドクターや医療機器など診療のクオリティ、費用、通いやすさなど、総合的な判断が必要で、高名なドクターであっても、自分との相性が悪ければ、治療が苦痛になってしまいます。

不妊治療は、排卵誘発剤やホルモン剤の副作用などで、身体が相当、苦しいです。心もはり裂けそうに、しんどいです。ぎりぎりの状態で踏ん張っている時に、いくら腕の良いドクターであっても、ハートの優しさが感じられなかったり、思いやりに欠ける言葉を言われたりしたら、良い卵も育ちません。不妊治療は、夫婦やカップルとドクターの三人四脚、そして、体外受精の場合には培養士も加わって、チームを組んでの治療になります。相性も大事です。

12年間の不妊治療で、人工授精や体外受精を繰り返し、10回の流産を体験し、1回の卵提供で妊娠、出産に至りました。巨額を費やし、膨大な時間と気力、そして、海に流してしまいたい程の沢山の涙を流してきました。私は、出来るだけ、私の体験を伝えて、後に続く皆さんの力になりたいと願っています。不妊治療についてのアドバイスを具体的に書きます。

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1−ー医療機関のホームページを的確に読み取る事。複数の病院、クリニックのホームページを比較検討する。美辞麗句にだまされないで。

2−—ドクターとの相性を大事にする。

3−—待ち時間が長く、やっと診察室に入れたと思っても、一人の患者にかける時間は短く、ドクターと真剣に話し合っていても、看護師がやって来てドクターの机に他の患者達のカルテをドンと置く、というのは茶飯事。なので、ドクターへの質問を簡潔に箇条書きにまとめて、メモを持って診察室に入りましょう。

4−—疑問があれば、とことん尋ねましょう。ドクターが多忙で無理なら、看護師や、培養士に尋ねましょう。出来るだけ友好的な関係を医療スタッフと築きましょう。無理してしんどい思いをして友好関係を作らなくても、医療スタッフに質問をぶつければ、あなたの熱意は伝わります。

5−—費用については、特に高度医療は、病院やクリニックによって差があるので、詳しく尋ねましょう。

6−—受精卵はできるのだけれど、胚が順調に育たない。妊娠してもすぐに流産してしまう。こんな場合には不育症検査も受けましょう。最近は、不育症治療に特化したドクターもおられます。

7−—不妊治療は、心身への副作用が相当きついです。私の場合は、排卵誘発剤やホルモン剤の大量摂取により、吐き気や抜け毛、ひどい倦怠感に悩まされました。流産の後には何度も自殺を考えました。私を救ってくれたのは、友人でした。とことん、私の悩み苦しみを我慢強く、聴いて、受け止めてくれました。何度も何度も同じ話をして泣く私のそばにずっと、じっと、居てくれました。あなたを受け止めてくれる人を大切にしましょう。

8−—頑張って、良い卵を創り上げても、大地である母体がくたびれていては、命は育ちません。私は、母体創りのために、お灸、漢方薬、高麗人参、はちみつ、そして、不妊に効くという、アメリカで売られているサプリも個人輸入していました。温泉にもよく行きました。特に、赤さび色の鉄泉が子宮や卵巣に効いた、と私は思っています。あなたが、心身を伸びやかに解放できる何か、を大切にして下さい。

9−—パートナーを大切にしましょう。私の場合、私の、赤ちゃんへの想いが強過ぎて、不妊治療に突っ走り、夫がついて来られなくて、息切れして、「もう協力出来ない。こんなしんどい思いをしてまで子供は要らない」と言い、夫婦共にとてもつらい時期が長くありました。男女が協力して、命は誕生します。夫やパートナーの意志も尊重しましょう。

不妊治療については、また、補足して書いていきたいと思っています。私の体験が、皆さんのお役に立てて、少しでも、楽に、のびのびと、不妊治療にのぞんで頂ければ嬉しいです。

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引け目を感じないで!

         
卵子提供体験談

子供が欲しいあなたを全力で応援するバタフライより☆彡

私は、卵提供を受け、高齢初産で出産しました。卵提供を受ける事を決意するまで、大変悩みましたが、今、子供と日々の喜怒哀楽を共にし、本当に、出産して良かったと実感しています。

卵提供を受けるかどうか、悩んでおられる方々に、このブログが何らか、力になればHappyです。

前回のブログで、「周囲があなたを母親にしてくれます」と書きましたが、とても大事な事ですのでもう少し、補足します。私が声を大にして強調したいのが「卵が自分のものでないからといって、ひけめを感じないで欲しい」という事です。私自身が妊娠中からずっと、ひけめを感じて何だか肩身の狭い思いをしていたのですが、結局は杞憂だと分かりました。妊娠中の産婦人科でも、出産前後も、育児中の現在も、どの時期でも、差別されたり、特別扱いされる事はありませんでした。そしてこれは、養子を育てておられる方も同じだと思います。プロセスがどうあれ、大切な命を育む母親は、母親です。母親に差異も優劣も有りません。

