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最先端不妊治療への危惧

         

子供が欲しいあなたを全力で応援するバタフライより☆彡

少し前にテレビのニュース番組で、最先端不妊治療として、ミトコンドリア移植が取り上げられていました。
医療やバイオテクノロジーの分野でミトコンドリアが着目されている事に私が気づいたのは、2012年頃でした。
アンチエイジングや、妊娠しやすい身体作りに効果がある、とうたわれ、ネット上に広告が載っていて、プラセンタに似た印象を持ちました。
医薬品のように宣伝されているけれど、抽象的で、身体のどこにどう効くのか、よく分かりませんでした。

そして、2013年、ミトコンドリアをもっと直接的に意識するようになりました。
何度も流産を繰り返し、年齢、体力、気力、経済的に不妊治療の継続に限界を感じ、最終手段をチョイスしようとしていた頃です。

私が模索していた方法は、卵の核移植です。
なかなか妊娠しない、妊娠しても初期段階で流産してしまう。
その理由は、高齢化により卵の質が低下しているから、と不妊治療のドクターから指摘されていました。

卵子提供体験談2

12年間も不妊治療を続け、ますます高齢になり、卵が弱体化していきました。
自分で妊娠、出産するためにはもう、卵提供を受けるしか方法がない、と考えていた頃、卵の核移植を知りました。

具体的には、若くてぴちぴちとした、良質の卵の核を抜き去り、そこに私の卵の核を注入する、という方法です。
核置換、あるいは細胞質置換、という表現がなされていました。
この、細胞質に存在するのが、ミトコンドリアで、核置換とは、ミトコンドリアを若返らせる事で、妊娠、出産を成功させようとする方法です。

実際に私がおこなって妊娠、出産に成功したのは、卵提供です。卵を頂戴して、そのまま、受精させました。
卵の提供を受ける、という点では核置換と同じですが、卵のアイデンティティが、私なのか、提供者なのか、という点が根本的に違います。

核置換なら、卵は私自身、私のDNAです。
卵の核を入れ替える、この方法は大変難しく、2013年当時、私が調べた中では、臨床データがあるのは、中国で実施された例だけで、子供に重大な障害が発生した、という症例でした。

当時、日本で核置換の研究に取り組んでいる機関は大変少なく、私が把握したのは、2つのクリニックだけでした。
どちらもとても有名な不妊治療専門クリニックでした。

何とかして、自分のDNAを活かして妊娠、出産したかった私は、これら2つのクリニックと連絡を取り、核置換の実現を模索しました。
二つとも私の自宅からは遠かったですが、とにかく、自分の卵で産みたい!!の一心で、新幹線に乗って遠いクリニックまで行き、説明を受けました。
結果は、まだ臨床レベルではなく、研究段階だ、との事で、実現しませんでした。

卵子提供体験談3

安全だとされる体外受精の顕微授精でさえ、卵の中に精子を注入する時に傷がつかないか、と私は不安になりました。
まして核置換は、核を取り出す方法なのですから、遺伝情報に傷をつけず、核を取り出して、別の卵に入れるというのは大変難しい技術なのだろう、と考え、核置換を諦めました。

その後、卵を丸ごと頂戴する、卵提供を受けて、無事妊娠、出産し、現在、育児に奮闘しています。
授かった子供は大変元気に育ってくれています。

不妊治療を受ける人の数が増え続けている中、不妊治療でミトコンドリア移植が行われ、妊娠、出産に成功した、というニュースを見て、私は危惧を抱き、この文章を書いています。

今回、成功した方法は、腹腔鏡手術で卵巣からミトコンドリアを採取し、それを顕微授精の際に、精子と共に、患者本人の卵に注入する方法のようです。
本人のミトコンドリアですので拒絶反応もなく、ミトコンドリアを補強する事で卵を強く出来たのではないか、と考えられます。

私がトライしようとして出来なかった核置換に比べると、自分自身の身体のみを使うので他人の遺伝子は入りませんし、卵そのものはさわらないので安全なようですが、私は不安を感じます。

まず、卵巣からのミトコンドリアの採取の為に、腹腔鏡手術であるからお腹を大きく切る必要は無いとはいえ、お腹に穴をあけなければなりません。
体への負担が心配ですし、費用も相当かかります。

顕微授精の際に、ミトコンドリアが精子と混ざるのですが、その点も気がかりです。

卵子提供体験談4

私が、卵の核置換を希望して、全国の不妊治療機関に核置換を施療しておられるかどうか尋ね、核置換を研究中のクリニックを見つけて、そこへ必死の思いで駆けつけたように、子供を授かる為ならば、どんな努力も惜しまず頑張っている人達に私は伝えたいです。

「最先端の治療には十分、気をつけて下さい」
「最先端治療を受けるなら、世界の臨床データや、身体への負担、経済的負担など、客観的事実を出来るだけ把握して、医療者と納得出来るまで良く話し合って下さい」
「身体と心を十分、いたわって下さい」
「パートナーとも十分、意志疎通をはかり、二人で心を合わせられるようにして下さい」

今回、ミトコンドリア移植による妊娠、出産を成功させたドクターは、本当に、ミトコンドリア移植が原因で成功したのかどうか、まだよく分からない、と率直におっしゃっています。

不妊治療に限らず、最先端治療は臨床データが少ないので、副作用なども不明な事が多いです。
患者も医療者も十分、自覚して欲しいです。

増え続ける不妊治療の患者。「産みたい!」という患者の切実な想いに応えようとして、不妊治療はますます、先鋭化していくと思います。

患者の身体と心と、生まれてくる新しい命を十分守って欲しい、と危惧しつつ、祈っています。

12年間の不妊治療で苦悩した私に出来る事は、自分が体験した事や不妊治療の現場で見聞きした事をこうやって文章でお伝えする事です。
これからも書いていきたいです。今後、卵提供を受けた際の色んな体験も書いていきます。

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日本における卵子提供の現状 2017

         

卵子提供は不妊治療のひとつ

卵子提供とは不妊治療の手法の1つで、なんらかの原因で奥様の卵子が使えない場合に行うプログラムです。
卵子提供のしくみについては下記の図を参考にしてください。
卵子提供とは
奥様の卵子が使えない場合とはどのようなケースがあるのでしょうか?
一般的に以下のケースがそれに該当します。

