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卵子提供エージェンシーの評判について

         

卵子提供は不妊治療のひとつ

昨今は女性でも男性と同等にキャリアを持つことが当たり前となりました。
仕事が充実し、ステップアップを考たりすると、仕事が何事にも優先してしまって、結婚をするという決断が遅くなる女性も増えています。

また、環境やストレスが原因となって不妊症に悩む女性も多く、これらの様々な理由から赤ちゃんがほしくてもなかなか授からないという悩みを抱えている人もたくさんいます。

不妊治療や妊活という言葉は一般的となりました。
それらと並んでよく耳にするようになったのが、卵子提供という言葉です。

この卵子提供ですが、日本では関係する法律がないことや、
日本産科婦人科学会が法整備や制度整備が行われない限り実施しないと声明を出しているために、
卵子提供や精子提供(高度なもの)は広く一般には行われてはいません。

この現状は赤ちゃんを望んでいるのに、卵子になんらかの問題があって妊娠できないご夫婦には、
とても残念な状況であると言えます。

国はそういうご夫婦に対してなんらの解決策も提示できていないのです。

海外なら卵子提供を受けられる

日本国内はそのような残念な状況となっていますが、日本人のご夫妻であっても海外でなら、卵子提供を受けて赤ちゃんを授かることができます。

卵子提供プログラムをサポートする企業や団体も増えています。
日本国内に法人登記のある企業もあれば、海外の企業が日本国内に事務所を開設している場合もあります。
海外では卵子提供を受けることは、通常の不妊治療の選択肢の一つとして、またその延長線上にある治療として、とても一般的な治療となっています。

現在では、多くの日本人ご夫婦が海外で卵子提供プログラムを受けて、赤ちゃんを授かるという夢をかなえています。

海外での卵子提供プログラムを提供するエージェンシーは、インターネットで検索するだけでたくさん探し出すことができます。

どのサイトを見ても卵子提供に関して前向きなことが書いてあり、評判なども目にすることはできますが、ご夫婦にとって大きなご決断である卵子提供ですから、エージェンシーはきちんと調べて選ぶようにしましょう。
今回はこの卵子提供エージェンシーを選ぶための留意点についてまとめます。

卵子提供 海外

ネットの情報には悪質な情報もある

インターネットの情報は正しいものもありますが、間違った情報もあって、それが渾然一体となって検索結果に表示されるために、よく分からなくなってしまいます。

中にはわざと悪質で、事実と異なる情報を、悪意をもってネットに投稿したり、表示させたりする人や集団もあるので留意が必要です。

アクトワンは、卵子提供業界がクリーンで、だれでもが安心して治療が受けられるような業界となることを望んでいます。
ところがこの業界の一部のエージェンシーには、自分の会社に卵子提供を望むご夫婦や卵子ドナーを集めるために、同業他社の根拠のない悪い噂を流したり、
まるでそれが真実であるかのうような悪質な情報をばら撒いたりしているエージェンシーもあるので注意が必要です。

何が本当で、何がフェイクニュースなのかを見極めることが大切ですが、それはとても難しいことです。

卵子提供はプライベートなものなので、周囲の人に相談する方は少なく、
日本では広く認知されているといは言い難い状況にありますので、正確な情報が少ないのも事実です。

卵子提供を実際に受けた方の体験談など、インターネット上では見ることができるので、その信憑性にも十分に注意して、これらの体験談を参考にすることから始めてみましょう。

卵子提供プログラムを受けた、一般の方の本当の体験談は読めば分かります。

卵子提供 エージェンシー

ステマ = ステルス・マーケティングとは

それでは「信憑性に注意して…」とは、具体的にはどのような点に注意すればよいのでしょうか。

例えば、よく見かける大手の掲示板などがあります。
これらの掲示板では、実際にエージェントの名前を明記したうえで、赤ちゃんを授かることができたという内容の書き込みも多く見かけます。

とても心強い内容ですが、これらの体験談だけを鵜呑みにして卵子提供エージェンシーを決めてしまうことは避けましょう。
本当に嬉しい体験、苦労があった体験を綴られる「真の」体験談もあります。
ところが、残念なことに一部の悪質な卵子提供エージェンシーが、ネット業者に依頼して「偽の」体験談を投稿しているケースもあるからです。

またブログなどに書かれた投稿で、特定のエージェンシーを名指しで非難しているようなものは、同業他社を陥れるために、卵子提供を行っている一部エージェンシーが、第三者の名前を語ってネット上に流しているニセの情報なので注意が必要です。

このように他社を誹謗中傷し、その評価を落とすことによって、逆に自社の評判を高め、自社にお客さんが来るように情報を操作する行為を「ステマ」と呼びます。

ウィキペディアによれば、ステマ=ステルス・マーケティング (英語:Stealth Marketing)とは、
消費者に宣伝と気づかれないように宣伝行為をすることで、略称はステマ
アンダーカバー・マーケティング (英語:Undercover Marketing)とも呼ばれる。ゲリラ・マーケティングの1つ。
と記述されています。

このようにステマは、まっとうな会社が行う行為ではありません。
ステマはインターネットの匿名性を利用した、悪質な情報操作です。

米国のトランプ大統領によってフェイク・ニュース(ニセのニュース)という言葉が認知されるようになりました。
ステマは、まさにこのフェイク・ニュースを使って、行う宣伝行為です。
今ではフェイク・ニュースを作ってネットに流すことでお金を稼いでいる人もいると聞きます。

生まれた時からネット環境が身近にある若い方は、ネットの情報に対する免疫があって、その真偽を見分けることができますが、卵子提供プログラムを受けるような世代のご夫婦は、残念ながらネット上にある情報の真偽の区別がつかない方々がほとんどです。
こうした悪質な情報をばらまくエージェンシーは、まさにこのことを利用しています。

それでは、本当に信頼できて安心して卵子提供プログラムを受けることができるエージェンシーを見分けるにはどうすれば良いのでしょうか?

卵子提供 ステマ

卵子提供エージェンシーのホームページをチェックしよう

まずそのエージェンシーのWeb Site(ホームページ)を見てみましょう。

  1. 会社の概要がちゃんと書かれておらず、本当に存在する会社かわからない。
  2. 会社の代表者が誰かが分からず、代表者の挨拶文の掲載もない。
  3. 常設のオフィスがない。またはレンタルオフィスしかない。
  4. 卵子提供の費用が一見すると安く提示されている。(実際にプログラムを受けるとその2倍から3倍の金額を請求される)
  5. 海外の提携先のクリニックがどこなのか具体的に記載がない。

ホームページを見て上記の項目に当てはまるような卵子提供エージェンシーは注意する必要がありそうです。

卵子ドナーも注意が必要

卵子提供エージェンシーに留意する必要があるのは、レシピエントご夫妻だけではありません。
最近では卵子ドナーとしてご夫婦に協力したいと思っている若い女性も注意しなければなりません。

卵子ドナーとして協力するクリニックは、そのほとんどが米国にあります。
最近の米国は入国審査が以前と比べると、厳重になっているのはマスコミ等の報道で明らかですが、善意で卵子ドナーとして協力するつもりで米国に渡航したのに、入国審査で止められて、そのまま強制送還される卵子ドナーさんが増えています。

それは、カリフォルニアにある一部の卵子提供エージェンシーに帰属する卵子バンクが、米国で卵子ドナーさんにドナー報酬を渡していることによって起こります。

卵子ドナーさんは一般の方々が米国を訪問するのと同じ、ESTA登録して訪米しますが、米国で報酬をもらうと、それは不法就労に当たります。

観光旅行としては長い米国での2週間超の長期滞在、英語も流暢に話すことができず、渡航目的もあいまい。その上、米国で報酬を受け取るのでは、怪しい渡航者と思われても仕方ありません。

強制送還される、卵子ドナーさんの精神的なショックは相当なものです。

言葉もよく分からない異国の地で、別室に閉じ込められて、取調室のようなところで個別に事情聴取されます。
そう、まるで犯罪者ような対応をされるのです。

その上、一度強制送還となれば、ESTAで渡米することはできません。
渡米のためには、米国領事館でビザを発給してもらう必要がありますが、ビザの発給には厳しい条件もあって、発給されるかどうかは分からないのです。
つまり、米国に旅行に行きたくても、もう行くことができないかも知れないのです。

アクトワンの卵子ドナーさんには、このような心配はありません。
アクトワンの卵子ドナーさんは、提携クリニックのドクターの署名の入った手紙を携行しています。
そこには米国を訪問する目的や、渡航の期間が記載されています。
そしてアクトワンでは、米国で卵子ドナーさんに報酬が発生することはありません。