段階毎に、具体的に述べていきます。まず、妊娠初期ですが、私の場合、不妊治療の時期が長く、卵提供前後のケアも不妊治療のドクターにお願いしていましたので、何ら心配はありませんでした。私が緊張したのは、不妊治療の専門病院から一般総合病院への転院時でした。高齢初産のハイリスク妊婦ですので、出産時のトラブルに対応出来るよう、診療科目が揃っている総合病院へ移りました。初診時に卵提供を受けての妊娠である事を伝えました。妊娠経過を特別に注視されるかも?卵提供による妊娠、出産はまだ臨床データが少ないので、様々な検査をされてモルモット的に扱われるかも?夫が呼び出され、ドクターとの三者面談が何回もあるのでは?etc、不安で疑心暗鬼、大変しんどい思いをしましたが結局、何もありませんでした。他の妊婦と全く同じで、妊婦健診も通常通り、そして、夫との三者面談は、一切ありませんでした。私は自然分娩からスタートしましたが難産となり、緊急帝王切開で出産しました。

手術後、自然分娩から帝王切開に切り替えた経緯及び、手術内容、結果についてドクターから夫に対して説明があり、結局、夫とドクターの面談はその1回きりでした。私が出産した病院は、多胎や、持病があるなどのハイリスクの妊婦が多く、私は持病もなく妊娠経過も問題なかったので、特別扱いを一切されませんでした。特別扱いされない事は、とても楽で、安堵出来ました。卵提供について病院に伝えるかどうか、はケースバイケースで判断されれば良いと思います。

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前回のブログで書きましたように、出産後、「お母さん、お乳をあげて」「お母さん、おむつを替えて下さい」「沐浴の練習をしましょう、お母さん」という風に、「お母さん」を、連呼されて、周囲が母親にしてくれます。産後すぐから、病室のベッドとベビールームを行ったり来たりして、2時間おきの授乳やおむつ替えの多忙な時期を過ごします。その際に、「この人は、卵提供を受けてママになった人だから」といったような差別は、一切有りません。全員が、同列で母親です。一人目の出産なのか、二人目以降か、育児の手際の良さの差は歴然とありますが、生まれたての、ほんのちょっとした事で壊れてしまいそうな、しかし強い生命力に輝く圧倒的な存在感の赤ちゃんを前にして、自分の卵かどうかなど、無意味で、ドクターにも助産師さん達にも、何も言われませんでした。母親が差別される事は一切ありません。卵が自分のものでなくても、どうぞ、ひけめを感じたり、肩身の狭い思いをしないで下さい。母親は、皆、母親です。

私は帝王切開で産みました。帝王切開で出産した人の中には、ひけめを感じたり、特に、予定帝王切開ゆえに陣痛を体験しなかった人の中には、一人前の出産が出来なかった、と後悔したり自分を責めたりする人がいます。私は何度も流産していて、そのたびに、自分が赤ちゃんを殺してしまった、と自分を責めさいなみました。ですので、帝王切開で出産した人が自分を責める気持ちは痛いほどよく分かります。私の心にも刺さります。

どうぞ、自分を責めないで下さい。「結婚してやっと一人前」「結婚したら、子供を産んで一人前」「自然分娩で産んで当たり前」「自分の卵で当たり前。他人の卵を貰うなんてとんでもない」「母親は、自分を犠牲にして、家庭を守り子育てに専心して当たり前」一人前や当たり前。もう、こんな紋切り型の固定概念に縛られるのはやめましょう。楽になりましょう。楽になって良いのです。2017年の今、女性の生き方の選択肢は実に多彩になったにもかかわらず、まだまだ、女性に限らず、男性の生き方も含めて、人生に対する偏狭な考えが根強く存在します。しかし、もう、「立派な一人前にならなきゃ」という拘束から自由になりましょう。楽に、生きましょう。

ベビールームで、数人のママ達と一緒に、お乳をあげていました。私を含め新米ママ達は、赤ちゃんの抱っこも覚束なく、上手にお乳をふくませられなくて、抱っこの角度をあれこれ変えてみたり、四苦八苦。赤ちゃんはお乳を吸う力が弱く、すぐに寝入ってしまうので、助産師さんに指導を受けながら赤ちゃんをくすぐったりして目覚めさせ、懸命に授乳していました。私の隣はインド人のママでした。上手な日本語で、「どうして赤ちゃんはすぐ寝てしまうの、お乳を飲んでほしいのに」と言い、母国語で子守唄を歌っていました。

すぐ隣の分娩室から、その日、5人目の産声が聞こえてきました。お産が多いと言われる満月の晩でした。産声が聞こえると、ママ達が「あ、産まれた」とつぶやき、今、自分の腕の中にいる赤ちゃんや、たった今、命を芽生えさせた赤ちゃんについて、皆、めいめいの想いを巡らせているのが、伝わってきます。母親に差異は有りません。赤ちゃんにも差異はありません。懸命に生きていこうとしている皆の心を、満月が照らした晩でした。

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大丈夫。卵子提供を受けても、本当のママになれます!