  •  生まれつき卵巣に異常がある方
  • 早発閉経(ターナー症候群を含む)の方
  • 腫瘍・癌などで卵巣を摘出された方
  • 癌などの疾病により放射線治療を受けた為、自己卵を使えない方
  • すでに自然閉経している方・ ホルモン剤の投与なしでは生理が起きない方
  • 精子側に問題がないが、受精しない方
  • 排卵誘発剤を使用した体外受精の採卵サイクルにおいて、採取できる卵子が 少量、または採取できない方
  • 過去の不妊治療で妊娠せず、年齢的に受精・着床が困難である方
  • 卵巣嚢腫、チョコレート嚢胞などで卵巣の状態が良好ではない方

卵子提供プログラムを選択する理由は様々ですが、実際にプログラムを受けられる方の90%は卵子の老化によって妊娠ができないため、卵子提供プログラムを選択されています。近年の卵子提供の増加の背景には、晩婚化による奥様の卵子の老化の影響があります。奥様の卵子が老化したために体外受精を行っても、胚の分割が進まないケースや、進んで移植しても流産してしまうケースが増えているのです。

卵子提供プログラムは若い健康な女性から卵子の提供を受けることによって、最終的には奥様がご自身で妊娠・出産することを目的としています。
卵子提供をする若くて健康なエッグドナーから卵子の提供を受けて、ご主人の精子と顕微受精させ、この受精卵を培養し胚盤胞まで成長した胚を奥様の子宮に移植することによって、奥様が実際に妊娠し出産するのです。
若く健康なエッグドナーから卵子の提供を受けることによって、卵子の要因で不妊であったケースの妊娠率、出産率は格段に上昇します。

エッグドナーの贈り物

卵子提供の成功率は圧倒的

それでは、卵子提供の成功率はどうでしょうか?
アクトワンの提携するロサンゼルスのクリニックの実績では、奥様の年齢にかかわらずドナーから卵子の提供を受けた場合の成功率は78%にもなります。またアクトワンのハワイのクリニックの成功率は80%です。
卵子提供の78%や80%という成功率はまさに圧倒的な数字です。
なぜなら日本における不妊治療(ART)の成功率は、奥様の年齢が40歳ならば、わずか8%しかないからです。(2010年日本産科婦人科学会の調査)

この統計から分かるように、卵子提供プログラムを受ければ、40歳の奥様でも日本での不妊治療(ART)の10倍もの成功率で妊娠・出産が可能となります。
この成功率の高さが卵子提供の大きなメリットなのです。

精子提供は良くて、なぜ卵子提供はダメなのか?

2003年4月に厚生労働省の厚生科学審議会生殖補助医療部会が出した報告書では、「子を欲しながら不妊症のために子を持つことができない法律上の夫婦に限って、精子提供、卵子提供を受けることができる」としています。
ここでは加齢により妊娠できない夫婦は対象とならないとしていますが、この報告書で加齢により妊娠できないとは、夫人の年齢が50歳以上の場合とされているので、40歳代の夫人が卵子の老化で妊娠できない時は、これに該当せず卵子提供を受けることができると考えられます。

日本産科婦人科学会の2013年1月の声明では、2003年の厚生労働省の報告書の内容について評価しながらも、日本産科婦人科学会は精子提供・卵子提供による生殖医療は、国による制度の整備がなければ行わないとしています。
ところが、日本では精子提供による不妊治療は70年近く前から盛んに行われています。この治療のおかげで出生した赤ちゃんは1万とも2万人とも言われています(正確な統計がありません)。

卵子提供と同様に、精子提供にも法整備がないにもかかわらず、精子提供は日本国内のクリニックで古くから公然とおこなわれているのです。
このことは卵子提供が日本で行われていない主な理由が、倫理的な理由ではないことを示しています。

現にこの厚労省の報告書では、「これまでに1万人以上のAIDによる出生児が誕生していると言われているが、AIDによる出生児が父親の遺伝的要素を受け継いでいないことによる大きな問題の発生は報告されていない」と書いています。
そして、遺伝的な繋がりを重視する血縁主義的な考え方は個人の価値観の問題であり、子の福祉に反しないと位置付けているのです。

厚労省も日本産科婦人科学会も、「生まれてくる子の福祉を優先する」としていて、それが重要な問題であると位置付けながら、世間一般に議論されているような倫理的な問題や、子の出自を知る権利などは本質的な問題ではなく、副次的な問題であると捉えているようです。

体外受精

卵子提供が行われない本当の理由は?

それでは日本国内で卵子提供が行われない理由はなんでしょうか?
この報告書を読めば、それが技術的な問題であると分かります。

なぜなら第三者による精子提供の内、古くから行われ、現在も日本で行われているのは人工授精によるものです。
人工授精は第三者の精子を単に夫人の子宮に入れるだけの手法なので、安全面でも、技術面でも問題がありません。
精子提供による人工授精は、このように技術的な問題がないために日本でも行われているのですが、同じ精子提供でも体外受精、特に顕微授精によるものは、卵子提供と同様に行われていません。

このことから卵子提供が日本で行われないのは単に技術的な問題なのだと分かります。

☆厚生科学審議会生殖補助医療部会の報告書はこちらから

卵子提供を海外で行う理由

米国では30年以上まえから法整備が行われ、卵子提供は一般的な不妊治療となっています。
米国の不妊治療の現場では、不妊治療を進めても妊娠に至らずに40歳以上となったご夫婦は、次のステップとして卵子提供を医師から勧められます。

このように米国では一般的な不妊治療である卵子提供も、日本では技術的な問題のために未だに行われていないというのが現実です。

国による精子提供、卵子提供の生殖医療の法整備、制度整備の議論は進んでいませんし、日本産科婦人科学会も国が決めなければ、自分達は決められないとのスタンスで積極的な関与を避けているので、日本における精子提供、卵子提供による生殖医療の法整備、制度整備は、おそらく今後もずっと棚上げ状態が継続することになりそうです。

このような絶望的な状況の中、卵子提供を望む夫婦は日本での治療を諦めて、唯一の方法である海外での治療に活路を見出していて、海外で卵子提供を受けるために渡航する日本人は年々増加している実態があります。
「2012年の厚労省研究班での調査では、海外で卵子提供を受けて産まれた子供の数は年間300人から400人と推計されており、その数は2009年のおよそ3倍に急増していている。
また卵子提供を受ける女性の平均年齢は45.2歳と高齢出産であるという実態が明らかとなった」との報道もありました。

メディカルツーリズム

メディカル・ツーリズムをご存知ですか?

