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卵子提供のレシピエント体験記

         
卵子提供で妊娠

体験談 ハワイのプログラムで妊娠された奥様からの体験記 愛知県W様 46歳

不妊治療から卵子提供へ

私たち夫婦がAct Oneを初めて訪れたのは、2017年2月中旬でした。
私(妻)が40代で晩婚だったため、結婚してすぐに不妊治療を開始しました。
不妊治療を2年半続ける中、鍼灸治療や漢方薬など妊娠に良いとされるものを試し、有名な体外受精専門のクリニックに転院して計14回体外受精を受けましたが、妊娠反応が出てもHCGの値が低く、化学流産が3回あり、妊娠継続には至りませんでした。
夫婦で不妊治療開始する際に治療をやめると決めた年齢に近づいたとき、最後の手段として卵子提供の情報を収集し始めました。
インターネットで卵子提供エージェンシーを検索して資料を取り寄せ、いくつか卵子提供エージェンシーと直接面談しました。
卵子提供エージェンシーの場所は6畳ほどの事務室だったり、マンションの一室だったり、様々だったのですが、実際にお話を伺いドナー情報の資料を拝見すると、現実を突きつけられたような気がしました。
特にドナーの写真の印象は大きく、文字では読み取れない人柄が伝わってきて、
「なぜこの人がドナーになろうと思ったのだろう?」
という方もいました。
アルコール飲酒や喫煙の有無もドナーとしての真剣さを示している気がしました。
一方、若い女性がドナーになることのご苦労を伺い参考になりました。
卵子提供エージェンシーの中には、受精卵を2個移植した場合の高い成功率を資料に載せていることもあったので、よく確かめないといけないと感じました。

Act Oneの選択

Act Oneのウェブサイトでは、理念がしっかりと述べられていました。
応対していただいたスタッフは、こちらの話を聴く姿勢で臨まれていたような印象を受けました。
面談では、ドナーの情報として色々な角度の写真や幼少期の写真も見せていただき、ドナーのイメージがよくつかめました。
先の見えない不妊治療で高額な費用を支払っていたので、必要な料金がいくらで何を追加したらいくらかかる明朗な会計だったことも安心しました。
また、日本で支援してくれるクリニックを紹介していただけることを確認しました。
それでも、私にとって面談は卵子提供の情報収集の一環で、即断はできず、決心するまで時間が必要でした。
一方、夫は最初卵子提供に内心抵抗感があったそうですが、卵子提供エージェンシーを訪問して理解を深めるにつれて、抵抗感が和らいできたと後に言っていました。
特別養子縁組を考え、説明会に参加したこともありましたが、民間の仲介業者では母親の年齢制限が、住んでいる市の紹介では高い競争率が壁となり、
さらに特別養子縁組のシステムが共働きの夫婦には合わないと感じて断念し、里親制度も一緒に暮らし育てた子供を実親の都合で手放す可能性があるため、最後は子を授かる方法として卵子提供以外にはないと考え、決心しました。

ハワイのクリニックの選択と契約

どの国で卵子提供を受けるのか決めるにあたって、費用も考慮しましたが、卵子提供が最後のチャンスで、確実に妊娠したかったので、成功率が一番高いハワイに決めました。
卵子提供の意思が固まると、Act Oneに連絡して契約書を送っていただき、署名・押印して正式に契約し、第一次ハワイ渡航の日程を調整していただきました。

ハワイの卵子提供

第一次ハワイ渡航

ハワイのクリニックで初診と夫の精子の採取のため、3泊4日間滞在し、ハワイに到着した翌日の午前に初診の診察を受けました。
現地のスタッフにホテルまで迎えに来ていただき、クリニックに向かい、日本人の看護師を介して、Frattarrelli医師と対面しました。
先生の感じは良く、私たちの英語の質問にも快く返答してくれました。
日本のクリニックと違って、海外の内診は医師と患者を仕切るカーテンがなく、カーテンの代わりに大きな紙で下半身を覆い、夫も同伴してモニターを見ながら子宮に問題がないことを確認しました。
その後、看護師さんから別室で詳細な説明と契約を交わしました。
受精卵の着床前スクリーニングや卵子提供に関するインフォームド・コンセントを確認して、たくさんの書類に署名をしたことを覚えています。
説明の中で看護師から受精卵は1個がいいとアドバイスを受けました。
以前通っていたクリニックが不妊治療で受精卵を2個以上同時移植すると多胎妊娠で流産や合併症のリスクが高まるので1個のみ移植を行う方針でした。
焦る私たちは、卵子移植で最初の移植がうまくいかなかったら、次は受精卵を2個移植しようと安易に考えていたのですが、妊娠継続を優先して改めて1個の移植に徹することにしました。
最後に看護師からピル、エストレースなど5種類の薬を受け取りました。
夫が精子を専用の部屋で採取している間に、同じビルの1階にある薬局でアスピリンと妊婦用マルチビタミンを購入しました。
クリニックに戻ってくると、夫が精子の採取がうまくいかないと不安そうに言うので、看護師に伝えて採取できたものを渡しました。
すぐに調べていただきましたが、ほとんど精子がなく、今までの精子検査の結果はどうだったのか尋ねられました。
日本の最初のクリニックで2回検査を受けたときは通常より精子が少ないと言われましたが、転院したクリニックの検査では全く問題がなく、どうもその日の体調によってうまくいかなかったり、日本との時差による疲れが原因だったりするようでした。
翌日に予約していたdolphin swim(イルカと海で泳ぐプログラム)を急遽キャンセルして、その日は早めに就寝して、翌朝再来院しました。
幸いそのときは十分な精子が採取でき、余裕を持って現地に滞在する大切さを感じました。

ドナーの選択とドナーの渡航

帰国後、Act Oneの事務所に再訪して、ドナーを決定しました。
ドナーを選択する際、まず夫婦の血液型の組み合わせから可能な血液型を持つドナーに限定しました。
夫が「私に似た女性がいい」と言っていたのですが、見つけるのは難しいため、髪質が私と同じ方に絞りました。
あとは卵子提供の経験回数と年齢などを考慮して悩みましたが、最終的には、お仕事をされている方だと日程の調整に時間がかかると思い、若くて比較的時間に融通がききそうな当時大学4年生の方にお願いすることにしました。
いつか告知することも考えて、レシピエントに公開されている情報をメモしておきました。
我々の第一ハワイ渡航から4ヵ月後にドナーさんがハワイに渡航して卵子を採取していただきました。
ドナーさんは、海外渡航が初めてだったのにも関わらず、ハワイ滞在中は栄養がしっかりと取れるように自炊をし、自己注射も頑張ってくれたそうで、大変感謝しています。

着床前スクリーニングと赤ちゃんの性別

ドナーさんから採取した卵子と夫の精子の受精卵(胚盤胞)の15個に対してPGS(着床前スクリーニング)を行いました。
通常は10個なのですが、念のために5個追加しました。
その結果、9個残って7個が男の子、2個が女の子でした。
ハワイの培養技術は高いそうなのでPGSに5個追加する必要がなかったかもしれませんが、追加していなければ、女の子を希望している場合は、全て男の子だったかもしれません。
ただ、私たちは最終的には男の子の胚盤胞を移植しました。
当初、どちらかと言うと、女の子を希望していたのですが、無事に妊娠して出産に至ることが最も重要と考え、性別に関係なく一番良好な胚盤胞の移植を希望しました。
ハワイのクリニックに問い合わせていただいたところ、PGSをクリアーした胚盤胞の質に大差はなく、目視で良さそうな胚盤胞を選ぶことになりました。それでも、今もこの選択は正しかったと信じています。

第二次ハワイ渡航の準備とキャンセル

移植のための第二次ハワイ渡航に備えて、ハワイのクリニックで指示された甲状腺刺激ホルモンやプロラクチン、乳ガン、子宮頸がんなどの検査を受けました。
そして、指定された期日にピルの服用を開始し、日本のクリニックで診察を受けて内膜の厚さ、卵胞やホルモン値等を検査していただいていました。
ところが、仕事の調整をしてハワイ行きの航空券やホテルも手配した後に、渡航直前の最後の検査で、子宮にポリープのようなものが見つかりました。
ただちにAct Oneに超音波画像を送って、ハワイのクリニックの指示を仰いだところ、ポリープの検査・手術でマイナスの要因を全て排除した方が良いということで、移植をキャンセルすることになりました。
子宮内膜ポリープがあると着床率が下がるので、日本のクリニックの子宮鏡検査でポリープを確認し、紹介していただいた病院でポリープ除去手術を約1ヵ月後に受けました。
手術した医師によると、術後2ヵ月ほど移植は難しいが、ポリープは再発しやすいので、できるだけ早く胚盤胞を移植するように勧められました。