         
卵子提供体験談

子供が欲しいあなたを全力で応援するバタフライより☆彡

私は、卵子提供を受けて母親になりました。不妊治療を12年間続け、10回妊娠、10回とも初期流産しました。不妊、不育両方の体質でした。

全く妊娠しないのなら諦めもつくのですが、妊娠はするので、自分の卵で妊娠したい、という気持ちが強く、12年間も不妊治療を続ける事になったのです。

不妊治療では毎月、自分の卵をエコー検査でチェックします。高齢になり、だんだん、卵の数が減り、なかなか大きくならないようになってきました。このまま自分の卵に執着していたら、いずれ卵が出来なくなって、妊娠を決定的に諦めざるを得なくなる。自問自答を繰り返しました。自分の卵がゼロになるまで続けるか、卵子提供を受けるか、どっちにする?

不妊、不育、両方の検査も受けてきました。主治医の見解は「妊娠を維持出来ないのは、高齢による、卵の質の低下」というものでした。セカンドオピニオンを求めて他院にも行きましたが、同様の返答でした。

養子縁組をしようか、「こうのとりのゆりかご」に連絡して、預けられた赤ちゃんを私達の子供にしようかetc、色んな選択肢を考えて悩みに悩んだ末、卵子提供を受ける決意をしました。理由は3点です

1——養子なら夫婦との血縁は無いが、卵子提供なら、夫の精子を活かせる

2——自分が妊娠、出産を体験出来る

3——養子なら戸籍に養子と記載され、いつか子供がそれを見る心配があるが、自分で産めば、その心配は無い

以上の理由で、卵子提供を受けると決めました。そこからがまた、大変な作業の連続でした。斡旋会社選び、何より、ドナーさんとのマッチング。渡航。移植前後の自分の治療を受け持ってくれる病院、ドクターへの説明。移植、妊娠に備えての身体作りーーーー

それらについては今後また随時、具体的に分かりやすく書いていきたいと思っています。この原稿では、一番伝えたいことを書きます。

「卵子提供を受けても、本当のママになれますよ、大丈夫!!」

私自身、一番悩んでいた点はそこです。自分が苦労して妊娠、出産したにもかかわらず、遺伝的つながりは無い。自分と似ていない子供を本当に愛せるだろうか?育児は大変な重労働。自分のDNAを受け継いでいない子を本当に慈しめるだろうか?

出産前のそんな悩みに対して育児中の今、断言できます。

この子は、愛おしい愛おしい私の子。出産前の心配は全くの杞憂です

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そう思える理由を具体的に書きます。養子縁組した家族4人のドキュメンタリーを観た事があります。夫婦に、親がそれぞれ違う2人の子供達。4人全員、血縁はありません。でも、4人皆、とても似ているのです。顔かたちではなく、全身のたたずまいが、似通っていて、調和しておられたのです。遺伝子ではなく、日々の生活を共にしていく中で、喜怒哀楽を一緒に体験して、共に喜び、悩み、泣いたり怒ったり笑い合ったりする積み重ねが、家族を家族たらしめ、似させていくのだと実感しました。

私の場合、卵子提供の事情を伝えていない方々からも「雰囲気はお父さん似で目はお母さん似ですね」とよく言われます。

自分で妊娠出来る事も、卵子提供の大きなメリットです。妊娠期間に、健診を受け、妊婦としての経験を重ねる事で、母親としての意識を高めていけます。

そして、「大丈夫!!本当のママになれます!!」と私が強く断言する最大の理由は「自分自身ではなく、周囲がママにしてくれる」という事実です。出産直前まで、私達は妊婦で、氏名で呼ばれます。ところが、出産直後から、「お母さん」と呼ばれます。いきなりの変化です。そこからは、「お母さん、お乳をあげて」「お母さん、おむつを変えて」「沐浴の練習をしましょう、お母さん」「お母さん、しっかり抱いて」「体調はどうですか、お母さん」「あ、赤ちゃんがママを見て笑ったね」etc

出産後、退院するまで、ドクターや助産師さん達から、とにかく、お母さん、ママ、と連呼され続けます

その後の育児生活でも、お世話になる保健師さん、保育士さん、スーパーで出会う方々、近所の皆さん、お出かけ先でエレベーターで乗り合わせた方々などなど、ありとあらゆる皆さんから、お母さん、ママ、と呼ばれ続けます。それは一生、続きます。

出産直後で心身共に大変不安定な時期、周囲の方々があなたに「お母さん、子育て大変でしょう。頑張ってね」と言って下さいます。皆さんがあなたを母親にして下さいます。そして、色んな不安を最大限に払拭してくれるのは我が子です。母親を無垢な心で信頼し、身を預けてくる子。もちろん、育児はバラ色では有りません.私は、産後高血圧に悩まされ、心身のバランスが乱れに乱れ、しょっちゅう、泣いていました。でも、私が泣くと、子供がものすごく悲しそうな顔をするのです。私は涙を見せないよう踏ん張ります。最も強力に、あなたを母親にしてくれるのは、子供自身です。

21世紀の今、家族の形態は多様化し、ライフプランも選択肢がいっぱい有ります。その中で卵子提供を受けようか悩んでおられる方々に、私の体験、考えがお役に立てればとてもhappyです。

移植から2年後、保育園の運動会で我が子と一緒に、かけっこをしました。手をつないで20メートルほどよちよち進んで、アンパンマンせんべいをゲットするのです。グラウウンドで二人で見上げた青空と、2年前の移植の時に、異国の地で一人で見上げた空を比べて、世界じゅう、空は自由に広がってつながっている、と思いました。

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卵子提供を受ける前に女性ホルモンの仕組みを知っておこう!