メディカルツーリズムとは、自国では受けられない先進的な医療サービスを求めて、外国に渡航して治療を受けたり検査を行ったりすることです。
まさに海外での卵子提供プログラムもこのメディカル・ツーリズムに該当します。

メディカル・ツーリズムは歴史的に古くから行われて、需要もとても大きいのですが、治療が海外であるために言葉の問題等もあり、それを支援する法人や、団体が必要となります。
卵子提供エージェンシーは海外での卵子提供をサポートする支援団体として存在するだけでなく、通常は卵子バンクの運営も行っています。
卵子提供エージェンシーがあるおかげで、日本人が海外で安心して卵子提供を受けることができますし、海外のドナーバンクでは登録数の少ない若くて健康な日本人女性をドナーとして選ぶことも可能なのです。

国の制度整備が進まない中でも、エッグドナーからの卵子提供がなくては子供が授かれない不妊夫婦は常に一定割合で存在するため、卵子提供を求めるご夫婦の数は潜在的に相当数に上ります。
そして卵子提供プログラムの認知が進むに従って、卵子提供を受けるご夫婦は毎年増加しています。
子供が欲しくとも自分の卵子では子供を持てない女性にとって、卵子提供は最後の選択肢の一つです。

卵子提供のアクトワンに相談しよう

卵子提供でマタニティ

アクトワンは代表者の親族が、卵子提供プログラムを受けるために設立されました。
卵子の老化のために、国内で不妊治療を継続しても、一向に赤ちゃんを授かれなかった代表の親族が、安心して卵子提供を受けられるように作られた会社なのです。

アクトワンは家族に対するように、親身になってレシピエントご夫婦に接します。
アクトワンが目指すのは、信頼でき、みなさんが安心して受けていただくことができる、卵子提供プログラムを提供することです。

またドナーバンクも自社で運営しているので、たくさんの若く健康な女性の中からご夫婦にふさわしいエッグドナーを選ぶことができます。

信頼できる卵子提供エージェンシーを選ぶためには、ネットの情報だけで決めてしまうことは避け、直接エージェンシーを訪問して、会って確かめることが大切です。

私たちアクトワンでは、卵子提供プログラムについて詳しく知ってもらうために、常時、個別相談を受け付けています。
もちろんご相談は無料で受けていただけます。
実際にオフィスにいらしていただき、スタッフとお話しいただくことでアクトワンの卵子提供プログラムの信頼性が確認でき、スタッフの誠実な対応を実感していただけることと思います。

なぜアクトワンが選ばれるのか、他のエージェンシーとの違いや、きめ細やかなサポートについてもお分かりいただけます。

ぜひお問い合わせ下さい。ご夫婦のご相談をお待ちしています。

卵子提供アクトワン
 

 

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卵子提供についての日本の法律

         

卵子提供の法律はあるの?

海外で広く行われていて、不妊治療をしているカップルの認知も広がっている卵子提供プログラムですが、日本ではまだ関係する法律が作られていません。合法なのか非合法なのかという以前に法律がないのです。
法律が未整備なのでプログラムを受けるカップルや、プログラムを行うクリニックの法的な権利・義務が定められていません。

法律自体はないのですが、日本産科婦人科学会が業界の自主ルールとして、国内で卵子提供プログラムは行わないと決めたため、学会に所属する日本のクリニックはこのルールに従うことになり、これにより事実上日本で卵子提供を受けることはできなくなりました。

この学会のルールは矛盾しています。日本では70年近く前から精子ドナーによる不妊治療が行われて、たくさんの子供が出生しています。
その数は2万人を上回るとも言われていますが、精子ドナーは良くて、卵子ドナーはダメなのです。

日本の婦人科や産科のクリニックは業界のルールに従わなければ、学会を除名されてしまいます。
学会からの除名処分はクリニックにとって死活問題なので、クリニックはこれを恐れるために敢えて卵子提供やPGSなどはおこないません。

日本でのこのような事情もあって、妊娠を望むご夫婦が卵子提供プログラムを受けるためには、卵子提供に関する法律がきちんと整備されて、卵子提供を受けるカップルが法律的に十分に保護される、アメリカのロサンゼルスやハワイ、マレーシアに行って、プログラムを受ける必要があります。

特に米国、ロサンゼルスやハワイは卵子提供という不妊治療の歴史が20年、30年と長く、臨床例も治療実績も充分に積上げられていて、たくさんの方々が妊娠・出産しているので、安心して治療を受けることができます。

卵子提供で妊娠した喜び

卵子提供で生まれてくる子供の戸籍は?

それでは業界の自主ルールで、卵子提供プログラムを受けられない日本のカップルが、海外で卵子提供を受けて妊娠し、赤ちゃんが産まれたときには、その子供はどのような位置付けとなるのでしょうか?
卵子提供プログラムでは、いわゆるエッグドナーの卵子、つまり若く健康な女性から提供された卵子を使うので、奥様の卵子は使いません。

それは奥様の卵子が使えない何らかの理由があるからです。そのためにエッグドナーの卵子とご主人様の精子を顕微授精させて受精卵を作ります。
こうして作られた受精卵を奥様の子宮に移植して奥様が妊娠します。

奥様は280日間に及ぶ長い妊娠期間を通して、自らのお腹の中で赤ちゃんを育て出産します。
受精卵を移植して、妊娠判定が陽性となり、胎嚢が確認されると、赤ちゃんの心拍も分かるようになります。

長く不妊治療を続けてきたご夫婦にとって、この喜びは他の何にも変え難いものです。
母子手帳をもらって、次第にお腹も大きくなり、お腹の中で動く我が子を実感していくと、奥様の母親としての自覚も高まっていきます。