このように、アクトワンの卵子バンクに登録すれば、強制送還の心配もなく卵子ドナーとしての協力ができます。

卵子ドナー 強制送還

実際にエージェンシーを訪問してみよう

本当に卵子提供を受けようと考えているならば、実際に卵子提供エージェンシーを何社か訪問して、気になっていること、不安に思っていること、知りたいことを直接聞いてみましょう。
まさに「百聞は一見にしかず」なのです。

どれほどの信憑性があるかどうか分からずに、ネットの情報だけで、卵子提供エージェンシーを決めてしまうことは避け、直接会って確かめることが大切です。

私たちAct Oneでは、卵子提供プログラムについて詳しく知ってもらうために、常時、個別面談を受け付けています。
もちろん説明会は無料で受けていただけます。
実際にオフィスにいらしていただき、スタッフとお話しいただくことでAct Oneアクトワンの卵子提供プログラムの信頼性が確認でき、スタッフの誠実な対応を実感していただけることと思います。
なぜアクトワンが選ばれるのか、他のエージェンシーとの違いや、きめ細やかなサポートについてもお分かりいただけます。
ぜひお問い合わせ下さい。ご夫婦のご相談をお待ちしています。

 

気になります。卵子提供の成功率はどれくらい?


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PIO筋肉注射マニュアル

         

PIO筋肉注射の準備と打ち方(2018年)

ハワイで卵子提供を受けた奥様が、PIO筋肉注射のマニュアルを作成してくれました!

(準備するもの)注射器、薬の瓶、針が2本(黒と青)、アルコール消毒パッド

(注射器のセットの仕方)

1. 薬の瓶を出して、アルミのカバーを取る。
2. 薬の瓶の蓋のゴムを取り、消毒する。
3. 注射器の袋を上から開ける。
4. 最初に黒い針を使用する。針を時計回りにしっかりと捻って注射器に接続する。
5. 内筒を下げて1cc少し下まで空気を入れる。
6. 針が長いので、針の蓋を押し込んで引いて外す。

(薬の注入方法)

1. 針を薬のゴムの部分に刺して、注射器の空気を瓶にいれる、つまり、注射器の空気を抜く。
(薬が少なくなったら瓶を上にして空気を入れる)
2. 薬の瓶を上にひっくり返す。
3. 注射器の内筒部分を引いて、黒いゴムの上のところが1.1mlになるように内筒を下に引いていく。
4. もとに戻して(瓶を下にして)針を抜き、針にキャップをする。
5. キャップをつけた後で針の部分を上にして、内筒を下に引いて空気を入れる。
6. 針のキャップごと反対方向にひねって、針を取る。
※針は医療破棄しないといけないので(普通に捨てられない)、
治療で使用したといって針をクリニックに持っていて処分してもらう。
針がない注射器は通常通り廃棄できる。
7. 体に刺す青い針を取り出して、同じように注射器にねじって取り付ける。
8. 空気を抜くために一旦内筒を下げてから、ずっと上にあげて針に一滴薬がつけば良い。
(準備完了)

(体に注射する方法)

1.立った姿勢で注射を打つ。注射を打つ側のお尻の足を出してだらりとリラックスする。
注射を打つ人はお尻を縦半分にして、左手の親指がお尻の割れ目の先頭に来るようにして(左手の人差し指が縦半分の位置)、腸骨からずっと親指の付け根に線を引いて、その3分の1にあたるところに注射を打つ。
力まずにリラックスする。
※注射をするお尻の位置についてはクリニックの資料を参考にすること。
2.アルコールで注射をする箇所を消毒する。よく乾かす。
3.針のキャップを押して取り外す(針が長いので気をつけること)。
4.90度に針を全部入れる。
5.しびれがないか聞く。しびれがあれば、神経に刺さっている。
6.血管に刺していないか確認するために、軽く内筒を引いて血液がでないか確認する。
7.出血しなかったら、そのまま内筒を押せるスピードで押していく。
8.全部押したら、5秒数えて、すっと抜いていく。
9.アルコール消毒パットを使って血が出ていたら、15秒ぐらい押さえる。血が出ていなかったら、親指の付け根でしっかりと20回から30回マッサージする。

※毎日打つとだんだん硬くなるので、左右交互にお尻を注射する。
※お尻が毎日注射して痛くなったら、お尻を休ませながら週3回は継続する。

このマニュアルを作ってくださった奥様の卵子提供からの出産体験記はこちらから


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ハワイでの卵子提供のレシピエント体験記 /46歳 愛知県 W様

         

体験談 ハワイのプログラムで妊娠された奥様からの体験記 愛知県W様 46歳

不妊治療から卵子提供へ

私たち夫婦がAct Oneを初めて訪れたのは、2017年2月中旬でした。
私(妻)が40代で晩婚だったため、結婚してすぐに不妊治療を開始しました。
不妊治療を2年半続ける中、鍼灸治療や漢方薬など妊娠に良いとされるものを試し、有名な体外受精専門のクリニックに転院して計14回体外受精を受けましたが、妊娠反応が出てもHCGの値が低く、化学流産が3回あり、妊娠継続には至りませんでした。
夫婦で不妊治療開始する際に治療をやめると決めた年齢に近づいたとき、最後の手段として卵子提供の情報を収集し始めました。
インターネットで卵子提供エージェンシーを検索して資料を取り寄せ、いくつか卵子提供エージェンシーと直接面談しました。
卵子提供エージェンシーの場所は6畳ほどの事務室だったり、マンションの一室だったり、様々だったのですが、実際にお話を伺いドナー情報の資料を拝見すると、現実を突きつけられたような気がしました。
特にドナーの写真の印象は大きく、文字では読み取れない人柄が伝わってきて、
「なぜこの人がドナーになろうと思ったのだろう?」
という方もいました。
アルコール飲酒や喫煙の有無もドナーとしての真剣さを示している気がしました。
一方、若い女性がドナーになることのご苦労を伺い参考になりました。
卵子提供エージェンシーの中には、受精卵を2個移植した場合の高い成功率を資料に載せていることもあったので、よく確かめないといけないと感じました。

Act Oneの選択

Act Oneのウェブサイトでは、理念がしっかりと述べられていました。
応対していただいたスタッフは、こちらの話を聴く姿勢で臨まれていたような印象を受けました。
面談では、ドナーの情報として色々な角度の写真や幼少期の写真も見せていただき、ドナーのイメージがよくつかめました。
先の見えない不妊治療で高額な費用を支払っていたので、必要な料金がいくらで何を追加したらいくらかかる明朗な会計だったことも安心しました。
また、日本で支援してくれるクリニックを紹介していただけることを確認しました。
それでも、私にとって面談は卵子提供の情報収集の一環で、即断はできず、決心するまで時間が必要でした。
一方、夫は最初卵子提供に内心抵抗感があったそうですが、卵子提供エージェンシーを訪問して理解を深めるにつれて、抵抗感が和らいできたと後に言っていました。
特別養子縁組を考え、説明会に参加したこともありましたが、民間の仲介業者では母親の年齢制限が、住んでいる市の紹介では高い競争率が壁となり、
さらに特別養子縁組のシステムが共働きの夫婦には合わないと感じて断念し、里親制度も一緒に暮らし育てた子供を実親の都合で手放す可能性があるため、最後は子を授かる方法として卵子提供以外にはないと考え、決心しました。

ハワイのクリニックの選択と契約

どの国で卵子提供を受けるのか決めるにあたって、費用も考慮しましたが、卵子提供が最後のチャンスで、確実に妊娠したかったので、成功率が一番高いハワイに決めました。
卵子提供の意思が固まると、Act Oneに連絡して契約書を送っていただき、署名・押印して正式に契約し、第一次ハワイ渡航の日程を調整していただきました。