         
ドナー事前検査

あなたの女性ホルモンは乱れていませんか?

女性ホルモンは妊娠・出産ができる体を作るためのものです。女性ホルモンは女性の体を守り、コントロールしているので、女性ホルモンがちゃんと働いているかを知ることはとっても大切なことです。
アクトワンの卵子提供プログラムでも女性ホルモンが正常に働くように、コントロールしていきますが、その前提として、こんなことがあってはいけません。

・無理なダイエット

・ハードな運動

・過度なストレス

・大幅な体重増加

・喫煙している

・毎日睡眠不足

これらは、女性ホルモンを乱す大敵です。あなたには思い当たることはありませんか?それでは女性ホルモンが正常に働いているかを知るにはどうしたら良いのでしょう?
それは簡単。毎月の生理を見てみればよいのです。

・周期が不安定

・経血量が減った

・月経が60日以上こない

・基礎体温が2相になっていない

こんな症状があったら、あなたの女性ホルモンは乱れているかも知れません。また卵巣機能の低下や子宮筋腫などの病気の可能性もありますので、気になる方は婦人科を受診して下さい。

女性ホルモンの分泌と仕組み

女性ホルモンは2種類あります。1つはエストロゲン、2つめはプロゲステロンです。
1つめのエストロゲン(卵胞ホルモン)は女性らしさを作るホルモンです。女性の肌や髪をきれいにし、骨や血管を守ります。また自立神経を安定させるなど女性の味方です。
2つめのプロゲステロン(黄体ホルモン)は妊娠を助けるホルモンです。子宮内膜をふかふかに厚くして受精卵の着床を助けます。そして妊娠を維持。体温を上げる働きもあります。
それでは、女性ホルモンの分泌の仕組みと月経の状態を解説します。

①脳の視床下部にある、ホルモンの司令塔からGnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)が分泌されます。

②このGnRHの司令があると、脳下垂体からゴナドトロピン(性腺刺激ホルモン)が分泌されます。ゴナドトロピンにはFSH(卵胞刺激ホルモン)とLH(黄体形成ホルモン)があります。

③FSHは卵巣内の卵胞を発育させます。卵胞が発育してくると、卵を包んでいる外側の膜である顆粒膜細胞がエストロゲン(卵胞ホルモン)を産生します。エストロゲンは徐々に増えていきますが、このうちエストロゲンの一つであるエストラジオールの増加が脳下垂体に伝えられます。

④エストラジオールの増加が脳下垂体に伝えられると脳下垂体からLHの大量放出が起こります。これをLHサージ(LH Surge) と言います。サージとは急増という意味です。LHサージが起こるとFSHにより大きく育った主席卵胞(2センチ程)は破裂して排卵します。
排卵後、卵巣に残った顆粒膜細胞は黄体となりLHの刺激によって、プロゲステロン(黄体ホルモン)が産生されます。黄体は別にエストラジオールも産生しますので、エストラジオールの分泌は2峰性を持ち、2こぶラクダと呼ばれます。

⑤一方子宮では、卵巣で分泌されるエストロゲンによって子宮内膜が形成され、さらにプロゲステロンによって厚くふかふかの状態になります。受精卵が着床しやすい状態にします。

⑥実際に受精卵の着床がなく、妊娠しなければ子宮内膜は剥がれ落ち月経となります。
このように女性ホルモンの分泌には脳と卵巣の密接な連携プレーが必要です。普段健康体のあなた。卵巣になんの異常もないのに、様々な要因が重なって脳との連携プレーが上手くいかずに生理不順になっている場合もありますので、時々チェックすることを忘れずに心がけましょう。

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基礎体温を測ってわかること

なんとなく生理が不安定、生理の周期が乱れている、月経がこない・・・このようなことはありませんか?
そんな時は基礎体温を測ってみましょう。女性ホルモンの働きが正常かどうかを見極めるには、基礎体温の測定がとても有効です。いきなり婦人科に行くのはちょっと気がひけるというあなた。まずは基礎体温を継続的に測ってみましょう。
基礎体温とは朝目覚めた時の、最も安静な状態で、舌下で測定した体温のことです。これは1日のうちで最も低い体温です。0.01℃刻みの婦人体温計で覚醒後、起床前に舌下で検温します。起床前の体温であれば良いので、必ずしも同一時刻に測る必要はありません。最近のデジタル体温計にはデータを自動で記録してくれるものもありますので、いろいろ比べてから購入すると良いと思います。
女性の体は月経周期に合わせて低温期と高温期の2相に分かれています。女性ホルモンの内、プロゲステロンには体温を上げる働きがあります。排卵後、卵巣から分泌されるプロゲステロンは脳の視床下部の体温中枢に作用するので、体温上昇が起こるのです。
このフィードバックの仕組みが上手く働かないと、女性ホルモンの波が乱れてるということになります。

基礎体温グラフの形状について

①低温期だけが続き高温期がない:これは月経はあっても排卵がない状態です。排卵がないとプロゲステロンが分泌されないので、体温が上がりません。排卵がないので妊娠もできません。

②高温期が10日以内で短い:これは排卵はあっても、プロゲステロンの分泌が不十分な状態です。子宮内膜が十分厚くならないので、受精卵が着床しにくくなっていて、妊娠が難しい状態です。

③低温期が約2週間あり、その後高温期が約2週間続く:これは正常な状態です。エストロゲンが増える低温期が約2週間あり、排卵を挟んでプロゲステロンが増える高温期が約2週間あります。低温期と高温期の温度差は0.3℃以上必要です。

さて、あたなたのリズムはどの状態に近いでしょうか?