卵子提供ハワイ

第二次ハワイ渡航

できるだけ早く移植をしたいと思いつつ、仕事の都合をつけて休みが取れたのは、ポリープ除去手術を受けて4ヵ月後でした。
当初の移植の予定で服用して不足したピルや期限切れの薬を追加していただき、再び日本のクリニックで検査を受けて準備しました。
今回、夫は3週間の海外出張があり、私一人で渡航する予定だったため、ホテルではなく安いワイキキのコンドミニアムを予約しました。
ところが、出発の当日に台風が日本を直撃して、飛行機の出発が翌朝に遅延することになりました。
ハワイの予定到着時間が真夜中の1時の予定で、コンドミニアムに連絡をすると、チェックインをして鍵を受け取るため、現地に到着したら電話をするように言われました。
Act Oneのスタッフに真夜中にホノルル国際空港まで迎えに来てもらうのは気が引けたので、到着したら自分でタクシーを拾ってコンドミニアムにチェックインすると伝えたのですが、
担当スタッフの方が危ないからという理由で、コンドミニアムの部屋の鍵も昼間に受け取って、空港に迎えに来てくれました。
実際に空港に到着したのは、さらに遅延して深夜1時過ぎになってしまい、コンドミニアムに着いたのは午前2時頃でした。
現地に着いてみてわかったのですが、コンドミニアムには受付がなく、あのままオーナーに電話して、女性一人で、駐車場で鍵を受け取っていたら、危険だったと思います。

胚盤胞の移植前の診察と注射

飛行機が到着した同日の朝8時15分に担当スタッフに再び迎えにきていただき、ハワイのクリニックに向かいました。
クリニックでは、医師が内診でポリープが完全に除去され、問題がないことを確認して、移植する胚盤胞の性別を再確認していました。
その後、日本人看護師2人から薬の投薬について説明を受けた際に問題が発生しました。
ハワイの診察日から移植するまでに服用・投与する薬の綿密なスケジュールがあり、その中にプロゲステロン注射という筋肉注射が含まれていました。
今まで自然周期に基づく不妊治療を受けていたので、移植前は最低限の薬の服用のみで注射はなかったので想定外でした。
さらに移植後8週目まで注射を継続する必要があり、できれば毎日、少なくとも週3回(2日に1度)は注射をすることが望ましかったのですが、注射は直角に針をお尻に刺すため自分で注射を打つのは無理でした。
そこで、ハワイではクリニックの休診日の土日を除いて、現地のAct Oneのスタッフに毎朝クリニックに送迎していただいて、看護師に注射していただくことになりました。
問題は夫が海外出張で不在のため、帰国後に誰も注射をしてくれる人がいないことでした。
夫と私の実家には卵子提供は秘密にしていましたし、仮に私の母に話して協力してもらっても実家が遠方のため、今度は日本で通っているクリニックに移植後の診察が受けられなくなってしまいます。
毎日のことなので多忙な友人に頼みづらく、Act Oneに日本のクリニックで注射してもらえないか頼んでみました。
そうすると、すぐに日本のクリニックに連絡を取っていただいて、夫が海外出張から戻るまで、クリニックに通ってプロゲステロンの注射を打っていただくことになりました。

ビタミン剤の購入と薬の数量の確認

大量の注射器や薬と移植後8週間分の投薬のスケジュール表をいただきました。
別のエージェンシーとクリニックを利用した卵子提供経験者のブログで、卵子提供で必要な薬の量が足りなかったと書いてあったので、念のため、必要な数量の確認をコンドミニアムの部屋で確認しました。
実際には少し余るぐらいの分量だったので安心しました。
妊娠期間を通して服用するように指定された妊婦用マルチビタミンはアメリカのみで購入できるので、今回は出産までに必要な量をまとめて購入しておきました。
また、注射器や薬を機内に手荷物で持ち込むため、医師からの機内持ち込みに関する手紙もいただきました。

移植

移植しやすくするために、当日、膀胱が充満している状態になるように、最終のトイレは移植の2時間前に済ませて、水を500ml飲むように指示を受けていたのですが、
クリニックに到着するとがまんできなくなって看護師の許可を取ってトイレに行き、その後コップ3杯の水を飲みました。
移植するオペ室に入る前に着替えて、頭と足に紙製のカバーをつけ、下半身はシーツを巻き、オペ用の台に乗りました。
日本人看護婦が1名とアメリカの看護師が1名ついて、最初に生年月日の確認を英語で受けました。
日本人看護婦が答えると、患者本人に直接回答するように指示があり、私自身で生年月日と名前を英語で言って本人確認を済ませました。
そのあとに医師が登場して、私の顔を覗き込んで優しく声がけをしてくれました。
一緒に移植する胚盤胞をモニターで見て“Perfect!”とおっしゃって、移植を開始しました。
日本の移植と違うのは、私のお腹にエコーをして画面で確認しながら移植を行ったことや、移植後に医師が軽く手を握って “Everything is OK.”と言っていたことでしょうか。
移植した日は安静にする指示に従って、コンドミニアムに戻ってからは安静にするつもりでした。
移植直前に水を大量に飲んだせいか、頻尿になってしまい、不安になりましたが、ホットミルクを飲んで体を温めると落ち着きました。

卵子提供で妊娠

移植後から判定まで

日本に帰国後は、夫が海外出張から帰国するまで、休診の日曜日以外毎日、日本のクリニックに通院してプロゲステロンの注射を受けました。
いよいよ妊娠4週目にあたる日に血液検査を受けて、妊娠判定を受けました。
移植直前の水分調整がうまくいかなかったこともあって過剰に期待しないようにして臨んでいたのですが、しっかり妊娠していました。
不妊治療を受けていた頃は、妊娠反応があってもHCGが最高25.2しかなかったのに対して、HCGが264.9もあったことに何よりも驚きました。
その2日後に受けた2回目の検査のHCGが1044.4、さらに2日後の3回目の検査のHCGが2821.2と順調に値が増えていました。
移植直前の水量調節の失敗や頻尿のトラブルをもろともしない、若いドナーの卵子の生命力の力強さを感じました。
そして、一番状態の良い胚盤胞を選んで良かったと思いました。
その後、診察で心拍や胎嚢が確認できたときに、夫に携帯メッセージですぐに連絡したら、
「ほんとうに、おめでとう」
とすぐに返信がきて、妊娠した実感が湧いてきました。

注射・薬の投薬の継続と終了

夫が出張から戻ったあとは、Act Oneの現地スタッフに私の携帯で撮ってもらったハワイの看護師の注射方法の説明と実際に注射する動画を夫が参考にして、注射を打ってもらいました。
看護師や医師が注射するのとは勝手が違って、痛かったり、注射した箇所が硬くなったり、少し腫れたりしたましたが、夫は頑張ってくれました。
ハワイでいただいた薬や注射の回数や量は徐々に減り、最終的に服用は終了して、負担が楽になりました。
同時に薬なしで妊娠が継続できるのか少し不安でしたが、杞憂に終わりました。

卵子提供を振り返って

卵子提供を受けること決めたときは、出産したときの女性の年齢があまりにも高すぎると周囲の視線も気になることから、時間に焦っていたところがありました。
しかし、相手があってのことですので、卵子提供にある程度時間がかかることを覚悟する必要があります。
Act Oneで最初に面談をしたときに、最短で半年ほど移植まで時間がかると言われましたが、実際には、ドナーさんやクリニックの都合もあったり、自分自身もポリープの除去手術を受けたりして、1年半以上の時間を要しました。
その一方で、年齢とともに卵子の老化だけではなく、ポリープができるなど自分の身体にも変化が起こり、高齢で妊娠中も妊娠高血圧症や妊娠糖尿病のリスクが高いので、早めに卵子提供を受けることをお勧めします。
女性の年齢にかかわらず、卵子提供を受けた場合の出生率が高いとはいえ、それにあぐらをかかないほうがいいと思います。
着床前スクリーニングは色々と意見がありますが、高齢の私にとっては必要でした。
不妊治療中は、化学流産を3回経験しましたし、妊娠しても出生前診断で陽性だった場合はどうするのかは悩ましい問題でした。
卵子提供では、こうした懸念がなかったのは助かりました。