ハワイの卵子提供

第一次ハワイ渡航

ハワイのクリニックで初診と夫の精子の採取のため、3泊4日間滞在し、ハワイに到着した翌日の午前に初診の診察を受けました。
現地のスタッフにホテルまで迎えに来ていただき、クリニックに向かい、日本人の看護師を介して、Frattarrelli医師と対面しました。
先生の感じは良く、私たちの英語の質問にも快く返答してくれました。
日本のクリニックと違って、海外の内診は医師と患者を仕切るカーテンがなく、カーテンの代わりに大きな紙で下半身を覆い、夫も同伴してモニターを見ながら子宮に問題がないことを確認しました。
その後、看護師さんから別室で詳細な説明と契約を交わしました。
受精卵の着床前スクリーニングや卵子提供に関するインフォームド・コンセントを確認して、たくさんの書類に署名をしたことを覚えています。
説明の中で看護師から受精卵は1個がいいとアドバイスを受けました。
以前通っていたクリニックが不妊治療で受精卵を2個以上同時移植すると多胎妊娠で流産や合併症のリスクが高まるので1個のみ移植を行う方針でした。
焦る私たちは、卵子移植で最初の移植がうまくいかなかったら、次は受精卵を2個移植しようと安易に考えていたのですが、妊娠継続を優先して改めて1個の移植に徹することにしました。
最後に看護師からピル、エストレースなど5種類の薬を受け取りました。
夫が精子を専用の部屋で採取している間に、同じビルの1階にある薬局でアスピリンと妊婦用マルチビタミンを購入しました。
クリニックに戻ってくると、夫が精子の採取がうまくいかないと不安そうに言うので、看護師に伝えて採取できたものを渡しました。
すぐに調べていただきましたが、ほとんど精子がなく、今までの精子検査の結果はどうだったのか尋ねられました。
日本の最初のクリニックで2回検査を受けたときは通常より精子が少ないと言われましたが、転院したクリニックの検査では全く問題がなく、どうもその日の体調によってうまくいかなかったり、日本との時差による疲れが原因だったりするようでした。
翌日に予約していたdolphin swim(イルカと海で泳ぐプログラム)を急遽キャンセルして、その日は早めに就寝して、翌朝再来院しました。
幸いそのときは十分な精子が採取でき、余裕を持って現地に滞在する大切さを感じました。

ドナーの選択とドナーの渡航

帰国後、Act Oneの事務所に再訪して、ドナーを決定しました。
ドナーを選択する際、まず夫婦の血液型の組み合わせから可能な血液型を持つドナーに限定しました。
夫が「私に似た女性がいい」と言っていたのですが、見つけるのは難しいため、髪質が私と同じ方に絞りました。
あとは卵子提供の経験回数と年齢などを考慮して悩みましたが、最終的には、お仕事をされている方だと日程の調整に時間がかかると思い、若くて比較的時間に融通がききそうな当時大学4年生の方にお願いすることにしました。
いつか告知することも考えて、レシピエントに公開されている情報をメモしておきました。
我々の第一ハワイ渡航から4ヵ月後にドナーさんがハワイに渡航して卵子を採取していただきました。
ドナーさんは、海外渡航が初めてだったのにも関わらず、ハワイ滞在中は栄養がしっかりと取れるように自炊をし、自己注射も頑張ってくれたそうで、大変感謝しています。

着床前スクリーニングと赤ちゃんの性別

ドナーさんから採取した卵子と夫の精子の受精卵(胚盤胞)の15個に対してPGS(着床前スクリーニング)を行いました。
通常は10個なのですが、念のために5個追加しました。
その結果、9個残って7個が男の子、2個が女の子でした。
ハワイの培養技術は高いそうなのでPGSに5個追加する必要がなかったかもしれませんが、追加していなければ、女の子を希望している場合は、全て男の子だったかもしれません。
ただ、私たちは最終的には男の子の胚盤胞を移植しました。
当初、どちらかと言うと、女の子を希望していたのですが、無事に妊娠して出産に至ることが最も重要と考え、性別に関係なく一番良好な胚盤胞の移植を希望しました。
ハワイのクリニックに問い合わせていただいたところ、PGSをクリアーした胚盤胞の質に大差はなく、目視で良さそうな胚盤胞を選ぶことになりました。それでも、今もこの選択は正しかったと信じています。

第二次ハワイ渡航の準備とキャンセル

移植のための第二次ハワイ渡航に備えて、ハワイのクリニックで指示された甲状腺刺激ホルモンやプロラクチン、乳ガン、子宮頸がんなどの検査を受けました。
そして、指定された期日にピルの服用を開始し、日本のクリニックで診察を受けて内膜の厚さ、卵胞やホルモン値等を検査していただいていました。
ところが、仕事の調整をしてハワイ行きの航空券やホテルも手配した後に、渡航直前の最後の検査で、子宮にポリープのようなものが見つかりました。
ただちにAct Oneに超音波画像を送って、ハワイのクリニックの指示を仰いだところ、ポリープの検査・手術でマイナスの要因を全て排除した方が良いということで、移植をキャンセルすることになりました。
子宮内膜ポリープがあると着床率が下がるので、日本のクリニックの子宮鏡検査でポリープを確認し、紹介していただいた病院でポリープ除去手術を約1ヵ月後に受けました。
手術した医師によると、術後2ヵ月ほど移植は難しいが、ポリープは再発しやすいので、できるだけ早く胚盤胞を移植するように勧められました。

卵子提供ハワイ

第二次ハワイ渡航

できるだけ早く移植をしたいと思いつつ、仕事の都合をつけて休みが取れたのは、ポリープ除去手術を受けて4ヵ月後でした。
当初の移植の予定で服用して不足したピルや期限切れの薬を追加していただき、再び日本のクリニックで検査を受けて準備しました。
今回、夫は3週間の海外出張があり、私一人で渡航する予定だったため、ホテルではなく安いワイキキのコンドミニアムを予約しました。
ところが、出発の当日に台風が日本を直撃して、飛行機の出発が翌朝に遅延することになりました。
ハワイの予定到着時間が真夜中の1時の予定で、コンドミニアムに連絡をすると、チェックインをして鍵を受け取るため、現地に到着したら電話をするように言われました。
Act Oneのスタッフに真夜中にホノルル国際空港まで迎えに来てもらうのは気が引けたので、到着したら自分でタクシーを拾ってコンドミニアムにチェックインすると伝えたのですが、
担当スタッフの方が危ないからという理由で、コンドミニアムの部屋の鍵も昼間に受け取って、空港に迎えに来てくれました。
実際に空港に到着したのは、さらに遅延して深夜1時過ぎになってしまい、コンドミニアムに着いたのは午前2時頃でした。
現地に着いてみてわかったのですが、コンドミニアムには受付がなく、あのままオーナーに電話して、女性一人で、駐車場で鍵を受け取っていたら、危険だったと思います。

胚盤胞の移植前の診察と注射

飛行機が到着した同日の朝8時15分に担当スタッフに再び迎えにきていただき、ハワイのクリニックに向かいました。
クリニックでは、医師が内診でポリープが完全に除去され、問題がないことを確認して、移植する胚盤胞の性別を再確認していました。
その後、日本人看護師2人から薬の投薬について説明を受けた際に問題が発生しました。
ハワイの診察日から移植するまでに服用・投与する薬の綿密なスケジュールがあり、その中にプロゲステロン注射という筋肉注射が含まれていました。
今まで自然周期に基づく不妊治療を受けていたので、移植前は最低限の薬の服用のみで注射はなかったので想定外でした。
さらに移植後8週目まで注射を継続する必要があり、できれば毎日、少なくとも週3回(2日に1度)は注射をすることが望ましかったのですが、注射は直角に針をお尻に刺すため自分で注射を打つのは無理でした。
そこで、ハワイではクリニックの休診日の土日を除いて、現地のAct Oneのスタッフに毎朝クリニックに送迎していただいて、看護師に注射していただくことになりました。
問題は夫が海外出張で不在のため、帰国後に誰も注射をしてくれる人がいないことでした。
夫と私の実家には卵子提供は秘密にしていましたし、仮に私の母に話して協力してもらっても実家が遠方のため、今度は日本で通っているクリニックに移植後の診察が受けられなくなってしまいます。
毎日のことなので多忙な友人に頼みづらく、Act Oneに日本のクリニックで注射してもらえないか頼んでみました。
そうすると、すぐに日本のクリニックに連絡を取っていただいて、夫が海外出張から戻るまで、クリニックに通ってプロゲステロンの注射を打っていただくことになりました。

ビタミン剤の購入と薬の数量の確認

大量の注射器や薬と移植後8週間分の投薬のスケジュール表をいただきました。
別のエージェンシーとクリニックを利用した卵子提供経験者のブログで、卵子提供で必要な薬の量が足りなかったと書いてあったので、念のため、必要な数量の確認をコンドミニアムの部屋で確認しました。
実際には少し余るぐらいの分量だったので安心しました。
妊娠期間を通して服用するように指定された妊婦用マルチビタミンはアメリカのみで購入できるので、今回は出産までに必要な量をまとめて購入しておきました。
また、注射器や薬を機内に手荷物で持ち込むため、医師からの機内持ち込みに関する手紙もいただきました。