基礎体温のグラフがフラットだったり、不規則にギザギザだったり、高温期が短かったりする人は、毎日の生活を振り返って見る必要があります。無理なダイエット、ハードな運動はしていませんか?疲労の蓄積、精神的なストレスはありませんか?こうした原因がないけれど基礎体温が正常でない人、生活は改善したけれど基礎体温が正常でない人は婦人科でホルモン検査を受けることも検討しましょうね。

エストロゲンにはプラス面もマイナス面もある

女性ホルモンのエストロゲンは、肌や髪をきれいにしたり、骨や血管を守り、自立神経を安定させる働きがあることは、前に書きました。エストロゲンはまさに女性にとっては守護神のような存在です。
一方で乳がんや子宮がんのリスクを増やし、子宮筋腫や子宮内膜症の原因となり、月経痛やPMS (プレ・メンス・シンドローム)を引き起こします。
エストロゲンにはプラス面もマイナス面もあるのです。女性の体に深く関わり、ホルモンの波で女性を翻弄する女性ホルモン。
この女性ホルモンのエストロゲンですが、一生のお付き合いかというと、そうではありません。エストロゲンが女性の体をコントロールしているのは、初潮から閉経までの約40年間です。
個人差はありますが、女性ホルモンは30歳を過ぎると徐々に減少していきます。女性ホルモンの減少はまず妊娠力の低下に現れます。

顕微鏡

卵子が育って排卵する仕組み

女性がお母さんのお腹の中にいる胎児の時に、卵母細胞は実に700万個の卵子を作り、その後卵母細胞自体はそこで消えてしまします。つまり卵子はその時に作られたものが全てで、その後は新しく作られないのです。
卵子は女性が生まれる前に作られますから、卵子の年齢は女性の年齢+1歳と考えると良いでしょう。例えばあなたが、40歳であるなら、卵子は全て41歳。女性とともに、卵子も同様に年齢を重ねて年を取るのです。
700万個あった卵子ですが段々と減っていき、その後初潮を迎える頃には20万個程になっています。この20万個の卵子は閉経時にはゼロ個となりますが、その過程はこうです。
卵巣では生理周期とは無関係に1日平均30個から40個の卵子が育ち始めますが、そのほとんどはすぐに消えてしまいます。
数ヶ月くらい成長を続けた卵子は医師が目で観察できるくらいの大きさとなります。卵胞期初めの卵巣には15個から20個程度の卵胞が観察されて、1日に1.5~2ミリずつ大きくなります。
卵胞が1センチほどになると、その内一番大きな卵胞が主席卵胞となりさらに大きく育ちますが、残りの卵胞は全てしぼんで消えてしまうのです。
こうして主席卵胞は約2センチ程まで成長し排卵します。つまり排卵するまで成長することのできる卵子はとても少なくて、初潮の頃に存在した約20万個の卵子の内、0.2%程度しかありません。
こうして、毎日卵子の数が減少するために年齢が高い女性では卵子の在庫が少なくなります。
特に37歳ごろからは急速に減少し、妊娠しにくくなります。
上記のような、たくさんの卵子の中から排卵に至る1つの卵子を選ぶというシステムが維持できなくなるのです。

卵子の減少=女性ホルモンの減少

卵子の減少は卵巣機能の低下、女性ホルモンの減少を意味します。個人差がありますが、一般的に妊娠力が低下し始めるのは平均31歳、不妊が始まるのは41歳、月経不順となるのが46歳、閉経は平均51歳です。
毎月きちんと月経が来ているから妊娠できると思っている人は多いですが、閉経の10年前には不妊が始まっています。
あなたが妊娠・出産を望むなら、こうした女性ホルモンの減少と妊娠力の低下を念頭において人生設計をする必要がありますね。

更年期症状とはなんでしょう

これまで女性ホルモン分泌には脳と卵巣の密接な連携プレーが必要だと書きました。
実は更年期の不調はこの卵巣と脳の連携プレーが乱れることによって起こります。
年齢が高くなって卵子の数が少なくなると、卵胞から産生されるエストロゲンの量が減ります。すると脳下垂体はFSH(卵胞刺激ホルモン)の量が足りないのかなと思って、どんどんFSHを分泌してその量を増やします。
卵巣は頑張ってエストロゲンを分泌しますが、その司令に答えられなくなり、やがてその強い刺激に無反応になっていきます。ホルモンと自律神経の中枢は同じ視床下部にあるので、ホルモン中枢が混乱すると、自律神経も混乱が及んで、発汗やのぼせ、動悸、イライラなどの自立神経失調症状が現れてきます。これが更年期症状の仕組みです。
そのため、更年期症状の緩和にはエストラジオールが使われます。そして、FSHの値の高い40代の女性の不妊治療にもエストラジオールが使われるのです。
投薬によって脳は卵胞が育ってきたと感じて、FSHの分泌を抑えるので卵子が本来の力を出せるようになるのです。過剰なFSHは卵巣の機能を返って妨げてしまうようです。

