卵子提供、失敗しても諦めずに妊娠した方の体験談

       

不妊治療のクリニックの成功率を確認しよう

タイミング法や人工授精、体外受精・顕微授精など、長い不妊治療の間にはさまざまな方法を試されるでしょう。
体外受精は卵巣から直接採卵をする為に、排卵を促す目的でホルモン剤を使用するため、身体に負担がかかります。
また、治療の為の費用も顕微授精では1回あたり30万〜70万円かかります。経済的にも大きな負担です。
治療が長引くことによって、精神的に追い詰められる方も少なくはありません。
不妊治療は「出口のないトンネル」によく例えられます。辛い治療の繰り返しですが、「やめてしまったら可能性がゼロになる」と考えてやめることも難しくなっていくといいます。
赤ちゃんを授かる可能性が0%ではない為に不妊治療をやめることは難しいのです。

日本産科婦人科学会の調査による、日本の不妊治療のクリニックの生産率があります。
これによれば不妊治療を行っている奥様が40歳で赤ちゃんを出産できる確率は8%、45歳以上で出産できる確率は1%を下回ります。
これは平均なので、あなたが通院しているクリニックはそれよりも成功率が高い場合もありますし、ずっと低い場合もあります。
現場で治療にあたる医師の中には「1%以下の可能性しかないものは、もはや医療ではない。」との意見もあるようです。

仮にあなたが40歳で不妊治療をしているなら、あなたが通院しているクリニックにそのクリニックの生産率を聞いてみましょう。
生産率(せいざんりつ)というのは子供が生きて産まれる数を治療開始周期で割ったものです。
「先生のクリニックの40歳の女性の生産率を教えてください」この問にちゃんと答えられないクリニックは基本的にダメです。
クリニックの統計データを取っていないのは論外で、これを公表できないのは成績が悪いからにほかなりません。

妊娠の成功率は?

不妊治療は救済治療である

不妊治療は一般的には、病気や怪我を治す目的の根治治療ではありません。厳密な意味での「医学的治療」ではないのです。
不妊治療は基本的に子供ができないという苦悩からご夫婦を救い出す、または子供が欲しいご夫婦の希望を叶えるための「救済治療」なのです。
不妊治療がご夫婦の希望を叶えるための救済治療であるならば、クリニックの成功率はもっと重要視されるべきです。
患者さん達が少しでも成功率の高いクリニックを受診したいと思うのは当然のことだからです。クリニックは自らの成功率を積極的に公表すべきで、成功率を上げるために努力を惜しんではなりません。
そうしたことは、世間一般ではどの分野でもあたりまえに日常的に行われていることで、不妊治療のクリニックもその例外ではありません。

米国では不妊治療のクリニックは、そのクリニックの年齢別の生産率を公表しています。
例えばアクトワンのロサンゼルスの提携クリニックであるCFGの生産率は奥様の年齢が40歳なら約25%となっています。
この生産率は40歳女性の日本のクリニックの平均8%と比較すると、ロサンゼルスには日本の約3倍もの可能性があることを示しています。
そして日米の不妊治療の成績には大きな格差があることがわかります。

不妊治療を止める時期がわからない

NHKが不妊治療について行ったアンケートがあります。
回答したのは、患者と元患者合わせて8,000人と全国の308の医療機関でした。
35歳以上で不妊治療を続けている1,400人のうち、半数近くが不妊治療を「いつやめたらいいかわからない」と答えたそうです。
一方、医療機関の8割以上が、妊娠する可能性が極めて低いとわかっていても患者が希望する限り、治療を続けると答えました。
このアンケートから、不妊治療の長期化の背景に一部の医療機関の利益を優先する姿勢があることも浮かび上がってきたようです。
「不妊治療は医療というより商業だ」
「安易な体外受精が行われている」
という意見です。

確かに卵子の質を考えると妊孕力が衰えていることがハッキリしている40歳以上の患者さんに
「まだいけますよ」
「次、頑張りましょう」
と治療を引き延ばすことは、売上アップにつながるので病院の経営としてはメリットがあります。
一方でこのように「頑張りましょう」と言われた患者側は、そこに望みを託し、不妊治療の「やめ時」がわからなくなってしまいます。
患者さん達のそういった「希望」の芽を摘んでしまうことになる、「治療の終結宣言」をするのは偲びないという医師達の声があるのも確かです。

卵子提供という希望

卵子提供は不妊治療の次のステップ

欧米では自己卵での妊娠が難しくなる年齢の方には卵子提供を薦めることが一般的です。卵子提供は不妊治療の選択肢のひとつなのです。
しかし、日本国内ではこの卵子提供という選択肢がない、という現実があります。
養子縁組の制度もうまく活用することができていません。年齢制限や女性が仕事を持っていると養子縁組が難しい、といった養子縁組制度自体の見直しも必要です。

できることは全て、という気持ちで長年の不妊治療を頑張ってこられた方、たくさんいらっしゃると思います。
しかし、それでも妊娠をすることができなかったご夫婦に最後の砦として残されているのが海外のクリニックで受ける卵子提供による体外受精です。
卵子提供は、海外では20年以上前から実施されており、日本でも近年国内初の卵子バンクが開設されるなど、徐々に広がりを見せています。
卵子提供は、そのほかのさまざまな不妊治療のなかでも妊娠・出産率が高く、今後ますます利用者が増えると考えられます。
前述のロサンゼルスのアクトワンの提携クリニックの2015年のデータでは、「卵子提供」での生産率は、女性の年齢に関係なく78%となっています。
これは、各年齢での通常の体外受精の生産率と比較すると圧倒的な確率であると言えます。

実際に海外での卵子提供プログラムを受けて妊娠・出産された方も、日本国内では長年の不妊治療が実を結ばず辛い思いをされてきた方々ばかりです。
Act Oneアクトワンのプログラムで妊娠された多くの方が、
「母子手帳を手にする日がくるなんて」
「医師からの経過は非常に順調です、という言葉が聞けるなんて」
「赤ちゃんって、こんなに頻繁におっぱいを飲むのですね」
と、今まで結果に結びつくことが難しかった治療を振り返り、しみじみと妊娠・出産・子育ての喜びを実感していると話しています。

失敗しても諦めずに妊娠した方も多い

しかし、残念ながら卵子提供も成功率は100%ではありません。ほかの不妊治療と同様、どうしても失敗してしまうこともあります。
卵子提供によって妊娠した方の中には、初回の移植が残念な結果に終わっても再び海外に渡航し、凍結保管されている余剰胚を使って2回目の移植で赤ちゃんを授かったという方も多くいらっしゃいます。
2回目の移植まで考慮すれば、卵子提供の成功率は更に上がります。
一度の失敗で諦めずに、再度チャレンジすることで、妊娠・出産したいというご夫婦の希望が叶うのです。

卵子提供のアクトワンは、レシピエントご夫妻に寄り添って、しっかりとサポートさせて頂きますので、どんなことでもご相談下さい。
卵子提供による妊娠を成功させるためにも、優秀な海外のクリニックとの提携があり、クリニックとご夫婦を密に繋ぐサポート体制が整っていて、安心して卵子提供プログラムを進めることができるアクトワンにぜひお任せ下さい。