移植

移植しやすくするために、当日、膀胱が充満している状態になるように、最終のトイレは移植の2時間前に済ませて、水を500ml飲むように指示を受けていたのですが、
クリニックに到着するとがまんできなくなって看護師の許可を取ってトイレに行き、その後コップ3杯の水を飲みました。
移植するオペ室に入る前に着替えて、頭と足に紙製のカバーをつけ、下半身はシーツを巻き、オペ用の台に乗りました。
日本人看護婦が1名とアメリカの看護師が1名ついて、最初に生年月日の確認を英語で受けました。
日本人看護婦が答えると、患者本人に直接回答するように指示があり、私自身で生年月日と名前を英語で言って本人確認を済ませました。
そのあとに医師が登場して、私の顔を覗き込んで優しく声がけをしてくれました。
一緒に移植する胚盤胞をモニターで見て“Perfect!”とおっしゃって、移植を開始しました。
日本の移植と違うのは、私のお腹にエコーをして画面で確認しながら移植を行ったことや、移植後に医師が軽く手を握って “Everything is OK.”と言っていたことでしょうか。
移植した日は安静にする指示に従って、コンドミニアムに戻ってからは安静にするつもりでした。
移植直前に水を大量に飲んだせいか、頻尿になってしまい、不安になりましたが、ホットミルクを飲んで体を温めると落ち着きました。

卵子提供で妊娠

移植後から判定まで

日本に帰国後は、夫が海外出張から帰国するまで、休診の日曜日以外毎日、日本のクリニックに通院してプロゲステロンの注射を受けました。
いよいよ妊娠4週目にあたる日に血液検査を受けて、妊娠判定を受けました。
移植直前の水分調整がうまくいかなかったこともあって過剰に期待しないようにして臨んでいたのですが、しっかり妊娠していました。
不妊治療を受けていた頃は、妊娠反応があってもHCGが最高25.2しかなかったのに対して、HCGが264.9もあったことに何よりも驚きました。
その2日後に受けた2回目の検査のHCGが1044.4、さらに2日後の3回目の検査のHCGが2821.2と順調に値が増えていました。
移植直前の水量調節の失敗や頻尿のトラブルをもろともしない、若いドナーの卵子の生命力の力強さを感じました。
そして、一番状態の良い胚盤胞を選んで良かったと思いました。
その後、診察で心拍や胎嚢が確認できたときに、夫に携帯メッセージですぐに連絡したら、
「ほんとうに、おめでとう」
とすぐに返信がきて、妊娠した実感が湧いてきました。

注射・薬の投薬の継続と終了

夫が出張から戻ったあとは、Act Oneの現地スタッフに私の携帯で撮ってもらったハワイの看護師の注射方法の説明と実際に注射する動画を夫が参考にして、注射を打ってもらいました。
看護師や医師が注射するのとは勝手が違って、痛かったり、注射した箇所が硬くなったり、少し腫れたりしたましたが、夫は頑張ってくれました。
ハワイでいただいた薬や注射の回数や量は徐々に減り、最終的に服用は終了して、負担が楽になりました。
同時に薬なしで妊娠が継続できるのか少し不安でしたが、杞憂に終わりました。

卵子提供を振り返って

卵子提供を受けること決めたときは、出産したときの女性の年齢があまりにも高すぎると周囲の視線も気になることから、時間に焦っていたところがありました。
しかし、相手があってのことですので、卵子提供にある程度時間がかかることを覚悟する必要があります。
Act Oneで最初に面談をしたときに、最短で半年ほど移植まで時間がかると言われましたが、実際には、ドナーさんやクリニックの都合もあったり、自分自身もポリープの除去手術を受けたりして、1年半以上の時間を要しました。
その一方で、年齢とともに卵子の老化だけではなく、ポリープができるなど自分の身体にも変化が起こり、高齢で妊娠中も妊娠高血圧症や妊娠糖尿病のリスクが高いので、早めに卵子提供を受けることをお勧めします。
女性の年齢にかかわらず、卵子提供を受けた場合の出生率が高いとはいえ、それにあぐらをかかないほうがいいと思います。
着床前スクリーニングは色々と意見がありますが、高齢の私にとっては必要でした。
不妊治療中は、化学流産を3回経験しましたし、妊娠しても出生前診断で陽性だった場合はどうするのかは悩ましい問題でした。
卵子提供では、こうした懸念がなかったのは助かりました。

Act Oneの良かった点

Act Oneの良かった点は、丁重なケアです。
移植でハワイに滞在していた間はほぼ毎日のようにメールで連絡をとり、色々とアドバイスをいただきました。
ハワイのクリニックの看護師に移植する際の帰りの便はオープンチケットを取ってくださいと言われましたが、オープンチケットは高額で、変更料を2〜3万円払う方が安いという情報をAct Oneからいただき助かりました。
移植でハワイに約10日間滞在した際に、Act Oneの現地スタッフの方が、私が一人で滞在しているため、色々と気を使ってくださって、
ほぼ毎日のクリニックの送迎の他に、食事に誘ってくださったり、ファーマーズ・マーケットやハワイの景勝地に連れて行ってくださったりして、本当に感謝しています。
移植前後でお世話になる日本のクリニックの紹介を紹介してくださったのも心強かったです。
海外で卵子提供を受けた方が、日本で協力してくれるクリニックを見つけるのに苦労された話をブログで読んだことがあります。
日本では、卵子提供に関する医師の理解がまだ十分ではなく、協力が難しいのが現実ですので、日本で協力していただけるクリニックを紹介していただけることは非常に助かりました。
協力していただいた日本のクリニックの先生方に感謝しています。

現在と今後

早いもので、もうじき妊娠7ヵ月です。
妊娠初期に少量の出血があったり、破水のような症状があって夜に救急病院に行ったりしたこともありましたが(今思えば勘違いでした)、妊娠初期および中期超音波精密検査では問題がありませんでした。
今のところ血圧は正常範囲内で、妊娠糖尿病の兆候もありません。
それでも後悔しているのは、健康に気をつけて節制しながら受けていた不妊治療をやめて卵子提供による移植までの期間に、油断して体重が増えたことです。
もっとしっかり体重管理をすればよかったと思っています。
告知については、赤ちゃんと私たち夫婦だけでなく、双方の両親も巻き込むので、慎重に時間をかけて考えていきたいと思います。
最後に、卵子提供によってお子様を希望する全てのご夫婦にチャンスが与えられ、夢が叶うことをお祈り申し上げます。

 

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卵子提供エージェンシーの選び方 PartⅡ

         

子供が欲しいあなたを全力で応援するバタフライより☆彡

前回に続き、卵子提供エージェンシーの選び方について書きます。
林立する卵子提供エージェンシーですが、何度も私がこのブログで書いていますように、
エージェンシーの優劣や誠意、あなたとの相性が、卵子提供プロジェクトの成否を決めますので、
慎重に、疑問は全てぶつけて、完全に納得してから決定して下さい。

では以下、具体的に項目毎に考えていきます。

バタフライさん体験談4

1.本拠が日本国内か、海外か

卵子提供エージェンシーは、日本に本拠がある会社と、海外に本拠がある会社に大別できます。
私はどちらとも交渉しましたが、前者を選びました。
卵子提供、という大変ナーヴァスなプロジェクトに全力で取り組むために、すぐ連絡出来る会社とタッグを組みたいと思ったのです。

卵子提供プロジェクトを行ってみての実感ですが、質問しても質問してもきりが無いくらい、プロセス途上で解決しなければならない課題や疑問が出て来ます。
そのたびに、国際電話をいちいちかける訳にはいきません。
私が交渉した、ロサンゼルスに本拠をおくエージェンシーは、私に、スカイプと契約するよう求めました。
エージェンシーとの交渉は基本的にはメールで行いましたが、大切な事はやはり電話で直接話し合いたかったので、時差も気にしなくていいし、スカイプ契約も不要な、日本国内に本拠をおくエージェンシーに決めました。

バタフライさん体験談16

 2.精子を確実に安全に空輸出来るか?