閉経は女性の新たなライフステージの始まり

最終的には閉経し、女性ホルモンは出なくなります。体がそれに慣れるまでは症状が辛い人もあるでしょうが、通常は閉経後3~5年で症状は落ち着いて、女性ホルモンが卵巣から分泌されないことが当たり前になり、脳も体もその状態に慣れていきます。
どうしても辛い人はHRT(ホルモン補充療法)も検討しましょう。
こうして女性ホルモンについていろいろと書いてきましたが、閉経については65%もの女性が生理から開放されたと前向きに捉えているようです。
女性にとって閉経は新たなライフステージの始まりでもあるのです!

 

 

卵子提供を秘密にすることはできるのか?

         
卵子提供日本

女性の晩婚化の影響で

数十年ほど前の日本では、20代前半から中盤という比較的若いうちに妊娠・出産をすることが当たり前で、25歳の女性がクリスマスケーキなどと例えられたり、親戚のおばさんがしつこくお見合いを勧めるなど、世間的にも社会的にもそれを受け入れる風潮がありました。

しかし、1985年に制定され、翌1986年4月に施行された「男女雇用機会均等法」:雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律 を受け、女性の社会での役割・働き方に変化が生じました。
女性も社会で男性と同じように働くことが一般的になり、それに伴い晩婚化の傾向が強くなりました。
この男女雇用機会均等法は、女性達を従来の日本男性的な働き方に引き入れるものであったため、女性達にとって「家庭と仕事の両立」=真の意味での共働き社会を実現できるようなものではなかったのです。

日本において「男性的な働き方」をするためには、家庭に主婦・妻・母がいて初めて可能になる、という場合が多いのです。
夫婦ともに残業が常態化したワーキングスタイルでは文化的な家庭生活が営める可能性は低いのではないでしょうか。昇進で更なるハードワークとなる、或いは転勤で別居か離職を選択せざるを得ない等の可能性があれば子育てや自分自身のキャリア構築の見通しも立てづらくなります。

高年齢出産と卵子の老化

結果、妊娠・出産を考え始めるタイミングもある程度キャリア構築が落ち着いた30代に入ってからという高齢出産になるケースが増えてきています。そして自然妊娠では難しく、不妊治療を開始する年齢も30代半ば以降、という方が多いのも実情です。
高齢出産にはさまざまなリスクが伴いますが、なにより卵子の老化のため、妊娠そのものが難しくなるという問題があります。

卵子が老化することによって受精しにくくなる、または受精しても順調に分裂が進まず着床できる胚にならない、といったことがおこります。
38歳では胚盤胞の50%が遺伝子異常。43歳では胚盤胞の実に90%が遺伝子異常であるとのデータがあります。
遺伝子異常がある胚は着床しない、もしくは着床してもすぐに流産となってしまうことが分かっています。

そこで、第三者の若い卵子を使って体外受精をする、卵子提供という方法を選ぶ方もいます。

 

インキュベーター

日本における卵子提供の位置付け

日本では、卵子提供による生殖補助医療は2003年の厚生労働省の報告書で、一部条件付きで認められました。
それ以降、卵子提供による妊娠は増加しています。

ただ、日本で受けるにはあまりにも厳しい条件が付加されているため、妊娠を望む多くの女性たちは日本での卵子提供を諦めざるを得ません。
そこで、卵子提供を望むご夫婦の中には、まわりに知られずに海外での卵子提供を受けたいと考える方が少なくありません。

不妊で悩んでいることを知られたくない、卵子提供という妊娠方法に抵抗がある、将来子供に、卵子提供によって産まれたのだということを知られたくないなど、まわりに知られずに卵子提供を受けたい理由はさまざまです。
実のご両親にもご相談されないというご夫婦が大半です。心配をかけたくない、というお気持ちが伺われます。

確かに卵子提供にはいまだ誤解が多く、卵子提供による妊娠だということが知られれば、卵子提供を選んだ女性自身やそのお子様までもが偏見の目でみられてしまうのではないか、との不安を持つ方が多いのも事実です。
出産の際に卵子提供であることを告げると、出産を断られるのではないか?と危惧される声もよく聞きます。
しかし、近年日本でも卵子提供で生まれるお子さんは増加していますので、医療機関側も必然的に多くの症例を取り扱っています。
よって、卵子提供での妊娠を告げても出産ができないといったことはない、と言ってよいでしょう。

卵子提供を秘密にすることができるのか?