こうして赤ちゃんは産まれますが、卵子提供プログラムを受けて誕生した子供は大切な我が子に違いありません。

それでは誕生した赤ちゃんはどうなるのでしょうか?
日本では出産される方が母親であると定義されているので、卵子提供プログラムで誕生した赤ちゃんは、ご夫婦の実子として戸籍に入ります。

卵子提供でマタニティ

卵子提供プログラムとは

アクトワンでは、不妊に悩むご夫婦のために、海外での卵子提供プログラムを提供しています。
正式にアクトワンと卵子提供契約書を締結すると、ご夫婦は海外に渡航して、アクトワンの提携先のクリニックの医師の診察を受けて、奥様の子宮の検査やご主人様の採精と精液検査を行います。

これを1次渡航と呼んでいます。これから進めていく卵子提供プログラムにおいて、何らかの問題があるか、ないかをこの1次渡航で検査します。

ご夫婦は1次渡航と前後して、卵子を提供してくれるエッグドナーを選びます。
卵子提供エージェンシーには、それぞれにドナーバンクがあり、エッグドナーが登録されています。
ご夫婦はエージェンシーのオフィスを訪問するなどして、ドナーファイルを閲覧します。
ドナーファイルには個人を特定できるような情報はありませんが、ご夫婦がエッグドナーを選定するための、基本的な情報が掲載されています。

たくさんの日本人卵子ドナーから選べる

ドナーファイルには、血液型や身長、体重、視力、髪や目など身体情報、現在の職業、学歴、趣味や得意なこと、志望動機などの情報が掲載されています。
また、ドナー自身の健康状態、アレルギー、歯の矯正、ピアス、タトゥーの有無などの情報、ご両親、祖父母の健康状態や既往症などの情報もあり、1人あたりのドナー情報は多岐にわたります。

中でもレシピエントご夫婦がドナーを選ぶ上で、最も参考にするのがエッグドナーの写真です。
ご夫婦どちらかや、親戚のどなたかの面影を探したり、ドナーさんの小さい頃の写真を観て、産まれてくる赤ちゃんに思いを馳せたりするのです。

アクトワンではドナーの写真を多数ドナーファイルに掲載しています。
こうしてご夫婦は時間をかけて慎重にエッグドナーを選びます。

ドナー事前検査
エッグドナーが決定すると、ドナーは日本国内で事前検査を受けます。ホルモン値や卵巣の状態、感染症の有無を確認するためです。

中でも卵巣年齢を知ることができるAMH値やエコーで確認できる卵胞数はドナーの事前検査の項目の中でも、ドナーとしての適正を示す有用な指標となります。

こうしてすべての検査項目で問題のない方だけが、正式にエッグドナーとなることができるのです。
正式にエッグドナーが決定されると、エッグドナーは海外に渡航し、14日以上も海外に滞在して、排卵誘発を行って採卵します。

採取された卵子は、既に凍結保管されているご主人の精子と顕微授精されます。受精卵は5日から6日間培養され、胚盤胞になったものを凍結保管します。

PGSによって妊娠率は格段に上がる

海外では着床前診断(PGS)を受けることを選択することができます。

PGSは胚盤胞まで培養された受精卵の内、将来胎盤になる部分の細胞を採取して行う遺伝子スクリーニングです。
すべての染色体の検査を実施しますので、遺伝子異常のない正常な胚のみを選別することが可能です。

卵子提供プログラムではPGS後の正常な胚のみを移植するので、着床率も上がり、流産率を低下させることができます。
またPGSの結果から男女の別も判明します。ご夫婦が希望すれば、正確な男女の産み分けも可能になるのです。

胚の移植のために、日本国内でホルモン剤によって子宮内膜の調整を行った奥様は海外のクリニックを訪問します。
そこで凍結されている胚が奥様の子宮に移植されるのです。これを2次渡航と呼んでいます。

アクトワンの卵子提供プログラムによって、赤ちゃんを望む多くのご夫婦が、妊娠、出産し、幸せな家庭を築いています。
産まれた子供は法律的にもご夫婦の実子として、大切に育てられているのです。

卵子提供の期間

親族のために設立されたアクトワン

アクトワンは代表者の親族が、卵子提供プログラムを受けるために設立された会社です。
晩婚であった代表者の親族は、国内で不妊治療を継続しても一向に赤ちゃんを授かれませんでした。

卵子の老化のために自分の卵子を諦めて、一念発起して海外で卵子提供を受けようと決意して、日本で卵子提供エージェンシーを探しましたが、本当に信頼できるエージェンシーが見つからない状態でした。

「安心して卵子提供を受けられるエージェンシーを作りたい」そのことが、アクトワンの設立の動機です。

このような設立の起源を持つアクトワンが目指すのは、信頼でき、みなさんが安心して受けていただくことができる、卵子提供プログラムを提供することです。
アクトワンは親族に接するように、親身になってレシピエントご夫婦に応対し、万全のサポート体制でプログラムを進行しています。

最近は卵子提供プログラムを提供するエージェンシーも増えてきました。
それでは、本当に信頼できて安心して卵子提供プログラムを受けることができるエージェンシーを見分けるにはどうすれば良いのでしょうか?

まずは、卵子提供エージェンシーのWeb Site(ホームページ)を見てみましょう。

  • 会社の概要がちゃんと書かれておらず、本当に存在する会社かわからない。
  • 会社の代表者が誰なのか書かれておらず、代表者の挨拶文の掲載もない。
  • 常設のオフィスがないか、あってもレンタルオフィスである。
  • 卵子提供の費用が一見すると安く提示されている。(実際にプログラムを受けるとその2倍から3倍の金額を請求される)
  • 海外の提携先のクリニックがどこなのか具体的に記載がない。

ホームページを見て上記の項目に当てはまるような卵子提供エージェンシーは注意する必要がありそうです。
アクトワンではみなさまの信頼にお答えするために、これらの項目についてすべてホームページ上で丁寧に説明しています。

次に、実際に卵子提供エージェンシーを何社か訪問して、気になっていること、不安に思っていること、知りたいことを直接聞いてみましょう。
まさに「百聞は一見にしかず」です。