前回のブログにも書きましたように、夫が多忙で渡航出来ないので、日本で採精して、バンコクのクリニックへ空輸しました。
国内で精子を保管して貰っているクリニックから空港までの移動→飛行機内→バンコクで空港からクリニックまでの移動。
この過程で精子を確実に安全に空輸出来るかどうか、何度も確認し、大丈夫だと信頼出来るエージェンシーに決めました。
特に怖かったのが、飛行機内での扱いと、バンコクでの移動です。
血液や細胞などの輸送を扱う専門の業者をエージェンシーから紹介されました。
実績もあり信用できると思ったのですが、難点は、その会社の方が精子に付き添って運搬して下さるのは国内のみ、という事でした。
飛行機内では精子は独りぼっち(!)ですし、一番怖かったのは、バンコクに到着後の精子の扱いです。
バンコクの空港内でどのような手続きを経て入国出来るのか?
どんな人が、どんな手段で空港からクリニックまで大事な精子を運んでくれるのか?

輸送業者の説明は、こうでした。
空港内で精子に付き添う人間はいないが、規定の手続きを経た後、バンコクの専門業者が受け取り、精子を損なわない設備を備えたリムジンでクリニックまで確実、安全に運ぶ、との事でした。

私に経済的、時間的余裕があれば、精子に付き添って飛行機に乗り、バンコクのクリニックまで行きたかったのですが、それは無理でしたし、日本の業者が、バンコクの業者にきちんと指示を出しておくから大丈夫との事でしたので、任せる事にしました。

結果として精子は無事にバンコクのクリニックに到着、受精も妊娠も出産も無事成功し、子供はとても元気に育っています。

でも、精子の空輸ではやはり、大変怖い思いをして、不安に苛まれました。
飛行機は無事到着したのに、空港で精子が長時間足止めされて、なかなか出て来なかったのです。
後で分かったのですが、バンコクの空港の税関にトラブルが発生し、半日ほど機能がストップしていたそうです。
日本の自宅で、精子が無事にクリニックに到着したという連絡を今や遅しとじりじり待っていた私は、
いつまでたっても連絡が無いので、
精子が紛失?
迷子になったのか?
飛行機到着から8時間ほど経過しても連絡が無いので、凍結精子が融解してしまうのでは?
と、本当に生きた心地がしませんでした。

結果的に、凍結を長時間維持できる容器に入れられていましたので精子は無事でしたが、
空港のシステムトラブルに巻き込まれて、本当に不安でした。
私達のケースは、夫が多忙で渡航出来ないのでやむを得ず、精子を空輸しましたが、
やはり、予期せぬトラブルの可能性もあります。
大切な精子ですので現地のクリニックで採精される事をお勧めします。

バタフライさん体験談9

 3.スタッフの知識、誠意、守秘

次回のブログで、卵子提供プロジェクトの具体的なプロセスを丁寧に書くつもりですが、実にこと細かに、エージェンシーと打ち合わせ、話し合いをする必要があります。
受精卵を何個作って、何個お腹に戻して何個凍結保存するのか、とか、
顕微授精にするかどうか、etc、
それらについて的確な知識を持ち、どんどん進化する不妊治療について勉強も続けていて、誠実に対応してくれる。
しっかり守秘出来る。
これらの事は最低限、必須です。

以上の事が出来るエージェンシーかどうか、の判断は、直接話してみて、探るのが一番だと思います。
その為には、まずあなた自身が知識と、やる気を充実させる事です。

私は、長年お世話になっていた不妊治療クリニックのドクターや培養士さん達にとことん質問して、自分が卵子提供プロジェクトを成功させる為の知識を磨きました。

バタフライさん体験談14

 4.ドナーさんの質と量

そしてこれが最重要事項ですが、そのエージェンシーに登録しておられるドナーさんの質と量です。
私は、ドナーさん選ぶ際に、まず最初に血液型を決定して選びました。
その血液型のドナーさんが何人くらい登録しておられ、どのような方々なのか?
をまずチェックポイントとしました。

具体的には、エージェンシーに直接出向き、ドナーさんのプロフィールを拝見しました。
その場でドナーさんを決定せず、自宅でじっくりと選択したかったので、自宅にドナーさんの写真やプロフィル等のデータを送信して貰いました。

その際に、エージェンシーから、私達夫婦の身分証明書類のコピーを提出するよう求められました。
この時、私はこのエージェンシーが良い、と思いました。
ドナーさんのデータ、という最高機密を外部に出す際に、相手の身分証明書類を求める、という事は、私達、依頼夫婦のデータも十分に守られる事だと思ったからです。

そして、ドナーさんのデータに何が記載されているのか?
ドナーさんの写真が確実に掲載されているか?
この2点をしっかりチェックしましょう。

私達の場合、ドナーさんが決定するまで時間がかかりました。
ドナーさんは色んなライフスタイルの方がおられます。
学生さんもおられれば、お子さんがおられる方もいらっしゃいます。
このドナーさんにお願いします、と決めて、エージェンシーに伝えてから、
まずは、ドナーさんに連絡がつくまでに時間がかかります。

卵子提供エージェンシーを訪問

連絡がついても、学生さんの場合、試験や学業などで多忙でドナー活動は無理、
お母さんドナーの場合、子供の幼稚園や小学校のPTA活動で多忙ゆえ無理、
お仕事をされている方の場合は仕事が多忙で無理、
などと、私達は、何人ものドナーさんに断られました。

この方が良い、依頼したいと思ってもことごとく断られ、暗礁に乗り上げた、と落ち込んでいた所、
エージェンシーのスタッフの方から、
「この方は如何ですか?この方なら今すぐドナー活動可能です」
と連絡を貰いました。

その方は、私達の選択には入っていませんでしたが、エージェンシーに提案され、
その方の写真やプロフィルをじっくり拝見すると、とても良い方でした。

このようにして私達は、エージェンシーが結んでくれたご縁で、ドナーさんを最終決定したのでした。
このように、依頼する夫婦の意識や好みを見極めて、魅力的なドナーさんをカップリング出来る力を持っているエージェンシーをお勧めします。

以上、エージェンシーの選び方を書きました。
ドナーさん及びエージェンシーの選択は一大事です。

どうぞ、納得出来るまでとことん、エージェンシーに質問して話し合って、決めて下さい。

卵子提供エージェンシーの選び方Part Ⅰの記事はこちらからから


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アクトワンが共同通信グループの取材に全面協力。記事が公開されました!

         

共同通信社はみなさんもご存知の通り、
国内、海外のニュースを取材、編集して全国の新聞社、NHK、民間放送局、
海外メディアに配信している通信社です。

アクトワンが取材を受けたのは、
その共同通信社のグループ会社で、アジア各国・地域での経済ビジネス情報の編集・発行
および日本国内での情報配信サービス、調査事業を行っている
NNAという会社です。

NNAはWEBサイトでアジア経済ニュースを配信しています。
URLはこちらです。
https://www.nna.jp/

今回の記事のタイトルは、
「卵子提供、高まるマレーシア人気 「わが子」の願いと倫理の問い」

この記事を要約すると、

日本では実質的に治療が行われていない不妊治療である、卵子提供を受けるために、
マレーシアを訪問する日本人が増えている。
マレーシアは医療水準が高いわりに、米国などど比べ費用が安いためである。
日本と時差も少なく、安全かつ衛生的な環境も確保しやすい。
倫理的な問題も指摘されるが、不妊治療を継続してきた方にとって、卵子提供は最後の望みであり、
マレーシアに卵子提供を受けに来る日本人は更に増加するだろう。

との内容になっています。

この記事の取材に全面的に協力したのが、アクトワンのマレーシア現地スタッフです。
記事中に何度もアクトワンの社名が出てくるのはこのためです。

この記事、実は有料配信ですが、2週間の無料トライアルもありますので、
ぜひ、みなさんにも読んでいただきたいです。
そしてアジアのニュースに興味ある方は購読を!

