お子様を授かりたい日本人ご夫婦の為に、海外にて安全性の高い卵子提供プログラムのコーディネートをおこなう卵子提供エージェンシーが増加しています。
特に最近は、卵子提供と着床前全染色体診断を同時実施するプログラムがさかんで、高い成功率と安全性の高いプログラムが紹介されています。
安全性の高いプログラムとは、着床前全染色体診断によって流産の可能性が大変に低くなる事を指しています。
また、日本国内で詳細に相談できる卵子提供エージェンシーも増加しています。
なかには、数十年にわたる実績と高い成功率と安全性を誇っている卵子提供エージェンシーもあります。
着床前全染色体診断は海外で体外受精を前提としておこなえる検査で、卵子提供者の卵子とご主人の精子で体外受精をおこなった受精卵を奥様の子宮に移植する前におこなう検査です。
検査では、受精卵の全染色体や遺伝子を調べる事ができます。
染色体異常の受精卵は着床が困難である可能性が高いので、流産の確率が高くなります。
その為、この検査によって妊娠の確率や安全性を上げる事ができます。
また、エッグドナーの方に負担をかける心配もありませんし、羊水検査のように奥様の安全性を損なう事もありません。
さらに着床前全染色体診断では、安全性を確保しながら男女産み分けも可能です。
卵子提供プログラムでは、HIV感染が確認された男性の精液からウィルス感染していない正常な精子のみを取り出し、卵子と体外受精をおこない、受精卵を奥様に移植しお子さんを安全性を確保しながら授かる事もできます。
現代HIVは、長期間に渡り安全に薬でウィルスを抑制できる病気になっています。
その為、HIVを理由に子供を持つ事を諦められていた方も、卵子提供プログラムによってウィルス感染の危険を心配せずに、安全性を確保して遺伝子を受け継いだお子様を授かる事ができます。
卵子提供のドナーになられた場合は、医療機関で卵子ドナー適合検査を受ける事になります。
採卵日までの期間は数回通院が必要となり、採卵当日は基本的に朝から絶飲食となります。
一般的に採卵は全身麻酔でおこなわれるので痛みも無く20分程度で終了します。
麻酔は静脈注射でおこなう場合が多く、痛みも少ないです。
採卵後は、感染症を防ぐ抗生物質などが処方されます。
採卵のリスクには、卵巣過剰刺激症候群があります。
卵巣過剰刺激症候群では、薬で卵巣に刺激をあたえる為に腹水が溜まったり、卵巣が一時的に腫れる場合があります。
また、頭痛や軽い生理痛のような症状が2、3日でる場合もあります。
安全性はしっかりと確保されていますので、安心しましょう。