どれほどの信憑性があるかどうか分からずに、ネットの情報だけで、卵子提供エージェンシーを決めてしまうことは避け、直接会って確かめることが大切です。

私たちアクトワンでは、卵子提供プログラムについて詳しく知ってもらうために、常時、個別相談を受け付けています。
もちろんご相談は無料で受けていただけます。
実際にオフィスにいらしていただき、スタッフとお話しいただくことでアクトワンの卵子提供プログラムの信頼性が確認でき、スタッフの誠実な対応を実感していただけることと思います。

なぜアクトワンが選ばれるのか、他のエージェンシーとの違いや、きめ細やかなサポートについてもお分かりいただけます。

ぜひお問い合わせ下さい。ご夫婦のご相談をお待ちしています。

卵子提供アクトワン
 

 

卵子提供を日本国内で受けるには条件がある

         

日本には精子提供も卵子提供も法整備がない

日本国内では、卵子提供や精子提供に関する法律はありません。
日本産科婦人科学会は、国が法整備や制度整備をしなければ、卵子提供や精子提供は行わないとしていて、その態度は傍観者的で学会としては何も行動するつもりはないようです。
その一方で国の議論は全く進んでいないのです。

国内でも一部の医療機関で卵子提供がおこなわれてはいますが、治療を受けられるのは、病気が原因の早期閉経の方や、遺伝的に妊娠が不可能な方などに限られているため、対象はかなり限定されています。
卵子の老化による不妊カップルが国内で卵子提供を受けることは難しく、ほぼ絶望的な状況です。

2003年4月に厚生労働省の厚生科学審議会生殖補助医療部会が出した報告書では、「子を欲しながら不妊症のために子を持つことができない法律上の夫婦に限って、精子提供、卵子提供を受けることができる」としています。
報告書では加齢により妊娠できない50歳以上の夫人は卵子提供を受ける対象とならないとしています。

この報告書が発表された2003年から、たくさんの年月が経過しましたが、国の議論はこの時からストップしたままで、卵子提供・精子提供については、法整備の目処もたっていません。

卵子提供看護師

JISARTの実績について

2012年5月に読売新聞は、1997年から2012年4月までに諏訪マタニティークリニックとJISART(ジスアート)において168組のご夫婦に対して卵子提供が実施され、その内73件が出産し、合計81人が生まれたという報道をしました。

この読売新聞の記事は、あたかも日本国内でたくさんの卵子提供が行われているかの如くに報道していますが、内容をよく読むと、この実績の内の約90%は諏訪マタニティークリニックの実績となっていて、この時点においての国内での卵子提供は、単に諏訪マタニティークリニックが手がけているだけに過ぎないことが分かります。
諏訪マタニティークリニックの出生率はこの報道によれば49.6%です。

JISARTの実績は、ジスアート自体が公表しています。それによると2007年から2017年までの10年間にジスアートは合計77件の卵子提供を実施して38人が生まれています。
この38人には双子と第2子が含まれているので、出産件数はそれよりも低いようです。
公表によるジスアートの出生率は49.4%ということになります。

エッグドナー

匿名の第三者のドナーが確保できない

前述の2003年4月の「精子・卵子・胚の提供等による生殖補助医療制度の整備に関する報告書」では「ドナーは匿名者に限る」としています。
その理由は「ドナーが血縁・知人であると家族関係が複雑になる」もしくは「提供が強制される可能性がある」というものです。
この報告書では「特例としての兄弟姉妹等からの提供についても認めない」としています。

JISARTの精子提供・卵子提供のガイドラインは、2003年4月の報告書が求める体制の整備を具現化するためのものでした。
ところがJISARTが実施した、すべての卵子提供のエッグドナーが、レシピエンド夫婦の姉妹等だとすれば、この報告書の内容に明白に違反します。
このことはJISARTも認めていて、匿名のエッグドナーが極めて少ないためにやむを得ず行っていると書いています。

2003年4月の報告書では、卵子提供を受けるご夫婦が実質的に自分でエッグドナーを見つけなければなりません。
ご夫婦がドナーを探すことができたとしたら、その瞬間に「匿名の第三者」ではなくなってしまうので、もとよりそんなことは不可能なことなのです。

ドナー事前検査

OD-NETは設立されたけれど

このような国内での卵子提供の実態がある中、「公に匿名のドナーを探す努力が必要である」との考えから、NPO法人OD-NETが2013年に設立されました。
OD-NETとはオーオーサイト(卵母細胞)・ドネーション・ネットワークを略したもので、日本語では卵子提供登録支援団体といいます。

OD-NETは2017年1月に、国内では初めて匿名の第三者から卵子提供を受けた女性が、健康な女児を産んだと発表しました。他にも40代と30代2人が妊娠中で年内に出産予定とのことでした。

OD-NETは前述の2003年4月の報告書とJISARTのガイドラインの内容に準拠した形でエッグドナーを募集していますが、OD-NETが設立されてからの4年間で、わずか数例の取扱い実績しかないことを考えると、報告書やガイドラインが定めるエッグドナーの要件は、日本の実情からかけ離れたもので、全く機能していないと考えられるのです。

OD-NETは現在、新規のレシピエント登録を中止しています。
新規の患者募集の停止の理由として、同団体は実施の為の法制度がない、ということを挙げていますが、そもそもこのOD-NETに登録できるのは、生まれつきの体質で卵巣機能が低下している女性(ターナー症候群など)や、早発閉経の女性が対象であって、卵子提供を受けるご夫婦に対する門戸はとても狭いのです。

今後、もし国内の法律が整備され、エッグドナーからの卵子提供が認められたら、多くのご夫婦が喜ばれるはずです。
たくさんのご夫婦が加齢による不妊に悩んでおられるからです。
そうなれば、国内で卵子提供が受けられるようになり、海外で卵子提供を受けるよりも費用的にも精神的にも負担が少なくなるはずです。
しかしそのようになるには、議論も進まない今の日本の現状を踏まえれば、これからも長い年月が必要です。