卵子提供高まるマレーシア人気

 
 

ハワイの「卵子提供で妊娠!」 奥様からの体験談です。/50歳 長野県 M様

         

体験談 ハワイのプログラムで妊娠された奥様からのお手紙 長野県M様 50歳

人間万事塞翁が馬

終わりの見えない不妊治療を10年近く続け、
半ばあきらめかけていた時に出会ったのが、Act Oneさんでした。

二次渡航まで、不安や疑問がたくさんありましたが、
Act Oneのスタッフさんは、その度に大変親身になって的確なご助言をくださいました。

メールをいただくことで、どれだけ不安が取り除かれ、
どれほど精神的に安定し、気持ちが楽になったことでしょう。

日本の病院で移植に向けての一連の検査を終え、ハワイのクリニックより、
「予定通り、ハワイにお越し下さい。」
とのご連絡をいただき期待に胸を膨らませ二次渡航をいたしました。

ハワイに到着し翌日が診察日でした。
凍結した胚盤胞についての説明を受けた後、診察をし、
「筋腫がありますが妊娠には問題ない箇所なので、スケジュール通り移植をしましょう。」
との結果を伝えていただきました。
その後、移植日までの注射や投薬スケジュールについてのご指導を受けホテルに戻りました。

移植日まで5日程ありましたので、気候の良いハワイで、
ショッピングや観光を楽しんだりとリラックスした毎日を過ごしました。

現地でアテンドしてくださったスタッフさんも日本のスタッフさん同様に、
大変明るく親切で、空港に迎えに来てくださった時から私たちを笑顔で迎え入れてくださいました。

卵子提供ハワイ

ワイキキが一望できる展望台に連れて行ってくださったり、
移植の前日には、パワースポットにも連れて行ってくださいました。
また、日本のスタッフさんからも移植に向けてのご助言をいただきました。
そうした、お心遣いが本当にありがたく、みなさんが応援してくださっていることに感謝するとともに、
文字通りパワーをいただき、モチベーションを高め、翌日の移植に備えることができました。

移植当日は、主人も一緒に臨みました。
クリニックのスタッフさんが日本語でフォローしてくださるので緊張を和らげることができました。
移植は無事に終わり、ジョン先生より、
「順調に終わりましたよ。」
とのお言葉と同時に私の右肩にそっと手を添えて微笑んでくださいました。

移植後は、安静に過ごすため、すぐにホテルに戻り、
翌日はハワイ滞在の最終日でしたので少しだけホテル近くの散策をして10日間の滞在を終え帰国いたしました。

帰国後、10日程したところで、血液検査による妊娠判定を行いました。
主治医より、
「ホルモンが出ています。良かったですね。」
と陽性判定をいただきました。

これまで、陰性判定、化学的流産を繰り返していましたので念願の陽性判定に感無量でした。
診察室を出て主人と二人になったところで、ハイタッチをしたことは忘れません。

しかしながら、喜びも束の間、胎嚢が確認されて間もなく出血してしまいました。
夜間でしたので、病院の救急外来に電話をしました。
「今の時点では薬を使うことができないので安静にしていてください。」
との指示でした。

翌朝、Act Oneのスタッフさんにメールでその旨を伝えました。
すると、「大丈夫ですよ。」とのご返信をいただきました。
本当のところ、救急外来のドクターの電話の指示より、
Act Oneのスタッフさんのメールの方が私たちにとって、
『大丈夫なんだ。』
と確信できる心強いお言葉に感じたのは、言うまでもありません。

そして、無事に心拍確認に至り、今では心音を聞くことができます。
私のお腹の中で赤ちゃんの心臓が動いていると思うと大変、愛おしく思います。

卵子提供で妊娠

先日、母子手帳を受け取り、ハワイのクリニックより、
「治療は終了です。卒業おめでとうございます。」
とのご連絡をいただきました。
これまで落胆することの方が多かった不妊治療でしたが、
今は、検診の度に少しずつ育っている赤ちゃんをエコーで確認する喜びを感じています。

私もこのような気持ちになれたんだ!
と、心のどこかで今まで抱えていたのとは何か違う感情の変化を日々、実感しています。

安定期を前に、予定日までまだ先は長いですが、このまま順調に経過していくことを願うばかりです。

ここまで来られたのもAct Oneのスタッフさんと信頼関係を築き、
コミュニケーションを取る中で安心して何でも相談できる環境を作ってくださったからだと思います。
本当にありがとうございます。
そして、この先も経過を報告しつつ、心配事は今まで通り相談させていただきたく思う次第です。

育児をする夫
『最後になりましたが、主人より一言』

病院にて、血液検査で陽性反応をいただいてから、自宅でも市販の検査薬を試しました。
クッキリと陽性反応を示したラインを何度となく見直しました。
そして、胎嚢を確認することができると小さな赤ちゃんの姿が見られ、やがて、心拍の確認。
現在、心音を聞くことができるようになり、この上ない幸せを感じております。

少しずつ大きくなっていく、お腹を見ると自然に笑みがこぼれ、
思わずお腹を撫で、あらためて、女性の偉大さを感じます。

まだ、油断はできませんが、今から誕生が待ち遠しく、子どもと一緒に、
「あれもしたい。これもしたい。あそこへ連れて行きたい。」
と夢が広がるばかりです。
Act Oneさんのドアを叩いて本当に良かったです。ありがとうございました。

 


アクトワンの卵子提供プログラム
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卵子提供エージェンシーの選び方

         

子供が欲しいあなたを全力で応援するバタフライより☆彡

不妊治療について、そして、最先端不妊治療の先鋭化への危惧について、このブログで書いてきました。
いよいよ、卵子提供のノウハウについて、私の体験に基づいて少しずつ具体的に書いていきます。

まず、最も大事な課題、卵子提供エージェンシーの選び方について、書きます。
このブログを書いています2018年2月現在、インターネットの検索で「卵子提供」、と打ち込んだだけで、すぐさま「卵子提供」関連サイトがずらっと表示されます。
今やエージェンシーが林立、どの会社を選べば良いのか、悩みます。
法整備もされていませんし、それぞれの会社が独自の事業を展開していますので、細心の注意を払い、よくよく見極めて会社を選ばねばなりません。
エージェンシーは玉石混淆、多額の料金を支払いますし、何より、新しい命を生み出すのですから、複数の会社をしっかり比較検討して、選んで欲しいです。

バタフライさん卵子提供体験談

私が卵子提供を受けたのはバンコクです。
アメリカ本土やハワイが人気かと思いますが、私はバンコクを選びました。

理由は3つです。
最大の理由は、飛行機に乗っている時間が短い事。
ロサンゼルスなら約10時間、ハワイでも8時間近い飛行時間です。
自宅から空港までの往復や空港内での移動、現地でのクリニックと空港との往復などが身体に与える負担を考えると、飛行時間が6時間で済むバンコクが最適でした。
私は不妊&不育で10回流産していますので、特に現地からの帰国を最重要視、帰国する時は私は妊婦なんだ、と自分に言い聞かせていました。

「現地で胚をお腹に移植した瞬間から、新しい命が自分のお腹で躍動を始める。その大事な大事な命を全身で育みながら、私は帰国する。だから、妊婦として慎重に慎重を重ねて帰国し、自宅まで無事に到着せねばならない」

このように言い聞かせていました。ですので、荷物も可能な限り軽量化しました。
多くの旅行者が使うキャスター付きの鞄も、やめました。
階段で重い鞄を抱えて上り降りしなければならないからです。
とにかく、重い物を持たないよう、出来るだけ歩かないよう、胚の移植後はエレベーターやエスカレーターを使えるだけ使い、身体を大切にしました。

卵子提供エージェンシー選び方

バンコクを選んだ2つ目の理由は、料金が安かったからです。
卵子提供エージェンシーが提示する費用は、アメリカ本土やハワイに比べて、バンコクが安かったのです。
飛行機やホテル、現地での滞在費は、エージェンシーに支払う卵子提供プロジェクトの料金に含まれなかったので、飛行機やホテル代金も安いバンコクを選んだのです。
結果として、やはり、お腹に胚が入った状態で帰国する際に、飛行時間の短いバンコクを選んで良かったと思っています。
バンコクのクリニックも清潔で医療技術も高いと感じました。

2015年に政情により突如中断されて以来不可能だったタイでの卵子提供ですが、この文章を書いている2018年2月現在、一部の病院のみ再開しているようです。
マレーシアやインド、台湾でも行われているようですが、どこで行うのかは大変重要ですので、エージェンシーによくよく、その国の医療事情を確かめて、納得出来るまで十分話し合い、決定する事をお勧めします。

現地での気候が良い、とか、大都会だから行ってみたかった、とか、ついでに観光も出来るなどの理由で安易に決定しない事をお勧めします。
繰り返し強調しますが、帰国の際にはお腹に新しい命の息吹を感じながら、転ばないよう、重い荷物でお腹に負荷をかけないよう、大切に慎重に行動して頂きたいです。

バンコクを選んだ3つ目の理由については後述します。

卵子提供エージェンシーを訪問

次に、卵子提供エージェンシーをどのように選んだのか、私の場合を書きます。
まず、ネットで検索しました。沢山の会社がありますが、会社の拠点が日本国内なのか、海外なのか、に大別されます。