では、卵子提供による生殖医療は、まわりに知られずに受けることができるのでしょうか。
生殖補助医療に関わる医師には守秘義務があります。
そのため、卵子提供を受けた患者さんの名前や生年月日、住所などはもちろん、治療経緯なども外部に漏えいすることは禁止されています。

特にAct Oneアクトワンがご提供している海外での卵子提供プログラムの提携クリニックはコンプライアンスのしっかりした優秀なクリニックです。
患者さまの情報の取扱は厳重です。
また提供を受けた側だけでなく、提供者の個人情報についても同様に守秘義務があるため、提供者の健康状態や身長体重など、客観的な身体的特徴は知ることができても、プライベートな情報についてまでは提供を受ける側も知ることはできません。

このように、卵子提供は受ける側も提供する側もプライバシーはしっかりと保護されています。
更に株式会社Act Oneでは、徹底した情報セキュリティによって患者さんの個人情報は厳重に守られています。
そのため、安心してまわりに知られずに、卵子提供による生殖補助医療を受けることができます。
まわりに知られずに卵子提供を受けたいとお考えの方は、ぜひ一度Act Oneへご相談ください。当社では、ご依頼者様のご要望に応じて、最適な卵子提供プランをご提案させていただきます。

 

 

 

 

卵子提供の成功率を上げるにはビタミンDが有効

         
ビタミンDと卵子提供

あなたのビタミンDは足りていますか?

現在日本人女性の3人に2人はビタミンDが不足、4人に1人が欠乏という状態だと言われています。
ビタミンDの不足の理由は紫外線にあります。ビタミンDは皮膚に当たる紫外線によって作られますが、女性は一般的にシミを避けるために、紫外線をガードします。化粧品、日傘の使用、さらにインドアを好むライフスタイルなどですね。結果として日本人女性の大半が、ビタミンD不足に陥っているとのことです。
ビタミンD血中濃度は体外受精の治療成績だけでなく、妊娠、出産のリスクや出生児の健康にも関連するという様々な研究報告があるので、妊娠、出産を望む女性はビタミンD不足に注意する必要があります。
このことは、ビタミンDの不足が卵子提供の成功率を左右することを示しています。
ビタミンDは紫外線を浴びて体内でつくられる他、魚やしいたけなどの食品から摂取出来る他、サプリメントとして補充するのもよいでしょう。
あなたのビタミンDは足りているでしょうか?

ビタミンD不足は初期流産のリスク上昇と関連

初期流産の原因の多くは受精卵の染色体異常によるものなので、防ぎようがありません。しかし、原因が母体にある初期流産もあります。例えば過度の飲酒や肥満、重いものを持ち上げたり、夜勤したりなどの影響によるものです。
初期流産の母体側の原因として、ビタミンD不足もその1つではないか?ということを調査した研究があります。
南デンマーク地域のオーデンセ市の妊娠22週までの妊婦さん1,684名の血液を調べ血中のビタミンD濃度とその後の流産のリスクの関係を調べた研究です。
この結果、妊娠初期の流産は25名で、ビタミンDが不足している妊婦は、初期流産のリスクが、2.5倍だったことが分かったのです。なぜこのようなことが起こるのでしょうか?
その理由はこうです。
胎児は母体にとって半分異物であり、母体の免疫反応は異物を排除しようとしますので、胎児に対しては母体の免疫反応が抑制されなければなりません。

ビタミンDは免疫調整に深く関わっていることから、ビタミンDが不足することで免疫調整がうまく働かなくため、流産のリスクが高まるのです。
一方、妊娠中期の流産は33名で、中期の流産のリスクはビタミンD濃度と関連しませんでした。
この研究の結果、ビタミンDが流産予防に働くメカニズムは妊娠初期特有のものであるということが分かりました。
今回の研究成果に基づけば、ビタミンDの免疫調整作用を介しての習慣流産を予防できる可能性があります。
ハワイでアクトワンの卵子提供プログラムを受けられる奥様は、妊婦さん用(胎児期用)のマルチビタミンを服用していただきます。このマルチビタミンには、十分な量のビタミンDが含まれていますので、習慣流産の予防にも役立っているのです。
そしてビタミンDはホルモン調整因子として生殖機能全般に深く関わっているため、ビタミンDの不足によって体外受精の治療成績が低下することも、AMHの値が低くなることもあります。

ビタミンDと体外受精の成功率

それでは、ビタミンDと体外受精の成功率との関係はどうでしょうか?
マウスなどの実験では、ビタミンD欠乏が卵胞発育や排卵の障害になることが分かり、ビタミンDがその生殖機能にも深く関わっていることがわかってきました。
それではヒトではどうなのでしょう?
ハーバード公衆衛生大学院の研究チームは、体外受精に臨む100名の女性に対し、ビタミンD血液中濃度を測定し、その後の治療成績との関連を調べました。
その結果、最もビタミンDの血中濃度が高かったグループの女性は最も低かったグループの女性に比べて体外受精の成功率(受精率)が11%高いことがわかりました。
またビタミンDの血中濃度が増加すると受精率が19%高くなることもがわかりました
ところが、ビタミンDの血中濃度は妊娠率や出産率とは関連しませんでした。
体内のビタミンD濃度は体外受精受精率には関連するものの、ビタミンD濃度は妊娠率や出産率には関係しないことが分かったのです。