信頼のアクトワン

信頼できる卵子提供エージェンシーを選ぼう

現実問題として「今、妊娠することを望む方」「今、妊娠しなければ子育てが難しくなる年齢の方」にとっては、海外で卵子提供を受ける選択肢しかないのです。

レシピエントご夫婦が海外での卵子提供を受ける為には、卵子提供エージェンシーを利用します。
卵子提供エージェンシーは、治療を実施する病院への取り次ぎや、その手配、エッグドナーの紹介、現地でのアテンドや病院での通訳などを行って、卵子提供プログラム全体を初めから終わりまでサポートします。

通常エージェンシーは、エッグドナーの募集からドナーの登録、エッグバンクの運営も行っていて、ドナーの数はOD-NETなどとは比較にならないくらいに豊富です。

信頼できる卵子提供エージェンシーを選択する事は、レシピエントご夫婦にとってはとても重要な事です。
卵子提供エージェンシーは、国内法人もあれば、海外法人や海外の団体の日本拠点もあったりして、さまざまな形で存在しています。

各卵子提供エージェンシーには、卵子提供プログラムを行っている都市や費用、サポートの内容に違いがあります。
ご夫婦の希望に沿う卵子提供プログラムを受ける為にも、たくさんの情報を収集して卵子提供エージェンシーを選ぶ必要がありそうです。

信頼の卵子提供アクトワン

アクトワンは親族の卵子提供のために設立された会社

アクトワンは代表者の親族が、卵子提供プログラムを受けるために設立された会社です。
晩婚であった代表者の親族は、国内で不妊治療を継続しても一向に赤ちゃんを授かれませんでした。
卵子の老化のために自分の卵子を諦めて、一念発起して海外で卵子提供を受けようと決意して、日本で卵子提供エージェンシーを探しましたが、本当に信頼できるエージェンシーが見つからない状態でした。

「安心して卵子提供を受けられるエージェンシーを作りたい」そのことが、アクトワンの設立の動機です。

このような設立の起源を持つアクトワンが目指すのは、信頼でき、みなさんが安心して受けていただくことができる、卵子提供プログラムを提供することです。
アクトワンは親族に接するように、親身になってレシピエントご夫婦に応対し、万全のサポート体制でプログラムを進行しています。

最近は卵子提供プログラムを提供するエージェンシーも増えてきました。
それでは、本当に信頼できて安心して卵子提供プログラムを受けることができるエージェンシーを見分けるにはどうすれば良いのでしょうか?

まずは、卵子提供エージェンシーのWeb Site(ホームページ)を見てみましょう。

  • 会社の概要がちゃんと書かれておらず、本当に存在する会社かわからない。
  • 会社の代表者が誰なのか書かれておらず、代表者の挨拶文の掲載もない。
  • 常設のオフィスがないか、あってもレンタルオフィスである。
  • 卵子提供の費用が一見すると安く提示されている。(実際にプログラムを受けるとその2倍から3倍の金額を請求される)
  • 海外の提携先のクリニックがどこなのか具体的に記載がない。

ホームページを見て上記の項目に当てはまるような卵子提供エージェンシーは注意する必要がありそうです。
アクトワンではみなさまの信頼にお答えするために、これらの項目についてすべてホームページ上で丁寧に説明しています。

次に、実際に卵子提供エージェンシーを何社か訪問して、気になっていること、不安に思っていること、知りたいことを直接聞いてみましょう。
まさに「百聞は一見にしかず」です。

どれほどの信憑性があるかどうか分からずに、ネットの情報だけで、卵子提供エージェンシーを決めてしまうことは避け、直接会って確かめることが大切です。

私たちアクトワンでは、卵子提供プログラムについて詳しく知ってもらうために、常時、個別相談を受け付けています。
もちろんご相談は無料で受けていただけます。
実際にオフィスにいらしていただき、スタッフとお話しいただくことでアクトワンの卵子提供プログラムの信頼性が確認でき、スタッフの誠実な対応を実感していただけることと思います。

なぜアクトワンが選ばれるのか、他のエージェンシーとの違いや、きめ細やかなサポートについてもお分かりいただけます。

ぜひお問い合わせ下さい。ご夫婦のご相談をお待ちしています。

卵子提供アクトワン
 

卵子提供を受けられる場合のリスクについて

         

海外で卵子提供を受け、国内で出産される方が近年増加しています。

卵子提供を受けて妊娠する方はどんどん増えている

国内の病院でも、特に高齢の妊婦さんの場合には卵子提供の有無を確認したうえで、きめ細かい対応をする病院も多くなっています。
2013年に日本経済新聞が報じたところでは、国内での卵子提供による出産の割合は、2012年に3年前の調査から約3倍に増えたことが厚生労働省研究班(主任研究者・吉村泰典慶応大学教授)の調査で明らかになりました。
大半が海外からの提供で平均年齢は45.2歳と高齢出産であることも明らかになりました。
吉村教授は「年間300〜400人が卵子提供で産まれている推計」と指摘しています。
研究班は大学病院や総合病院など全国302施設を対象にアンケートを実施。163施設が回答。卵子提供の出産件数は117件でした。

年別では、09年に14件(出産割合0.015%)だったのが、10年に30件(0.031%)、11年に37件(0.038%)、12年に35件(0.051%)と、3年で卵子提供の出産割合が3.4倍に増えました。
国内の年間出生数の約100万人にこれらの出産割合を掛けると、年間300人あまりが卵子提供で誕生している計算になります。
出産した女性の年齢がわかった100人で、平均年齢は45.2歳。55歳以上も4人いました。(2013/6/16日本経済新聞による)

卵子提供プログラムとは

卵子提供は必然的に高齢出産の方が多い

卵子提供を受けられた方は上記のデータからもわかる通り、高齢出産であることが多いため、出産までの管理はとても大切です。

一般的な高齢出産のリスクとしては、胎児の染色体異常をはじめ、早産や妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病などがあげられます。

胎児の染色体異常については卵子提供プログラムを受ける場合には、着床前診断を受けることが可能となりますので、生まれるお子さんの染色体異常の心配はありません。
全染色体を対象とする着床前診断を実施することにより、正常な胚のみを選んで移植するからです。
また、この着床前診断が大きく妊娠率を上げることにもなります。
胚の染色体異常による体外受精の不成功や流産を繰り返す、という母体にとっては心身共に大きな負担を減らすことができるのです。