まずはホームページを熟読精査して、良さそうな会社に電話やメールで問い合わせをしました。
多くの会社が、夫婦共、1次渡航と2次渡航に参加するよう求めます。

1次渡航では、現地クリニックで医師との面談や検査、精子の採取を行います。
そしてドナーさんの採卵、受精卵の培養を経て、2次渡航が移植です。

私達の場合は、夫が多忙で渡航出来なかったので、国内で精子を採取し、現地のクリニックに送って体外受精させる事が可能かどうか、問い合わせました。
多くの会社が、不可との返事でした。

私は、自分の卵子提供→妊娠プロジェクトについて考えて考えて考え尽くしました。
人生で最も深く、考えました。それは、
「本当に他人さまの卵子を貰って良いのだろうか?そのようにして得られた新しい命を自分でちゃんと育んでいけるだろうか?」
という精神的葛藤や、夫が多忙ゆえ渡航出来ない問題、高い費用を捻出しなければならない点など、多岐にわたりました。

プロジェクトに必要な行為のあれこれを、出来るだけ国内で行いたい、と強く思いました。
私がそう思えたのは、ひとえに、日本で継続して来た不妊治療の主治医や培養士さん達と強い信頼関係があったからです。

私が望んだのは、プロジェクトを日本で遂行する事でしたが、現在の日本ではそれは無理でした。
ですので、ぎりぎり、出来る限り、日本の通い慣れた不妊治療の病院で遂行して頂けるよう、粘り強く主治医と話し合いました。
12年間、不妊治療でお世話になった病院でしたので、主治医も培養士さんも、私の希望を汲み取り、出来る限りの協力をして下さいました。

卵子提供選びのポイント

卵子提供エージェンシーの選び方ですが、国内拠点の会社2社に面談に行きました。

最初に訪問した会社はとても高圧的で、私が国内で出来るだけの事をしたい旨を告げると、言下に断られました。
私が食い下がると、それなら、その医者が本当に協力してくれるのか、守秘してくれるのか、今すぐその医者に電話して確認するから、電話番号を教えろ、と迫りました。
卵子提供プロジェクトは、とても神経を使う作業が多いのに、こんな高圧的な会社は無理だと判断しました。
しかも、面談のみの費用として5千円を支払わねばなりませんでした。

その次に訪問した会社は一転、とてもフレンドリーで、出来るだけ私の希望に添うよう努力する、と理解を示してくれたので、安堵出来ました。
面談費用も無料でした。
そもそも、卵子提供に関して日本では一切、法整備がなされていないので、ルールも料金もそれぞれの会社が決定します。
会社によって全然違うので、しっかり精査してじっくり話し合い、複数の会社を比較検討する事が必須です。

米国の卵子提供エージェンシー

私はもう1社、アメリカ本土に拠点を置く会社とも交渉しました。
実施するのはロサンゼルスのクリニック。
ドクターが優秀そうで、卵子提供の実績も着実に重ねていて、日本人のドナーさんも魅力的で、ロサンゼルスでの実施にしては料金が比較的安価でした。
ネックになったのが、精子の問題です。

前述しましたように、夫は多忙で渡航出来ないので、日本から精子を空輸したい、と希望しました。
最初、それは出来ない、と言われていたのですが、粘り強く交渉を進めると、空輸はOKになったのですが、精子を空輸するための条件が非常に厳しかったのです。

ロサンゼルスまで精子を空輸する為には、その前にまず、血液を採取して空輸し、アメリカで検査を受けて、異常なし、と認可される事が必須だと言われました。

検査費用は数十万円、空輸費用にも数十万円、合計百万円以上かかります。
日本で検査して英語で証明書類を作成して送付する方法でだめですか、と何度も交渉しましたが、だめでした。
アメリカの医療の規定に基づいた検査でないと絶対だめとの事でした。

アメリカは卵子も精子も提供がとても盛んで、アメリカの不妊治療クリニックに勤務していた日本人医師に尋ねた所、精子の空輸はアメリカ国内で当たり前のように日常的に行われているそうで、やはり血液検査を経た精子が移送されているのだと思います。

アメリカでは、外見や学歴、知能指数など、精子にこと細かく具体的なデータを付与して、商品価値をランク付けし売買する市場が出来上がっています。

以前見たアメリカ映画に、こんなシーンが有りました。
結婚せず恋人もいない女性が子供を産みたいからと、精子を買って、なんと自分で人工授精する!
なかなか妊娠しないので、それを何度も繰り返し行う、というシーンで、これは特別な事ではなくよく行われている、という雰囲気でさらっと描かれていて、私は驚愕しました。

このように、精子市場が完成し、ビジネスとして精子を売買、移動させているアメリカだからこそ、血液や精子など生体の国外から国内への移入については神経を尖らせていて、アメリカの基準に基づいた検査以外を認めないのではないか、と私は推察します。

卵子の移送については、よく調べてはいませんが、精子ほど盛んに行われていないのではないか、と思います。
卵子は精子に比べてはるかに、弱いのです。受精させて、受精卵になると強くなりますが、未受精の卵子はとても弱く、ダメージを受けやすいのです。

卵子提供エージェンシー選びは慎重に

卵子提供エージェンシーの選び方のテーマに戻ります。
私は、精子を空輸するためにはその前にまず、百万円ほどかけて血液を空輸しなければならないアメリカでのプロジェクトを諦めました。
そしてそのような手間がなく、ダイレクトに精子を空輸できるバンコクを選びました。
これが、バンコクを選んだ3つ目の理由です。

長くなりますので、ここでいったん筆を置きます。
エージェンシーの選択はとても重要ですので、続きをまた近々、書きます。

卵子提供を受けての妊娠、出産を考えている皆様、どうぞくれぐれもエージェンシーを慎重に選んで下さい。
費用が高過ぎたり、エージェンシーのスタッフや現地コーディネーターや現地の医療スタッフのクオリティや親切度に不安を覚えて、あなたにストレスがかかると、せっかく卵子を頂いても、妊娠へとスムーズに進んでいかないかもしれません。

卵子を貰ってゴールではありません。
そこから妊娠が始まり、出産、育児へとずーーっと続いていきます。

主役は、母となるあなたです。わがままになって良いのですよ。

卵子提供エージェンシーの選び方Part Ⅱの記事はこちらからから

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体験談:マレーシアでの卵子提供プログラム1次渡航を終えて / 44歳 茨城県 A様

         

マレーシアでの卵子提供プログラムで1次渡航された奥様の体験談 茨城県 44歳 A様

卵子提供プログラムがいよいよ始まり、一時渡航先のマレーシアに到着しました。
到着するとすぐに、現地スタッフの方がお迎えいただき、戸惑いもなく病院へ向かいました。
また、通常なら交通渋滞が酷く空港から病院までかなり時間がかかるところ、全く渋滞しておらず順調に病院に到着しました。
途中、ホテルのクロークに荷物を預け徒歩で病院に向かいました。

病院はいわゆる不妊治療の病院の雰囲気がなく、綺麗なオフィスのようでした。
現地スタッフさんは病院のスタッフさんと仲が良い感じで、こちらも安心でした。

まずは夫の採精、1畳半くらいのお部屋に案内され、その間はAct Oneのスタッフさんとマレーシアについてしばし談笑。

スタッフさんは気を使っていただいたのか、めっちゃお話をしてくれて、初めてのマレーシアだったけれど、全てがわかった感じになりました。

王宮横のパワースポット
王宮横にあるパワースポット。いろいろな伝説があるようです。

採精が終わるといよいよドクターによる内診。
不妊治療が長かったせいか、躊躇なく診察台へ。
診察台と言うかベッドでした。

ドクターより問題なく妊娠出来ると思います、と言われ少し安心しました。

サプリの服用の指示があり、DHAを飲みなさいとの事。
DHEAの間違いでは?と確認したがDHAでいいそうでした。

マレーシア王宮
マレーシア王宮

内診も特に問題なく終わりその後採血へ。

Act One のスタッフさんは、
「腕のいい看護師さんだから大丈夫ですよ」
言っていましたが夫は採血後腕から血を流し、私は何度もチャレンジしてようやく採血完了!