Act Oneの良かった点

Act Oneの良かった点は、丁重なケアです。
移植でハワイに滞在していた間はほぼ毎日のようにメールで連絡をとり、色々とアドバイスをいただきました。
ハワイのクリニックの看護師に移植する際の帰りの便はオープンチケットを取ってくださいと言われましたが、オープンチケットは高額で、変更料を2〜3万円払う方が安いという情報をAct Oneからいただき助かりました。
移植でハワイに約10日間滞在した際に、Act Oneの現地スタッフの方が、私が一人で滞在しているため、色々と気を使ってくださって、
ほぼ毎日のクリニックの送迎の他に、食事に誘ってくださったり、ファーマーズ・マーケットやハワイの景勝地に連れて行ってくださったりして、本当に感謝しています。
移植前後でお世話になる日本のクリニックの紹介を紹介してくださったのも心強かったです。
海外で卵子提供を受けた方が、日本で協力してくれるクリニックを見つけるのに苦労された話をブログで読んだことがあります。
日本では、卵子提供に関する医師の理解がまだ十分ではなく、協力が難しいのが現実ですので、日本で協力していただけるクリニックを紹介していただけることは非常に助かりました。
協力していただいた日本のクリニックの先生方に感謝しています。

現在と今後

早いもので、もうじき妊娠7ヵ月です。
妊娠初期に少量の出血があったり、破水のような症状があって夜に救急病院に行ったりしたこともありましたが(今思えば勘違いでした)、妊娠初期および中期超音波精密検査では問題がありませんでした。
今のところ血圧は正常範囲内で、妊娠糖尿病の兆候もありません。
それでも後悔しているのは、健康に気をつけて節制しながら受けていた不妊治療をやめて卵子提供による移植までの期間に、油断して体重が増えたことです。
もっとしっかり体重管理をすればよかったと思っています。
告知については、赤ちゃんと私たち夫婦だけでなく、双方の両親も巻き込むので、慎重に時間をかけて考えていきたいと思います。
最後に、卵子提供によってお子様を希望する全てのご夫婦にチャンスが与えられ、夢が叶うことをお祈り申し上げます。

 

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卵子提供エージェンシーの選び方 PartⅡ

         
バタフライさん体験談3

子供が欲しいあなたを全力で応援するバタフライより☆彡

前回に続き、卵子提供エージェンシーの選び方について書きます。
林立する卵子提供エージェンシーですが、何度も私がこのブログで書いていますように、
エージェンシーの優劣や誠意、あなたとの相性が、卵子提供プロジェクトの成否を決めますので、
慎重に、疑問は全てぶつけて、完全に納得してから決定して下さい。

では以下、具体的に項目毎に考えていきます。

バタフライさん体験談4

 

1.本拠が日本国内か、海外か

 卵子提供エージェンシーは、日本に本拠がある会社と、海外に本拠がある会社に大別できます。
私はどちらとも交渉しましたが、前者を選びました。
卵子提供、という大変ナーヴァスなプロジェクトに全力で取り組むために、すぐ連絡出来る会社とタッグを組みたいと思ったのです。
 
卵子提供プロジェクトを行ってみての実感ですが、質問しても質問してもきりが無いくらい、プロセス途上で解決しなければならない課題や疑問が出て来ます。
そのたびに、国際電話をいちいちかける訳にはいきません。
私が交渉した、ロサンゼルスに本拠をおくエージェンシーは、私に、スカイプと契約するよう求めました。
エージェンシーとの交渉は基本的にはメールで行いましたが、大切な事はやはり電話で直接話し合いたかったので、時差も気にしなくていいし、スカイプ契約も不要な、日本国内に本拠をおくエージェンシーに決めました。

バタフライさん体験談16

 2.精子を確実に安全に空輸出来るか?  

  前回のブログにも書きましたように、夫が多忙で渡航出来ないので、日本で採精して、バンコクのクリニックへ空輸しました。
国内で精子を保管して貰っているクリニックから空港までの移動→飛行機内→バンコクで空港からクリニックまでの移動。
この過程で精子を確実に安全に空輸出来るかどうか、何度も確認し、大丈夫だと信頼出来るエージェンシーに決めました。
特に怖かったのが、飛行機内での扱いと、バンコクでの移動です。
血液や細胞などの輸送を扱う専門の業者をエージェンシーから紹介されました。
実績もあり信用できると思ったのですが、難点は、その会社の方が精子に付き添って運搬して下さるのは国内のみ、という事でした。
飛行機内では精子は独りぼっち(!)ですし、一番怖かったのは、バンコクに到着後の精子の扱いです。
バンコクの空港内でどのような手続きを経て入国出来るのか?
どんな人が、どんな手段で空港からクリニックまで大事な精子を運んでくれるのか?

輸送業者の説明は、こうでした。
空港内で精子に付き添う人間はいないが、規定の手続きを経た後、バンコクの専門業者が受け取り、精子を損なわない設備を備えたリムジンでクリニックまで確実、安全に運ぶ、との事でした。

私に経済的、時間的余裕があれば、精子に付き添って飛行機に乗り、バンコクのクリニックまで行きたかったのですが、それは無理でしたし、日本の業者が、バンコクの業者にきちんと指示を出しておくから大丈夫との事でしたので、任せる事にしました。
 
結果として精子は無事にバンコクのクリニックに到着、受精も妊娠も出産も無事成功し、子供はとても元気に育っています。
 
でも、精子の空輸ではやはり、大変怖い思いをして、不安に苛まれました。
飛行機は無事到着したのに、空港で精子が長時間足止めされて、なかなか出て来なかったのです。
後で分かったのですが、バンコクの空港の税関にトラブルが発生し、半日ほど機能がストップしていたそうです。
日本の自宅で、精子が無事にクリニックに到着したという連絡を今や遅しとじりじり待っていた私は、
いつまでたっても連絡が無いので、
精子が紛失?
迷子になったのか?
飛行機到着から8時間ほど経過しても連絡が無いので、凍結精子が融解してしまうのでは?
と、本当に生きた心地がしませんでした。
 
結果的に、凍結を長時間維持できる容器に入れられていましたので精子は無事でしたが、
空港のシステムトラブルに巻き込まれて、本当に不安でした。
私達のケースは、夫が多忙で渡航出来ないのでやむを得ず、精子を空輸しましたが、
やはり、予期せぬトラブルの可能性もあります。
大切な精子ですので現地のクリニックで採精される事をお勧めします。

バタフライさん体験談9

 3.スタッフの知識、誠意、守秘

 次回のブログで、卵子提供プロジェクトの具体的なプロセスを丁寧に書くつもりですが、実にこと細かに、エージェンシーと打ち合わせ、話し合いをする必要があります。
受精卵を何個作って、何個お腹に戻して何個凍結保存するのか、とか、
顕微授精にするかどうか、etc、
それらについて的確な知識を持ち、どんどん進化する不妊治療について勉強も続けていて、誠実に対応してくれる。
しっかり守秘出来る。
これらの事は最低限、必須です。

以上の事が出来るエージェンシーかどうか、の判断は、直接話してみて、探るのが一番だと思います。
その為には、まずあなた自身が知識と、やる気を充実させる事です。

私は、長年お世話になっていた不妊治療クリニックのドクターや培養士さん達にとことん質問して、自分が卵子提供プロジェクトを成功させる為の知識を磨きました。

バタフライさん体験談14

 4.ドナーさんの質と量

 そしてこれが最重要事項ですが、そのエージェンシーに登録しておられるドナーさんの質と量です。
私は、ドナーさん選ぶ際に、まず最初に血液型を決定して選びました。
その血液型のドナーさんが何人くらい登録しておられ、どのような方々なのか?
をまずチェックポイントとしました。
 
具体的には、エージェンシーに直接出向き、ドナーさんのプロフィールを拝見しました。
その場でドナーさんを決定せず、自宅でじっくりと選択したかったので、自宅にドナーさんの写真やプロフィル等のデータを送信して貰いました。

その際に、エージェンシーから、私達夫婦の身分証明書類のコピーを提出するよう求められました。
この時、私はこのエージェンシーが良い、と思いました。
ドナーさんのデータ、という最高機密を外部に出す際に、相手の身分証明書類を求める、という事は、私達、依頼夫婦のデータも十分に守られる事だと思ったからです。

そして、ドナーさんのデータに何が記載されているのか?
ドナーさんの写真が確実に掲載されているか?
この2点をしっかりチェックしましょう。

 私達の場合、ドナーさんが決定するまで時間がかかりました。
ドナーさんは色んなライフスタイルの方がおられます。
学生さんもおられれば、お子さんがおられる方もいらっしゃいます。
このドナーさんにお願いします、と決めて、エージェンシーに伝えてから、
まずは、ドナーさんに連絡がつくまでに時間がかかります。

卵子提供エージェンシーを訪問

連絡がついても、学生さんの場合、試験や学業などで多忙でドナー活動は無理、
お母さんドナーの場合、子供の幼稚園や小学校のPTA活動で多忙ゆえ無理、
お仕事をされている方の場合は仕事が多忙で無理、
などと、私達は、何人ものドナーさんに断られました。