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ビタミンDと子宮筋腫の関係性

ビタミンDは日光にあたると紫外線の作用により、体内でコレステロールから合成することが出来ます。
ビタミンDはカルシウムの吸収を促進するため、健康な骨をつくるためには欠かせないビタミンである他、ビタミンD濃度が高い高い人は低い人に比べて大腸ガンになりにくいとか、ビタミンDはインスリンの分泌促進にも関わっていることからビタミンD濃度が低いと糖尿病にかかりやすいと言われています。
最近は生殖医療の分野でも研究によってビタミンDが様々な働きをしていることが判ってきました。ビタミンDは卵胞の形成や受精卵の子宮への着床に有利に働きますし、また妊娠中の合併症の軽減につながったりと最近最も注目度が高いのです。
ビタミンDと子宮筋腫の関係性はどうでしょうか?
子宮筋腫は一般的によくある子宮の良性腫瘍です。アメリカ国立環境衛生研究所の子宮筋腫研究では、1996年~1999年にワシントンDCに住む35~49歳の女性1,036名を対象に、超音波検査で子宮筋腫の有無を診断し、血中のビタミンD濃度と1日に太陽光にあたる時間との関係を調べました。
その結果、ビタミンDの血中濃度が十分な女性は不足している女性に比べて子宮筋腫のリスクが32%低く、1日に日光に1時間以上あたる女性も子宮筋腫のリスクが40%低いことがわかりました。
この調査からビタミンD欠乏症が子宮筋腫のリスクを増加させることが明らかになったのです。
現在日本人女性の3人に2人はビタミンDが不足、4人に1人が欠乏という状態だと言われています。つまり、90%を超える日本人女性にビタミンDが、不足しています。
でも、1日に1時間以上も日光にあたるなど、とても無理!
ならば、魚やしいたけなどの食品からビタミンDを摂取したり、サプリメントを活用して補充するのがよいでしょう。

ビタミンDと男性の精子異常の関係性

コペンハーゲン大学、発達・生殖科のマーティン・ブロンベルグ・ジェンセン博士らは最近、健康な男性300人を対象に精子の運動能力と血中ビタミンDの関係を調べました。
ジェンセン博士は調査したデンマークの健常人男性の約44%がビタミンD不足であったため、デンマークにおける高い不妊率の原因の一つがビタミンDの不足である可能性を考えたのです。
これはデンマーク人だけでなく、日本人にもあてはまります。日本人男性の約40%がビタミンD不足との調査結果もあることから、日本における不妊原因の一つが男性のビタミンD不足である可能性があるのです。
博士らの研究によると血中のビタミンD濃度が高ければ高いほど、精子の運動が活発で、正常な形態の精子が多く観察されました。
そして精子に活性型ビタミンDを添加すると、精子の運動能力が改善することが分かったのです。これは精子にビタミンD受容体があるためと考えられます。
卵子提供プログラムには、ご主人様の精子を使います。この研究から卵子提供プログラムを成功に導くためにはご主人様がビタミンD不足にならないように、注意する必要があると分かります。
ビタミンDは紫外線を受けて皮膚で合成されます。このためビタミンDを作るためには、積極的に外出して日光浴することがとても大切です。
秋から冬にかけては紫外線が弱くなると、血中のビタミンD濃度が低下することが知られています。ビタミンDは骨だけではなく、免疫、筋肉、脳機能を健康に保つ重要なビタミンで、体内調節システムとして働くホルモンのような作用があることも明らかとなりました。
ビタミンDが豊富に含まれるアン肝、サーモン、しらす干しなどの魚類や、きくらげ、干ししいたけなどの食材を摂取することでもビタミンD不足を予防できます。
これまで男性不妊といえば、ビタミンE、ビタミンB12、亜鉛、セレン、アルギニンなどの栄養素の摂取が推奨されてきました。これからはビタミンDの摂取も必要ということです。
みなさん、ビタミンDが不足しないように積極的にビタミンDを摂りましょう。

ビタミンD製剤はいつ服用するのが良いでしょう?

ビタミンDが低下している方で、ビタミンDをサプリメントなどで服用してもあまりビタミンD濃度が増加しない方がいます。それはビタミンDを服用するタイミングと関係があるのでしょうか?
それを調べた研究が米国にあります。
ビタミンD製剤を飲んでもビタミンD濃度が改善しなかった男女17名を対象に、ビタミンD製剤を飲むタイミングを変えてみました。
多くの方が食事前や軽い食事の後にビタミンD製剤を飲んでいました。
これを1日のうちで一番食べた食事の後に変えたところ、血液中のビタミンD濃度は大きく改善したのです。
ビタミンDは脂溶性ビタミンなので、食事の摂り方と関係があるのではないかという推察のもとに行われた研究です。
この研究からはビタミンDはたくさん食べた後に摂取することが有効であることが分かります。
これはビタミンDが脂溶性のビタミンのために、ディナーのような脂質が多く含まれている食事の後に摂取すると、吸収がよくなると考えられるのです。
このことからビタミンD製剤はディナーの後に服用するのが良いと思われます。
ビタミンD欠乏症は、骨とミネラル代謝のみならず、心血管疾患や免疫系や癌との関連があると言われています。
ビタミンD製剤は飲むタイミングが重要なのですね。