この病院に来て初めて不安を感じました(汗)。。。
やはり、看護師さんの腕は日本の方が上だなと。

バドゥ洞窟・ハヌマーンの像
バドゥ洞窟・ハヌマーンの像

夫の採精結果を聞いたところ、念のためもう一度明日採精するとのこと。

Act One のスタッフさんが気を利かせてくれて朝早い時間で予約を入れて頂いたので助かりました。

病院での診察は常にAct One のスタッフさんが同行してくれたので、私達が不安に感じる事は全くありませんでした。

バドゥ洞窟・ムルガン神像
バドゥ洞窟・ムルガン神像

卵子提供プログラムは始まったばかり。
結果はまだまだこれからですが、1次渡航を終えたいま、
「卵子提供プログラムと言う不妊治療に進んで良かった」
と思いました。

帰りの飛行機時間に合わせて、少しマレーシア観光もできました。

この体験談の中で使用している写真は、わたしたち夫婦が観光した時に、撮影したものです。

ツインタワー
ツインタワー

体験談:20年近く続けた不妊治療の末に授かりました!/ 50代 広島県 J様

         

ハワイの卵子提供で妊娠された奥様の体験談     広島県 50代 J様

とうとう妊娠できました!
判定日の前日出血があり、焦ってアクトワンさまにメールすると、
「大丈夫と思いますよ。」
と優しい返信。
翌日、生まれて初めて陽性の判定をもらいました。
いわゆる着床出血だったようです。
その日は嬉しいというより緊張して、身体がカチカチでした。

39歳から不妊治療を始め、一度も妊娠できなかった私が、つわりに苦しむ日がくるなんて夢のようです。
あきらめなければ願いは叶うのですね。

アクトワンの皆さま、心優しいドナーさま、クリニックの皆さま、そして世の中のすべてに感謝する気持ちです。

感謝の気持ち

昨年通算4回目の海外移植不成功の直後は、もうやめよう、という気持ちでした。

昨年の体験談にも書かせていただきましたが、その時アクトワンさまが、優しく背中を押すように、ERAや着床障害の検査を勧めてくださいました。
☆J様の前回の体験談はこちらから☆

そうか、まだできることがあった、と、最後の最後のトライをする気持ちになりました。

着床障害(不育症)の検査では、銅亜鉛や、NK活性、抗カルジオリピン抗体などいくつかの項目に基準値逸脱がみつかり、その対策を講じたことは今回の成功につながったと思っています。

他にも今回は生活習慣改善からスポーツ等々いろんなことをしましたが、これまでとの違いは、結局心の持ち方だったように思います。最後の最後。
でも、正直なところ、無理だろうと思っていました。
ただ、ほぼあきらめの境地にいながら、同時に、
「できることは何でもする」
という不思議な前向きの心境で臨んだのです。

生活習慣の改善とスポーツ

このような心境になれたのは、アクトワンさまに出会えたからです。
優しく、いざというとき力強いその対応は、会社ロゴの小鳥の「薄紫色」にこめられた癒しと冷静的確さ、その通りです。

長い間一人で抱え込んでいた私でしたが、身内ではない人さまからこのような優しさと助けをいただけることに、心満たされる思いでした。
人生の長い時間を不妊治療に費やしたことを辛く思う日もありましたが、それは、多くの人の助けに支えられた年月でもあったと気付いたのです。

そんな感情のおかげでしょうか。ふと気がつくと、口元がほころんで、自然に笑みがこぼれていました。自分でも不思議でした。
もっと早くこのような気持ちでいたら、もっと早く恵まれていたのかもしれません。

アクトワンさまの大切にされる「寄り添う」ことが、救いになることを教えていただきました。

ドクター・ジョン

さて、ハワイのクリニックは、シャーレの受精卵の有無を移植前後にモニターで確認するなど、移植の手順もしっかりしているように感じました。
Dr.ジョンはハンサムで笑顔がさわやかで少年のようにシャイで、しかも、素晴らしい腕前です!

私は去年より子宮口が狭くなり、日本では子宮鏡は大変、BCE検査は全身麻酔で行う、という状態でした。

移植の管は細いということですが、それでも痛いだろう、手間取られるだろうと思っていたのですが、全く痛みなく速やかに終わりました。
Dr.ジョンは、
「筋腫があるから、カテーテルの位置を工夫するのに少し手間取ったよ」
といわれましたが、実際は10分かからなかったと思います。
そして、私が思わず手をさしだすと、両手で暖かく握って「グッドラック」と言ってくださいました。

日本人看護師さんも優しくテキパキされていて、日本女性って素晴らしいな、と思ってしまいます。

現地スタッフの女性のことは大好きな友人のように感じていたので、ダイヤモンドヘッドに登ったり、食事をしたり、とても楽しく過ごしました。

卵子提供ハワイ

移植前は何度か運動を兼ねてワイキキからカハラまで1時間20分歩いて(通り道でバスの車掌さんにあきれられました)、お気に入りのオーガニック系ス-パー「ホールフーズ」に買い物に行きました。
(スイカのフレッシュジュースが大好き!)

私に新たな命を授けてくれたハワイの明るい空と海はいつも頭の中にあります。
次は、ぜひ子供を見てもらいに行きたいです。

助けられてばかりだった私が最高のプレゼントをいただき、いつか少しでもお返しができたらと思っています。

今は、親にもらったこの身体を信じ、またおなかの子も信じて、無事出産したいと思います。
心からありがとうございました。

 

体験談 ハワイの卵子提供で妊娠しました! / 愛知県 O様

         

ハワイの卵子提供で妊娠  愛知県O様

6月末にハワイで移植を受け、今のところ赤ちゃんも順調に育ってくれて、もうすぐ妊娠6ヶ月となります。
高齢&大きな筋腫持ちで出産まで油断はできませんが、少し安心したところです。

今まで夫との二人の生活に大きな不満はありませんでした。
しかし、子供を諦めることができず、いつも心の片隅に寂しい思いがありました。
でも今は、日々大きくなるお腹の赤ちゃんに幸せな気持ちにさせてもらっています。

不妊治療していた約3年間、卵子の老化で一度も採卵することができませんでした。
そんな私が初めての移植で妊娠できたのは、元気な卵ちゃんのおかげだと思います。
卵子を提供してくれたエッグドナーさんには本当に感 謝しています。

私には7cmの子宮筋腫があります。
ハワイに1次渡航した際にDr.ジョンから筋腫を切除してから移植に臨んだ方がベストとの診断を受けました。
しかし日本のDr.は、
「高齢出産のリスクを考えて少しでも早く移植をした方がよいので、手術は現実的でない」
との見解でした。

手術を受けるつもりで受診したのに手術は避けたほうがよいとの話しで、どうして良いのかわからなくなってしまいました。
そのことをアクトワンのコーディネーターに伝えると親身に相談にのっていただけました。
相談の結果、私は今回は切除せずに移植するこに決めました。

この他にも、難しい選択や迷ってしまう事が沢山ありましたが、アクトワンのコーディネーターの方は、いつもどんと構えて穏やかに、かつ親身に対応してくださり、本当に心強かったです。

ハワイの卵子提供で妊娠

ハワイの現地スタッフの方もとてもフレンドリーで明るく、また頼もしい感じの方で、
「心配してもしょうがない、大丈夫!!」
という前向きな気持ちにさせてくれました。

2次渡航の際は、せっかくのハワイだから楽しもうと思い、一人でパールハーバーのツアーに参加したり、ネイルサロンに行ったりして過ごしました。
夫が到着するまでの6日間はそんなこんなで、あっと言う間に過ぎてしまいました。
ハワイのスタッフの方と一緒に買い物に出かけた事もいい思い出です。

移植翌日から普通に過ごせたので、合流した夫と観光にも行きました。
それはまるで2回目の新婚旅行のような感じで素敵な気分も味わう事ができました。

移植は夫立会いで行われました。
Dr.ジョンは緊張している私達に、やさしく丁寧に説明をしてくださりながら移植を行い 、
最後に「これで着床しました」とさわやかな笑顔で言ってくださいました。
私は、「まだ成功したか、わからないのでは?・・・」と思いつつも、
Dr.ジョンの笑顔を見て不思議と、これで大丈夫と思えてきました。

日本の不妊治療の病院ではクレームを避ける為か、リスク説明が多く、治療をする上で、妊娠を期待するような話はあまりないと感じます。
しかしアクトワンのコーディネーターの方や、ハワイのクリニックのドクターや看護師の方は駄目だった時の事に焦点を当てるのではなく、希望が持てるような言葉で終始励ましていただけたのがとても嬉しかったです。

卵子提供プログラムを受けるにあたり、高額な費用や情報量の少なさから最初は躊躇しましたが、勇気を出して卵子提供を受けて本当に良かったです。
数あるエージェントの中から、アクトワンに巡り合え、アクトワンで卵子提供プログラムを進めることができた事もとてもラッキーでした。

赤ちゃんに会える日が待ち遠しいです!!