この方が良い、依頼したいと思ってもことごとく断られ、暗礁に乗り上げた、と落ち込んでいた所、
エージェンシーのスタッフの方から、
「この方は如何ですか?この方なら今すぐドナー活動可能です」
と連絡を貰いました。

その方は、私達の選択には入っていませんでしたが、エージェンシーに提案され、
その方の写真やプロフィルをじっくり拝見すると、とても良い方でした。

このようにして私達は、エージェンシーが結んでくれたご縁で、ドナーさんを最終決定したのでした。
このように、依頼する夫婦の意識や好みを見極めて、魅力的なドナーさんをカップリング出来る力を持っているエージェンシーをお勧めします。

 以上、エージェンシーの選び方を書きました。
ドナーさん及びエージェンシーの選択は一大事です。

どうぞ、納得出来るまでとことん、エージェンシーに質問して話し合って、決めて下さい。

 
 

卵子提供エージェンシーの選び方

         
バタフライさんの体験談

子供が欲しいあなたを全力で応援するバタフライより☆彡

不妊治療について、そして、最先端不妊治療の先鋭化への危惧について、このブログで書いてきました。
いよいよ、卵子提供のノウハウについて、私の体験に基づいて少しずつ具体的に書いていきます。

 まず、最も大事な課題、卵子提供エージェンシーの選び方について、書きます。
このブログを書いています2018年2月現在、インターネットの検索で「卵子提供」、と打ち込んだだけで、すぐさま「卵子提供」関連サイトがずらっと表示されます。
今やエージェンシーが林立、どの会社を選べば良いのか、悩みます。
法整備もされていませんし、それぞれの会社が独自の事業を展開していますので、細心の注意を払い、よくよく見極めて会社を選ばねばなりません。
エージェンシーは玉石混淆、多額の料金を支払いますし、何より、新しい命を生み出すのですから、複数の会社をしっかり比較検討して、選んで欲しいです。

バタフライさん卵子提供体験談

 私が卵子提供を受けたのはバンコクです。
アメリカ本土やハワイが人気かと思いますが、私はバンコクを選びました。

理由は3つです。
最大の理由は、飛行機に乗っている時間が短い事。
ロサンゼルスなら約10時間、ハワイでも8時間近い飛行時間です。
自宅から空港までの往復や空港内での移動、現地でのクリニックと空港との往復などが身体に与える負担を考えると、飛行時間が6時間で済むバンコクが最適でした。
私は不妊&不育で10回流産していますので、特に現地からの帰国を最重要視、帰国する時は私は妊婦なんだ、と自分に言い聞かせていました。

「現地で胚をお腹に移植した瞬間から、新しい命が自分のお腹で躍動を始める。その大事な大事な命を全身で育みながら、私は帰国する。だから、妊婦として慎重に慎重を重ねて帰国し、自宅まで無事に到着せねばならない」

このように言い聞かせていました。ですので、荷物も可能な限り軽量化しました。
多くの旅行者が使うキャスター付きの鞄も、やめました。
階段で重い鞄を抱えて上り降りしなければならないからです。
とにかく、重い物を持たないよう、出来るだけ歩かないよう、胚の移植後はエレベーターやエスカレーターを使えるだけ使い、身体を大切にしました。

卵子提供エージェンシー選び方

 バンコクを選んだ2つ目の理由は、料金が安かったからです。
卵子提供エージェンシーが提示する費用は、アメリカ本土やハワイに比べて、バンコクが安かったのです。
飛行機やホテル、現地での滞在費は、エージェンシーに支払う卵子提供プロジェクトの料金に含まれなかったので、飛行機やホテル代金も安いバンコクを選んだのです。
結果として、やはり、お腹に胚が入った状態で帰国する際に、飛行時間の短いバンコクを選んで良かったと思っています。
バンコクのクリニックも清潔で医療技術も高いと感じました。

 2015年に政情により突如中断されて以来不可能だったタイでの卵子提供ですが、この文章を書いている2018年2月現在、一部の病院のみ再開しているようです。
マレーシアやインド、台湾でも行われているようですが、どこで行うのかは大変重要ですので、エージェンシーによくよく、その国の医療事情を確かめて、納得出来るまで十分話し合い、決定する事をお勧めします。

現地での気候が良い、とか、大都会だから行ってみたかった、とか、ついでに観光も出来るなどの理由で安易に決定しない事をお勧めします。
繰り返し強調しますが、帰国の際にはお腹に新しい命の息吹を感じながら、転ばないよう、重い荷物でお腹に負荷をかけないよう、大切に慎重に行動して頂きたいです。

バンコクを選んだ3つ目の理由については後述します。

卵子提供エージェンシーを訪問

 次に、卵子提供エージェンシーをどのように選んだのか、私の場合を書きます。
まず、ネットで検索しました。沢山の会社がありますが、会社の拠点が日本国内なのか、海外なのか、に大別されます。

まずはホームページを熟読精査して、良さそうな会社に電話やメールで問い合わせをしました。
多くの会社が、夫婦共、1次渡航と2次渡航に参加するよう求めます。

1次渡航では、現地クリニックで医師との面談や検査、精子の採取を行います。
そしてドナーさんの採卵、受精卵の培養を経て、2次渡航が移植です。

私達の場合は、夫が多忙で渡航出来なかったので、国内で精子を採取し、現地のクリニックに送って体外受精させる事が可能かどうか、問い合わせました。
多くの会社が、不可との返事でした。
 
私は、自分の卵子提供→妊娠プロジェクトについて考えて考えて考え尽くしました。
人生で最も深く、考えました。それは、
「本当に他人さまの卵子を貰って良いのだろうか?そのようにして得られた新しい命を自分でちゃんと育んでいけるだろうか?」
という精神的葛藤や、夫が多忙ゆえ渡航出来ない問題、高い費用を捻出しなければならない点など、多岐にわたりました。
 
プロジェクトに必要な行為のあれこれを、出来るだけ国内で行いたい、と強く思いました。
私がそう思えたのは、ひとえに、日本で継続して来た不妊治療の主治医や培養士さん達と強い信頼関係があったからです。

私が望んだのは、プロジェクトを日本で遂行する事でしたが、現在の日本ではそれは無理でした。
ですので、ぎりぎり、出来る限り、日本の通い慣れた不妊治療の病院で遂行して頂けるよう、粘り強く主治医と話し合いました。
12年間、不妊治療でお世話になった病院でしたので、主治医も培養士さんも、私の希望を汲み取り、出来る限りの協力をして下さいました。

卵子提供選びのポイント
 
卵子提供エージェンシーの選び方ですが、国内拠点の会社2社に面談に行きました。

最初に訪問した会社はとても高圧的で、私が国内で出来るだけの事をしたい旨を告げると、言下に断られました。
私が食い下がると、それなら、その医者が本当に協力してくれるのか、守秘してくれるのか、今すぐその医者に電話して確認するから、電話番号を教えろ、と迫りました。
卵子提供プロジェクトは、とても神経を使う作業が多いのに、こんな高圧的な会社は無理だと判断しました。
しかも、面談のみの費用として5千円を支払わねばなりませんでした。
 
その次に訪問した会社は一転、とてもフレンドリーで、出来るだけ私の希望に添うよう努力する、と理解を示してくれたので、安堵出来ました。
面談費用も無料でした。
そもそも、卵子提供に関して日本では一切、法整備がなされていないので、ルールも料金もそれぞれの会社が決定します。
会社によって全然違うので、しっかり精査してじっくり話し合い、複数の会社を比較検討する事が必須です。
 
米国の卵子提供エージェンシー

私はもう1社、アメリカ本土に拠点を置く会社とも交渉しました。
実施するのはロサンゼルスのクリニック。
ドクターが優秀そうで、卵子提供の実績も着実に重ねていて、日本人のドナーさんも魅力的で、ロサンゼルスでの実施にしては料金が比較的安価でした。
ネックになったのが、精子の問題です。

前述しましたように、夫は多忙で渡航出来ないので、日本から精子を空輸したい、と希望しました。
最初、それは出来ない、と言われていたのですが、粘り強く交渉を進めると、空輸はOKになったのですが、精子を空輸するための条件が非常に厳しかったのです。

ロサンゼルスまで精子を空輸する為には、その前にまず、血液を採取して空輸し、アメリカで検査を受けて、異常なし、と認可される事が必須だと言われました。

検査費用は数十万円、空輸費用にも数十万円、合計百万円以上かかります。
日本で検査して英語で証明書類を作成して送付する方法でだめですか、と何度も交渉しましたが、だめでした。
アメリカの医療の規定に基づいた検査でないと絶対だめとの事でした。