日本では受精卵を選別する→希望する遺伝をもつ受精卵を選別する
→デザイナーズベイビーにつながる・命の選別である、
という考えが根強く、日本産婦人科学会が2年前に了承していた着床前診断の臨床研究が2017年2月にようやく実施されることになりました。

遺伝子を調べ、最適な予防や治療を選択するという個別化医療が進むなか、日本は染色体や遺伝子解析の分野でおくれを取っていると言わざるを得ません。
また、このような子どもを望む夫婦にとって負担を軽減することのできる着床前診断であるにも関わらず、日本の不妊治療のクリニックが着床前診断を行わないのは、妊娠率を上げたくない特別な事情があるからなのかと勘ぐってしまうくらいです。

ハワイ卵子提供看護師

妊娠高血圧症候群とは

高齢出産でおおくみられる妊娠高血圧症候群とはどのようなものでしょう?
日本産婦人科学会では「妊娠20週以降、分娩後12週まで高血圧がみられる場合、または、高血圧に尿蛋白を伴う場合のいずれかで、かつこれらの症状が単なる妊娠の偶発合併症によるものではないもの」として定義しています。妊娠20週までに高血圧や蛋白尿が認められる場合は、妊娠とは関係なく、もともと高血圧や腎疾患が存在していた可能性が高いと考えることができます。
妊娠高血圧症候群はかつて妊娠中毒症と呼ばれていたものです。

通常、高齢出産では微弱陣痛や分娩時の出血量の増加や産道損傷が起こりやすくなると言われていますので、帝王切開を薦める医療機関が多いようです。
妊娠・出産・子育てには体力が必要です。
出産に向けた準備として、子育てを見据えた体力作りを心がけ、ストレスのない規則正しい生活のリズムを整えましょう。
確かに20代の出産と比べ、高齢出産の場合には産後の身体の回復にやや時間がかかる方が多いかと思われます。

高齢出産のメリットもある

しかし、高齢出産だからこそのメリットもあります。待ちに待って授かった赤ちゃんに対して安定した精神状態で接することができ、様々な社会的経験を子育てに活かす事もできます。
また、子育てを通して心身共に若返る!といった声もあります。

卵子提供を受けられた多くの方が無事出産され、日々の子育てを心から楽しんでいらっしゃいますので不安を持たれる心配はありません。
万が一の為の事を考えて、安心できる医療機関を利用できるように卵子提供エージェントのコーディネーターとよく相談しながら医療機関を決定するようにしましょう。

卵子提供の期間

いますぐ、アクトワンにご相談を

Act Oneアクトワンでは、卵子提供プログラムについてのさまざまなご質問に丁寧にお答えさせていただいております。
アクトワンではたくさんの50歳以上の奥様が、卵子提供を選択されて、妊娠・出産されています。
なので安心して下さい。どんな不安についてでもアクトワンにご相談いただければと思っています。
多くの方に赤ちゃんが誕生し、新たな家族と供に幸せな時間を過ごしています。
卵子提供プログラムのスタートは、アクトワンへのご相談からはじまります。
このコラムをお読みいただいている、あなた。ぜひご相談下さい。
ホームページはこちらです☆

 

ハワイでの卵子提供、期間はどのくらい掛かるの?

         

アクトワンは卵子提供プログラムを提供するエージェンシー

アクトワンは卵子の老化やその他の様々な要因があって、長年不妊治療を続けても効果が出なかったカップルや、年齢が若くとも卵巣に問題を抱えていて、自分の卵子が使えないというカップルに、卵子提供プログラムを提供しているエージェンシーです。

この卵子提供プログラム、日本では関係する法律が制定されておりません。
国が卵子提供や精子提供の法整備、制度整備をしない限り、国内で卵子提供・精子提供プログラムは行わないと、日本産科婦人科学会が声明を出したために、残念なことに一般の方が日本で卵子提供を受けることはできません。

このため卵子提供プログラム受けるためには、卵子提供に関する法律がきちんと整備されている、米国などで卵子提供プログラムを受ける必要があります。
米国、ロサンゼルスやハワイは卵子提供という不妊治療の歴史が20年、30年と長いので、臨床例が多く、治療実績も充分で安心して治療を受けることができます。

Act Oneに訪れるご夫婦の多くが、卵子提供プログラムの場所としてハワイを選んでいます。
アクトワンが提携を結んでいるハワイのクリニックは世界でも最先端の医療機器を使用し、医療サービスを提供する医師やスタッフも多数の不妊治療の成功実績があり、とても有名なクリニックです。
ところで、ハワイでこの卵子提供プロジェクトを受けるにはどのくらいの期間が掛かるのでしょうか。

ハワイ卵子提供看護師

ハワイの卵子提供プログラムに必要な期間は?

アクトワンの卵子提供プログラムはまずはお問い合わせから始まります。
その後、無料の個別相談を経て、ご夫婦の疑問点、不明な点をすべてクリアにしていただいた後にご契約となります。
もちろん個別相談時にドナーファイルを閲覧することも可能です。
全体から把握すると、ハワイでの卵子提供プログラムにかかる期間は、短くて半年、長くて1年以上かかることもあります。
でも大丈夫。長いプログラムの期間中は、いつもアクトワンがサポートさせていただきますので、ご安心下さい。

1次渡航にはどれくらいかかる?

もう少し具体的に見ていきましょう。
アクトワンと卵子提供プログラムの契約を締結したら、ハワイのクリニックに1次渡航の予約を入れます。
ハワイのクリニックでは、2ヵ月前の月初に予約受付が開始となります。例えば12月に受診するためには、10月初めに予約を入れるのが一般的です。
ここで予約を入れられたら良いのですが、時間的な余裕のない方は、アクトワンにどうぞお申し出下さい。
当月分も翌月分も、アクトワンではクリニックの空き枠を確認することができます。もしかしたら、空き枠があるかもしれませんし、キャンセルが発生しているかも知れません。

1次渡航の予約に合わせてハワイを訪問します。
クリニックの受診は1日みていただければ大丈夫です。最近は奥様もご主人様もとても忙しい方が多いので、中にはハワイに日帰りで行きたいという方もいらっしゃいます。
ただせっかくハワイを訪れるのに、日帰りではなんだかもったいないと思いませんか?
平均的には3泊5日のツアーを予約されるカップルが多いようです。
ハワイでの卵子提供プログラムでは、1次渡航を終えて帰国されてから卵子ドナーさんを正式に選んでいただきます。これはクリニックのジョン先生の指示でもあります。

卵子提供の期間

卵子ドナーの採卵に必要な日数は?