アメリカは卵子も精子も提供がとても盛んで、アメリカの不妊治療クリニックに勤務していた日本人医師に尋ねた所、精子の空輸はアメリカ国内で当たり前のように日常的に行われているそうで、やはり血液検査を経た精子が移送されているのだと思います。

アメリカでは、外見や学歴、知能指数など、精子にこと細かく具体的なデータを付与して、商品価値をランク付けし売買する市場が出来上がっています。

以前見たアメリカ映画に、こんなシーンが有りました。
結婚せず恋人もいない女性が子供を産みたいからと、精子を買って、なんと自分で人工授精する!
なかなか妊娠しないので、それを何度も繰り返し行う、というシーンで、これは特別な事ではなくよく行われている、という雰囲気でさらっと描かれていて、私は驚愕しました。

このように、精子市場が完成し、ビジネスとして精子を売買、移動させているアメリカだからこそ、血液や精子など生体の国外から国内への移入については神経を尖らせていて、アメリカの基準に基づいた検査以外を認めないのではないか、と私は推察します。

卵子の移送については、よく調べてはいませんが、精子ほど盛んに行われていないのではないか、と思います。
卵子は精子に比べてはるかに、弱いのです。受精させて、受精卵になると強くなりますが、未受精の卵子はとても弱く、ダメージを受けやすいのです。
 
卵子提供エージェンシー選びは慎重に

卵子提供エージェンシーの選び方のテーマに戻ります。
私は、精子を空輸するためにはその前にまず、百万円ほどかけて血液を空輸しなければならないアメリカでのプロジェクトを諦めました。
そしてそのような手間がなく、ダイレクトに精子を空輸できるバンコクを選びました。
これが、バンコクを選んだ3つ目の理由です。
 
長くなりますので、ここでいったん筆を置きます。
エージェンシーの選択はとても重要ですので、続きをまた近々、書きます。

卵子提供を受けての妊娠、出産を考えている皆様、どうぞくれぐれもエージェンシーを慎重に選んで下さい。
費用が高過ぎたり、エージェンシーのスタッフや現地コーディネーターや現地の医療スタッフのクオリティや親切度に不安を覚えて、あなたにストレスがかかると、せっかく卵子を頂いても、妊娠へとスムーズに進んでいかないかもしれません。

卵子を貰ってゴールではありません。
そこから妊娠が始まり、出産、育児へとずーーっと続いていきます。

主役は、母となるあなたです。わがままになって良いのですよ。

 
 

体験談:20年近く続けた不妊治療の末に授かりました!

         

ハワイの卵子提供で妊娠された奥様の体験談     広島県 50代 J様

とうとう妊娠できました!
判定日の前日出血があり、焦ってアクトワンさまにメールすると、
「大丈夫と思いますよ。」
と優しい返信。
翌日、生まれて初めて陽性の判定をもらいました。
いわゆる着床出血だったようです。
その日は嬉しいというより緊張して、身体がカチカチでした。

39歳から不妊治療を始め、一度も妊娠できなかった私が、つわりに苦しむ日がくるなんて夢のようです。
あきらめなければ願いは叶うのですね。

アクトワンの皆さま、心優しいドナーさま、クリニックの皆さま、そして世の中のすべてに感謝する気持ちです。

感謝の気持ち

昨年通算4回目の海外移植不成功の直後は、もうやめよう、という気持ちでした。

昨年の体験談にも書かせていただきましたが、その時アクトワンさまが、優しく背中を押すように、ERAや着床障害の検査を勧めてくださいました。
☆J様の前回の体験談はこちらから☆

そうか、まだできることがあった、と、最後の最後のトライをする気持ちになりました。

着床障害(不育症)の検査では、銅亜鉛や、NK活性、抗カルジオリピン抗体などいくつかの項目に基準値逸脱がみつかり、その対策を講じたことは今回の成功につながったと思っています。

他にも今回は生活習慣改善からスポーツ等々いろんなことをしましたが、これまでとの違いは、結局心の持ち方だったように思います。最後の最後。
でも、正直なところ、無理だろうと思っていました。
ただ、ほぼあきらめの境地にいながら、同時に、
「できることは何でもする」
という不思議な前向きの心境で臨んだのです。

生活習慣の改善とスポーツ

このような心境になれたのは、アクトワンさまに出会えたからです。
優しく、いざというとき力強いその対応は、会社ロゴの小鳥の「薄紫色」にこめられた癒しと冷静的確さ、その通りです。

長い間一人で抱え込んでいた私でしたが、身内ではない人さまからこのような優しさと助けをいただけることに、心満たされる思いでした。
人生の長い時間を不妊治療に費やしたことを辛く思う日もありましたが、それは、多くの人の助けに支えられた年月でもあったと気付いたのです。

そんな感情のおかげでしょうか。ふと気がつくと、口元がほころんで、自然に笑みがこぼれていました。自分でも不思議でした。
もっと早くこのような気持ちでいたら、もっと早く恵まれていたのかもしれません。

アクトワンさまの大切にされる「寄り添う」ことが、救いになることを教えていただきました。

ドクター・ジョン

さて、ハワイのクリニックは、シャーレの受精卵の有無を移植前後にモニターで確認するなど、移植の手順もしっかりしているように感じました。
Dr.ジョンはハンサムで笑顔がさわやかで少年のようにシャイで、しかも、素晴らしい腕前です!

私は去年より子宮口が狭くなり、日本では子宮鏡は大変、BCE検査は全身麻酔で行う、という状態でした。

移植の管は細いということですが、それでも痛いだろう、手間取られるだろうと思っていたのですが、全く痛みなく速やかに終わりました。
Dr.ジョンは、
「筋腫があるから、カテーテルの位置を工夫するのに少し手間取ったよ」
といわれましたが、実際は10分かからなかったと思います。
そして、私が思わず手をさしだすと、両手で暖かく握って「グッドラック」と言ってくださいました。

日本人看護師さんも優しくテキパキされていて、日本女性って素晴らしいな、と思ってしまいます。

現地スタッフの女性のことは大好きな友人のように感じていたので、ダイヤモンドヘッドに登ったり、食事をしたり、とても楽しく過ごしました。

卵子提供ハワイ

移植前は何度か運動を兼ねてワイキキからカハラまで1時間20分歩いて(通り道でバスの車掌さんにあきれられました)、お気に入りのオーガニック系ス-パー「ホールフーズ」に買い物に行きました。
(スイカのフレッシュジュースが大好き!)

私に新たな命を授けてくれたハワイの明るい空と海はいつも頭の中にあります。
次は、ぜひ子供を見てもらいに行きたいです。

助けられてばかりだった私が最高のプレゼントをいただき、いつか少しでもお返しができたらと思っています。

今は、親にもらったこの身体を信じ、またおなかの子も信じて、無事出産したいと思います。
心からありがとうございました。

 

体験談 ハワイの卵子提供で妊娠しました!

         

ハワイの卵子提供で妊娠  愛知県O様

6月末にハワイで移植を受け、今のところ赤ちゃんも順調に育ってくれて、もうすぐ妊娠6ヶ月となります。
高齢&大きな筋腫持ちで出産まで油断はできませんが、少し安心したところです。

今まで夫との二人の生活に大きな不満はありませんでした。
しかし、子供を諦めることができず、いつも心の片隅に寂しい思いがありました。
でも今は、日々大きくなるお腹の赤ちゃんに幸せな気持ちにさせてもらっています。

不妊治療していた約3年間、卵子の老化で一度も採卵することができませんでした。
そんな私が初めての移植で妊娠できたのは、元気な卵ちゃんのおかげだと思います。
卵子を提供してくれたエッグドナーさんには本当に感 謝しています。

私には7cmの子宮筋腫があります。
ハワイに1次渡航した際にDr.ジョンから筋腫を切除してから移植に臨んだ方がベストとの診断を受けました。
しかし日本のDr.は、
「高齢出産のリスクを考えて少しでも早く移植をした方がよいので、手術は現実的でない」
との見解でした。

手術を受けるつもりで受診したのに手術は避けたほうがよいとの話しで、どうして良いのかわからなくなってしまいました。
そのことをアクトワンのコーディネーターに伝えると親身に相談にのっていただけました。
相談の結果、私は今回は切除せずに移植するこに決めました。

この他にも、難しい選択や迷ってしまう事が沢山ありましたが、アクトワンのコーディネーターの方は、いつもどんと構えて穏やかに、かつ親身に対応してくださり、本当に心強かったです。

ハワイの卵子提供で妊娠

ハワイの現地スタッフの方もとてもフレンドリーで明るく、また頼もしい感じの方で、
「心配してもしょうがない、大丈夫!!」
という前向きな気持ちにさせてくれました。

2次渡航の際は、せっかくのハワイだから楽しもうと思い、一人でパールハーバーのツアーに参加したり、ネイルサロンに行ったりして過ごしました。
夫が到着するまでの6日間はそんなこんなで、あっと言う間に過ぎてしまいました。
ハワイのスタッフの方と一緒に買い物に出かけた事もいい思い出です。

移植翌日から普通に過ごせたので、合流した夫と観光にも行きました。
それはまるで2回目の新婚旅行のような感じで素敵な気分も味わう事ができました。

移植は夫立会いで行われました。
Dr.ジョンは緊張している私達に、やさしく丁寧に説明をしてくださりながら移植を行い 、
最後に「これで着床しました」とさわやかな笑顔で言ってくださいました。
私は、「まだ成功したか、わからないのでは?・・・」と思いつつも、
Dr.ジョンの笑顔を見て不思議と、これで大丈夫と思えてきました。

日本の不妊治療の病院ではクレームを避ける為か、リスク説明が多く、治療をする上で、妊娠を期待するような話はあまりないと感じます。
しかしアクトワンのコーディネーターの方や、ハワイのクリニックのドクターや看護師の方は駄目だった時の事に焦点を当てるのではなく、希望が持てるような言葉で終始励ましていただけたのがとても嬉しかったです。

卵子提供プログラムを受けるにあたり、高額な費用や情報量の少なさから最初は躊躇しましたが、勇気を出して卵子提供を受けて本当に良かったです。
数あるエージェントの中から、アクトワンに巡り合え、アクトワンで卵子提供プログラムを進めることができた事もとてもラッキーでした。

赤ちゃんに会える日が待ち遠しいです!!

 

 

最先端不妊治療への危惧

         

子供が欲しいあなたを全力で応援するバタフライより☆彡

少し前にテレビのニュース番組で、最先端不妊治療として、ミトコンドリア移植が取り上げられていました。
医療やバイオテクノロジーの分野でミトコンドリアが着目されている事に私が気づいたのは、2012年頃でした。アンチエイジングや、妊娠しやすい身体作りに効果がある、とうたわれ、ネット上に広告が載っていて、プラセンタに似た印象を持ちました。医薬品のように宣伝されているけれど、抽象的で、身体のどこにどう効くのか、よく分かりませんでした。

そして、2013年、ミトコンドリアをもっと直接的に意識するようになりました。
何度も流産を繰り返し、年齢、体力、気力、経済的に不妊治療の継続に限界を感じ、最終手段をチョイスしようとしていた頃です。
私が模索していた方法は、卵の核移植です。
なかなか妊娠しない、妊娠しても初期段階で流産してしまう。
その理由は、高齢化により卵の質が低下しているから、と不妊治療のドクターから指摘されていました。

卵子提供体験談2

12年間も不妊治療を続け、ますます高齢になり、卵が弱体化していきました。
自分で妊娠、出産するためにはもう、卵提供を受けるしか方法がない、と考えていた頃、卵の核移植を知りました。

具体的には、若くてぴちぴちとした、良質の卵の核を抜き去り、そこに私の卵の核を注入する、という方法です。
核置換、あるいは細胞質置換、という表現がなされていました。
この、細胞質に存在するのが、ミトコンドリアで、核置換とは、ミトコンドリアを若返らせる事で、妊娠、出産を成功させようとする方法です。

実際に私がおこなって妊娠、出産に成功したのは、卵提供です。卵を頂戴して、そのまま、受精させました。
卵の提供を受ける、という点では核置換と同じですが、卵のアイデンティティが、私なのか、提供者なのか、という点が根本的に違います。

核置換なら、卵は私自身、私のDNAです。
卵の核を入れ替える、この方法は大変難しく、2013年当時、私が調べた中では、臨床データがあるのは、中国で実施された例だけで、子供に重大な障害が発生した、という症例でした。
当時、日本で核置換の研究に取り組んでいる機関は大変少なく、私が把握したのは、2つのクリニックだけでした。
どちらもとても有名な不妊治療専門クリニックでした。

何とかして、自分のDNAを活かして妊娠、出産したかった私は、これら2つのクリニックと連絡を取り、核置換の実現を模索しました。
二つとも私の自宅からは遠かったですが、とにかく、自分の卵で産みたい!!の一心で、新幹線に乗って遠いクリニックまで行き、説明を受けました。
結果は、まだ臨床レベルではなく、研究段階だ、との事で、実現しませんでした。

卵子提供体験談3

安全だとされる体外受精の顕微授精でさえ、卵の中に精子を注入する時に傷がつかないか、と私は不安になりました。
まして核置換は、核を取り出す方法なのですから、遺伝情報に傷をつけず、核を取り出して、別の卵に入れるというのは大変難しい技術なのだろう、と考え、核置換を諦めました。

その後、卵を丸ごと頂戴する、卵提供を受けて、無事妊娠、出産し、現在、育児に奮闘しています。
授かった子供は大変元気に育ってくれています。

不妊治療を受ける人の数が増え続けている中、不妊治療でミトコンドリア移植が行われ、妊娠、出産に成功した、というニュースを見て、私は危惧を抱き、この文章を書いています。
今回、成功した方法は、腹腔鏡手術で卵巣からミトコンドリアを採取し、それを顕微授精の際に、精子と共に、患者本人の卵に注入する方法のようです。
本人のミトコンドリアですので拒絶反応もなく、ミトコンドリアを補強する事で卵を強く出来たのではないか、と考えられます。

私がトライしようとして出来なかった核置換に比べると、自分自身の身体のみを使うので他人の遺伝子は入りませんし、卵そのものはさわらないので安全なようですが、私は不安を感じます。
まず、卵巣からのミトコンドリアの採取の為に、腹腔鏡手術であるからお腹を大きく切る必要は無いとはいえ、お腹に穴をあけなければなりません。
体への負担が心配ですし、費用も相当かかります。
顕微授精の際に、ミトコンドリアが精子と混ざるのですが、その点も気がかりです。

卵子提供体験談4

私が、卵の核置換を希望して、全国の不妊治療機関に核置換を施療しておられるかどうか尋ね、核置換を研究中のクリニックを見つけて、そこへ必死の思いで駆けつけたように、子供を授かる為ならば、どんな努力も惜しまず頑張っている人達に私は伝えたいです。

「最先端の治療には十分、気をつけて下さい」
「最先端治療を受けるなら、世界の臨床データや、身体への負担、経済的負担など、客観的事実を出来るだけ把握して、医療者と納得出来るまで良く話し合って下さい」
「身体と心を十分、いたわって下さい」
「パートナーとも十分、意志疎通をはかり、二人で心を合わせられるようにして下さい」

今回、ミトコンドリア移植による妊娠、出産を成功させたドクターは、本当に、ミトコンドリア移植が原因で成功したのかどうか、まだよく分からない、と率直におっしゃっています。

不妊治療に限らず、最先端治療は臨床データが少ないので、副作用なども不明な事が多いです。
患者も医療者も十分、自覚して欲しいです。

増え続ける不妊治療の患者。「産みたい!」という患者の切実な想いに応えようとして、不妊治療はますます、先鋭化していくと思います。
患者の身体と心と、生まれてくる新しい命を十分守って欲しい、と危惧しつつ、祈っています。
12年間の不妊治療で苦悩した私に出来る事は、自分が体験した事や不妊治療の現場で見聞きした事をこうやって文章でお伝えする事です。
これからも書いていきたいです。今後、卵提供を受けた際の色んな体験も書いていきます。

 

どうぞ、心と身体をいたわりながら的確で賢い不妊治療を受けて下さい。パートナーを大切に!

         

子供が欲しいあなたを全力で応援するバタフライより☆彡

私は、不妊治療を12年続け、ついに自分の卵での妊娠を諦めて、卵提供を受けて妊娠、出産しました。私が不妊治療を開始した頃と現在とでは、隔世の感があります。以前は、不妊治療を受ける、という事はとても特別な事で、後ろめたく、容易に他言出来ない雰囲気でした。ところが今や、不妊治療関連の保険や、金融商品も登場し、不妊治療は今や堂々、時代の表舞台に躍り出ました。身近で大事な存在となった不妊治療ですが、医療分野としては新興ですので、まだまだ、変貌を遂げていくと思われます。患者は、的確で賢い選択をして、疲弊しないようにして欲しいです。私は12年間の不妊治療で、様々な医療機関に行きました。歴史が古く、日本の不妊治療の草分け的存在の病院や、全国的に有名な人気病院、カリスマ的医師が君臨する個人クリニックetc、全国あちらこちらの病院やクリニックに行き、最先端の不妊治療を探し求めました。そして得た結論は

質の良い卵、精子、母体、何より心が肝心」という事です。

現在百花撩乱の不妊治療。ホームページには、「あなたの為のオリジナルの治療をカスタマイズします」など、美辞麗句が踊っています。妊娠の実績が数字で示されていますが、数字のマジックに期待し過ぎてはいけません。高い妊娠率を誇っていても、それは、体外受精の結果としてのごく初期の妊娠も含んでいる場合がほとんどです。肝心なのは、出産までたどり着く事であって、妊娠率ではなく、出産率を確かめる必要があります。

患者のニーズに医療体制が追いついていない、というのが不妊治療の現状です。そもそも医療機関が少ないので、大変混雑して、長い待ち時間に患者のストレスはうなぎのぼり。治療そのものが大変なストレスなのに、治療にたどり着くまでのストレスが重なって、患者の心は悲鳴をあげています。患者を苦しめているものがもう一つ、費用です。不妊治療は保険外が多く、高額になるケースが多いです。私は全国の色んな病院やクリニックに行きましたが、同じ治療でも診察代が全く違うのに驚きました。卵の成長をチェックし、排卵のタイミングを探る、という不妊治療の基本中の基本の、エコー検査。これが、保険外で、1回5千円ほど必要な所もあれば、保険診療でまかなえる所もあり、なんと、エコー検査の費用は無料、という所もありました。私は、歯科もあちらこちらへ通いましたが、歯科も同様で、同じような虫歯治療を受けたのに、何故、こんなに診察代が違うのだろう?とかねてから疑問でした。不妊治療も医療機関によって、費用がかなり違います。特に、高額の体外受精は、大幅な価格差がありますので、要注意です。高い所が良い、とか、安い所はだめ、という判断は出来ません。何科であってもそうだと思いますが、医療機関を選ぶ時には、ドクターや医療機器など診療のクオリティ、費用、通いやすさなど、総合的な判断が必要で、高名なドクターであっても、自分との相性が悪ければ、治療が苦痛になってしまいます。

不妊治療は、排卵誘発剤やホルモン剤の副作用などで、身体が相当、苦しいです。心もはり裂けそうに、しんどいです。ぎりぎりの状態で踏ん張っている時に、いくら腕の良いドクターであっても、ハートの優しさが感じられなかったり、思いやりに欠ける言葉を言われたりしたら、良い卵も育ちません。不妊治療は、夫婦やカップルとドクターの三人四脚、そして、体外受精の場合には培養士も加わって、チームを組んでの治療になります。相性も大事です。

12年間の不妊治療で、人工授精や体外受精を繰り返し、10回の流産を体験し、1回の卵提供で妊娠、出産に至りました。巨額を費やし、膨大な時間と気力、そして、海に流してしまいたい程の沢山の涙を流してきました。私は、出来るだけ、私の体験を伝えて、後に続く皆さんの力になりたいと願っています。不妊治療についてのアドバイスを具体的に書きます。

バタフライ1

 

 

 

 

 

 

 

1−ー医療機関のホームページを的確に読み取る事。複数の病院、クリニックのホームページを比較検討する。美辞麗句にだまされないで。

2−—ドクターとの相性を大事にする。

3−—待ち時間が長く、やっと診察室に入れたと思っても、一人の患者にかける時間は短く、ドクターと真剣に話し合っていても、看護師がやって来てドクターの机に他の患者達のカルテをドンと置く、というのは茶飯事。なので、ドクターへの質問を簡潔に箇条書きにまとめて、メモを持って診察室に入りましょう。

4−—疑問があれば、とことん尋ねましょう。ドクターが多忙で無理なら、看護師や、培養士に尋ねましょう。出来るだけ友好的な関係を医療スタッフと築きましょう。無理してしんどい思いをして友好関係を作らなくても、医療スタッフに質問をぶつければ、あなたの熱意は伝わります。

5−—費用については、特に高度医療は、病院やクリニックによって差があるので、詳しく尋ねましょう。

6−—受精卵はできるのだけれど、胚が順調に育たない。妊娠してもすぐに流産してしまう。こんな場合には不育症検査も受けましょう。最近は、不育症治療に特化したドクターもおられます。

7−—不妊治療は、心身への副作用が相当きついです。私の場合は、排卵誘発剤やホルモン剤の大量摂取により、吐き気や抜け毛、ひどい倦怠感に悩まされました。流産の後には何度も自殺を考えました。私を救ってくれたのは、友人でした。とことん、私の悩み苦しみを我慢強く、聴いて、受け止めてくれました。何度も何度も同じ話をして泣く私のそばにずっと、じっと、居てくれました。あなたを受け止めてくれる人を大切にしましょう。

8−—頑張って、良い卵を創り上げても、大地である母体がくたびれていては、命は育ちません。私は、母体創りのために、お灸、漢方薬、高麗人参、はちみつ、そして、不妊に効くという、アメリカで売られているサプリも個人輸入していました。温泉にもよく行きました。特に、赤さび色の鉄泉が子宮や卵巣に効いた、と私は思っています。あなたが、心身を伸びやかに解放できる何か、を大切にして下さい。

9−—パートナーを大切にしましょう。私の場合、私の、赤ちゃんへの想いが強過ぎて、不妊治療に突っ走り、夫がついて来られなくて、息切れして、「もう協力出来ない。こんなしんどい思いをしてまで子供は要らない」と言い、夫婦共にとてもつらい時期が長くありました。男女が協力して、命は誕生します。夫やパートナーの意志も尊重しましょう。

不妊治療については、また、補足して書いていきたいと思っています。私の体験が、皆さんのお役に立てて、少しでも、楽に、のびのびと、不妊治療にのぞんで頂ければ嬉しいです。

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引け目を感じないで!

         

子供が欲しいあなたを全力で応援するバタフライより☆彡

私は、卵提供を受け、高齢初産で出産しました。卵提供を受ける事を決意するまで、大変悩みましたが、今、子供と日々の喜怒哀楽を共にし、本当に、出産して良かったと実感しています。

卵提供を受けるかどうか、悩んでおられる方々に、このブログが何らか、力になればHappyです。

前回のブログで、「周囲があなたを母親にしてくれます」と書きましたが、とても大事な事ですのでもう少し、補足します。私が声を大にして強調したいのが「卵が自分のものでないからといって、ひけめを感じないで欲しい」という事です。私自身が妊娠中からずっと、ひけめを感じて何だか肩身の狭い思いをしていたのですが、結局は杞憂だと分かりました。妊娠中の産婦人科でも、出産前後も、育児中の現在も、どの時期でも、差別されたり、特別扱いされる事はありませんでした。そしてこれは、養子を育てておられる方も同じだと思います。プロセスがどうあれ、大切な命を育む母親は、母親です。母親に差異も優劣も有りません。

段階毎に、具体的に述べていきます。まず、妊娠初期ですが、私の場合、不妊治療の時期が長く、卵提供前後のケアも不妊治療のドクターにお願いしていましたので、何ら心配はありませんでした。私が緊張したのは、不妊治療の専門病院から一般総合病院への転院時でした。高齢初産のハイリスク妊婦ですので、出産時のトラブルに対応出来るよう、診療科目が揃っている総合病院へ移りました。初診時に卵提供を受けての妊娠である事を伝えました。妊娠経過を特別に注視されるかも?卵提供による妊娠、出産はまだ臨床データが少ないので、様々な検査をされてモルモット的に扱われるかも?夫が呼び出され、ドクターとの三者面談が何回もあるのでは?etc、不安で疑心暗鬼、大変しんどい思いをしましたが結局、何もありませんでした。他の妊婦と全く同じで、妊婦健診も通常通り、そして、夫との三者面談は、一切ありませんでした。私は自然分娩からスタートしましたが難産となり、緊急帝王切開で出産しました。

手術後、自然分娩から帝王切開に切り替えた経緯及び、手術内容、結果についてドクターから夫に対して説明があり、結局、夫とドクターの面談はその1回きりでした。私が出産した病院は、多胎や、持病があるなどのハイリスクの妊婦が多く、私は持病もなく妊娠経過も問題なかったので、特別扱いを一切されませんでした。特別扱いされない事は、とても楽で、安堵出来ました。卵提供について病院に伝えるかどうか、はケースバイケースで判断されれば良いと思います。

バタフライ1

前回のブログで書きましたように、出産後、「お母さん、お乳をあげて」「お母さん、おむつを替えて下さい」「沐浴の練習をしましょう、お母さん」という風に、「お母さん」を、連呼されて、周囲が母親にしてくれます。産後すぐから、病室のベッドとベビールームを行ったり来たりして、2時間おきの授乳やおむつ替えの多忙な時期を過ごします。その際に、「この人は、卵提供を受けてママになった人だから」といったような差別は、一切有りません。全員が、同列で母親です。一人目の出産なのか、二人目以降か、育児の手際の良さの差は歴然とありますが、生まれたての、ほんのちょっとした事で壊れてしまいそうな、しかし強い生命力に輝く圧倒的な存在感の赤ちゃんを前にして、自分の卵かどうかなど、無意味で、ドクターにも助産師さん達にも、何も言われませんでした。母親が差別される事は一切ありません。卵が自分のものでなくても、どうぞ、ひけめを感じたり、肩身の狭い思いをしないで下さい。母親は、皆、母親です。

私は帝王切開で産みました。帝王切開で出産した人の中には、ひけめを感じたり、特に、予定帝王切開ゆえに陣痛を体験しなかった人の中には、一人前の出産が出来なかった、と後悔したり自分を責めたりする人がいます。私は何度も流産していて、そのたびに、自分が赤ちゃんを殺してしまった、と自分を責めさいなみました。ですので、帝王切開で出産した人が自分を責める気持ちは痛いほどよく分かります。私の心にも刺さります。

どうぞ、自分を責めないで下さい。「結婚してやっと一人前」「結婚したら、子供を産んで一人前」「自然分娩で産んで当たり前」「自分の卵で当たり前。他人の卵を貰うなんてとんでもない」「母親は、自分を犠牲にして、家庭を守り子育てに専心して当たり前」一人前や当たり前。もう、こんな紋切り型の固定概念に縛られるのはやめましょう。楽になりましょう。楽になって良いのです。2017年の今、女性の生き方の選択肢は実に多彩になったにもかかわらず、まだまだ、女性に限らず、男性の生き方も含めて、人生に対する偏狭な考えが根強く存在します。しかし、もう、「立派な一人前にならなきゃ」という拘束から自由になりましょう。楽に、生きましょう。

ベビールームで、数人のママ達と一緒に、お乳をあげていました。私を含め新米ママ達は、赤ちゃんの抱っこも覚束なく、上手にお乳をふくませられなくて、抱っこの角度をあれこれ変えてみたり、四苦八苦。赤ちゃんはお乳を吸う力が弱く、すぐに寝入ってしまうので、助産師さんに指導を受けながら赤ちゃんをくすぐったりして目覚めさせ、懸命に授乳していました。私の隣はインド人のママでした。上手な日本語で、「どうして赤ちゃんはすぐ寝てしまうの、お乳を飲んでほしいのに」と言い、母国語で子守唄を歌っていました。

すぐ隣の分娩室から、その日、5人目の産声が聞こえてきました。お産が多いと言われる満月の晩でした。産声が聞こえると、ママ達が「あ、産まれた」とつぶやき、今、自分の腕の中にいる赤ちゃんや、たった今、命を芽生えさせた赤ちゃんについて、皆、めいめいの想いを巡らせているのが、伝わってきます。母親に差異は有りません。赤ちゃんにも差異はありません。懸命に生きていこうとしている皆の心を、満月が照らした晩でした。

バタフライ2

 

 

 

 

 

 

 

 

大丈夫。卵子提供を受けても、本当のママになれます!

         

子供が欲しいあなたを全力で応援するバタフライより☆彡

私は、卵子提供を受けて母親になりました。不妊治療を12年間続け、10回妊娠、10回とも初期流産しました。不妊、不育両方の体質でした。

全く妊娠しないのなら諦めもつくのですが、妊娠はするので、自分の卵で妊娠したい、という気持ちが強く、12年間も不妊治療を続ける事になったのです。

不妊治療では毎月、自分の卵をエコー検査でチェックします。高齢になり、だんだん、卵の数が減り、なかなか大きくならないようになってきました。このまま自分の卵に執着していたら、いずれ卵が出来なくなって、妊娠を決定的に諦めざるを得なくなる。自問自答を繰り返しました。自分の卵がゼロになるまで続けるか、卵子提供を受けるか、どっちにする?

不妊、不育、両方の検査も受けてきました。主治医の見解は「妊娠を維持出来ないのは、高齢による、卵の質の低下」というものでした。セカンドオピニオンを求めて他院にも行きましたが、同様の返答でした。

養子縁組をしようか、「こうのとりのゆりかご」に連絡して、預けられた赤ちゃんを私達の子供にしようかetc、色んな選択肢を考えて悩みに悩んだ末、卵子提供を受ける決意をしました。理由は3点です

1——養子なら夫婦との血縁は無いが、卵子提供なら、夫の精子を活かせる

2——自分が妊娠、出産を体験出来る

3——養子なら戸籍に養子と記載され、いつか子供がそれを見る心配があるが、自分で産めば、その心配は無い

以上の理由で、卵子提供を受けると決めました。そこからがまた、大変な作業の連続でした。斡旋会社選び、何より、ドナーさんとのマッチング。渡航。移植前後の自分の治療を受け持ってくれる病院、ドクターへの説明。移植、妊娠に備えての身体作りーーーー

それらについては今後また随時、具体的に分かりやすく書いていきたいと思っています。この原稿では、一番伝えたいことを書きます。

「卵子提供を受けても、本当のママになれますよ、大丈夫!!」

私自身、一番悩んでいた点はそこです。自分が苦労して妊娠、出産したにもかかわらず、遺伝的つながりは無い。自分と似ていない子供を本当に愛せるだろうか?育児は大変な重労働。自分のDNAを受け継いでいない子を本当に慈しめるだろうか?

出産前のそんな悩みに対して育児中の今、断言できます。

この子は、愛おしい愛おしい私の子。出産前の心配は全くの杞憂です

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そう思える理由を具体的に書きます。養子縁組した家族4人のドキュメンタリーを観た事があります。夫婦に、親がそれぞれ違う2人の子供達。4人全員、血縁はありません。でも、4人皆、とても似ているのです。顔かたちではなく、全身のたたずまいが、似通っていて、調和しておられたのです。遺伝子ではなく、日々の生活を共にしていく中で、喜怒哀楽を一緒に体験して、共に喜び、悩み、泣いたり怒ったり笑い合ったりする積み重ねが、家族を家族たらしめ、似させていくのだと実感しました。

私の場合、卵子提供の事情を伝えていない方々からも「雰囲気はお父さん似で目はお母さん似ですね」とよく言われます。

自分で妊娠出来る事も、卵子提供の大きなメリットです。妊娠期間に、健診を受け、妊婦としての経験を重ねる事で、母親としての意識を高めていけます。

そして、「大丈夫!!本当のママになれます!!」と私が強く断言する最大の理由は「自分自身ではなく、周囲がママにしてくれる」という事実です。出産直前まで、私達は妊婦で、氏名で呼ばれます。ところが、出産直後から、「お母さん」と呼ばれます。いきなりの変化です。そこからは、「お母さん、お乳をあげて」「お母さん、おむつを変えて」「沐浴の練習をしましょう、お母さん」「お母さん、しっかり抱いて」「体調はどうですか、お母さん」「あ、赤ちゃんがママを見て笑ったね」etc

出産後、退院するまで、ドクターや助産師さん達から、とにかく、お母さん、ママ、と連呼され続けます

その後の育児生活でも、お世話になる保健師さん、保育士さん、スーパーで出会う方々、近所の皆さん、お出かけ先でエレベーターで乗り合わせた方々などなど、ありとあらゆる皆さんから、お母さん、ママ、と呼ばれ続けます。それは一生、続きます。

出産直後で心身共に大変不安定な時期、周囲の方々があなたに「お母さん、子育て大変でしょう。頑張ってね」と言って下さいます。皆さんがあなたを母親にして下さいます。そして、色んな不安を最大限に払拭してくれるのは我が子です。母親を無垢な心で信頼し、身を預けてくる子。もちろん、育児はバラ色では有りません.私は、産後高血圧に悩まされ、心身のバランスが乱れに乱れ、しょっちゅう、泣いていました。でも、私が泣くと、子供がものすごく悲しそうな顔をするのです。私は涙を見せないよう踏ん張ります。最も強力に、あなたを母親にしてくれるのは、子供自身です。

21世紀の今、家族の形態は多様化し、ライフプランも選択肢がいっぱい有ります。その中で卵子提供を受けようか悩んでおられる方々に、私の体験、考えがお役に立てればとてもhappyです。

移植から2年後、保育園の運動会で我が子と一緒に、かけっこをしました。手をつないで20メートルほどよちよち進んで、アンパンマンせんべいをゲットするのです。グラウウンドで二人で見上げた青空と、2年前の移植の時に、異国の地で一人で見上げた空を比べて、世界じゅう、空は自由に広がってつながっている、と思いました。

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