ドナーさんを選んだら、アクトワンから卵子ドナーさんにご連絡致します。
卵子ドナーさんがすぐに渡航が可能であれば、ドナーさんは次の生理のタイミングで、日本の病院で卵胞数・ホルモン値・感染症などの検査受けます。
検査結果が良好で、クリニックがドナーとして受け入れ可能と判断したら、ドナーさんがハワイへ渡航します。

ドナーはハワイに16日間ほど滞在して採卵します。
ここまで、ドナーさんが決定してから、採卵まで早ければ3ヵ月半ほどかかります。
卵子ドナーさんの採卵が終わったら、得られた卵子と1次渡航の時に採精し凍結保管されているご主人様の精子と受精させます。
5日、6日培養してから着床前診断のため生検します。
着床前診断の結果がでるまでは約2週間。

2次渡航はいつごろ行ける?

通常の流れでは、着床前診断後に残った正常胚を確認してから、奥様の移植のための二次渡航の予約を入れます。
予約を入れてから奥様はホルモン補充して、子宮内膜の調整をします。
内膜が充分な厚さになったことを確認して、ハワイのドクターに最終判断をしてもらいます。
OKなら渡航、残念ながらNGなら、渡航の予約はキャンセルとなって、翌月に繰り延べとなります。

ハワイのジョン先生は完璧主義者。それだからこその高い成功率なのです。
奥様は2次渡航では現地に1週間程度滞在します。移植は奥様が渡航されてから5日目です。5日目まではハワイのクリニックで診察を行って、内膜の最終調整を行うのです。
2次渡航では、みなさんゆったりとくつろいでハワイに滞在される方が多いです。移植の前日ぐらいにご主人様が現地で合流される場合もあります。
帰国後、10日目くらいに血液検査にて妊娠判定します。

信頼で安心のアクトワン

安心で信頼できるアクトワンのプログラム

このように卵子提供プログラムは長い期間が必要です。期間が長いので、その間に当初は想定していなかった事態が起こるかもしれません。
でもアクトワンの卵子提供プログラムなら、長いプログラム期間中もサポート万全で、安心して過ごせます。

アクトワンのハワイでの卵子提供プログラムなら

  • プログラム期間を通して信頼で安心の充実のサポート、
  • フレンドリーでとても頼れるハワイの現地スタッフ
  • 150名以上の卵子ドナーの中からご夫婦の基準で選ぶことができる、
    他のエージェントに比較してとても豊富な日本人ドナー登録。
  • 国内のフォローアップクリニックもあります。

ぜひ、他のエージェンシーと比べてください。他社と比較すればアクトワンの卵子提供プログラムが一番優れていると確信していただけるはずです。
さあ、すぐに個別相談のアポイントを!
☆ホームページはこちらです☆

 

ハワイでの卵子提供の成功率はどれぐらい?

         

アクトワンでは、ロサンゼルス、サンディエゴ、ハワイというアメリカの各都市と、国をあげてメディカルツーリズムを推進している東南アジアの華、マレーシアでの卵子提供プログラムを提供しています。
これらの国々と地域の中でも、ハワイでの卵子提供プログラムはとても高い人気を誇ります。

みんなハワイが大好き

海外旅行先として多くの方が訪れたことのあるハワイは、日本人向けのレストランやショップも豊富で、海外とはいえとても安心で、リラックスすることがでる世界的に人気のリゾートアイランドです。
なぜハワイがそんなに人気なのか?
それはハワイという土地にとっても魅力があるからです。

  • 青い海と白い砂浜で遊ぶのもGood
  • 山に登ってハワイの大自然に触れるのもGood
  • 伝統のハワイアンフードからエスニック料理まで、豊富なバリエーションの料理を堪能するもGood
  • 有名ブランドから雑貨までショッピングを楽しむのもGood

遊ぶこと、観ること、食べること、買うこと、とにかく何をとっても人々をハッピーにしてしまうのがハワイの魅力です。
そんなハワイでリラックスして、卵子提供を受けることができるアクトワンのハワイのプログラムはVery Good!

卵子提供ハワイ

アクトワンのハワイの卵子提供が人気の理由

アクトワンのハワイでの卵子提供プログラムを提供するクリニックは、数多くの体外受精の実績を持ち、不妊治療に訪れた国内外のカップルから高い評価を受けているFIHというクリニックです。
最新の医療機器を備え、卵子提供プログラムに必要な高い医療技術を持ち、豊富な専門知識と経験を備えた優秀なスタッフによって、高い妊娠成功率を実現しています。体外受精や卵子提供の成功率では世界でも最高水準を保っているクリニックなのです。

米国では全米の全てのクリニックの不妊治療の実績がCDCによって公表されています。CDCとは疾病予防管理センターのことで、アメリカの映画やテレビドラマにもよく登場します。特に新型のウィルスの恐怖やゾンビ映画なんかに出てきます。
このCDCがアクトワンのハワイの提携クリニックの実績も公表しています。
FIHの卵子提供の成功率(生きて赤ちゃんが産まれる確率)は81.6%。
それは驚異的な成功率となっています。
卵子提供ではエッグドナーの卵子を使用するので、成功率に奥様の年齢は関係ありません。
若い女性の卵子のパワー、生命力は驚くばかりで、このため卵子提供の成功率は、一般的な不妊治療の成功率と比べると、信じられないくらい高い確率となるのです。

ハワイのクリニックではリラックスして診察を待てる
ハワイのFIHの待合室。リラックスして受診できます。

ハワイでは着床前診断も選択できる

ハワイでの卵子提供プログラムでは、ご主人様の精子とエッグドナーの卵子を顕微授精して得られた卵子を胚盤胞まで培養し、その一部分を採取して、胚の染色体24種全種について異常がないかをスクリーニングする着床前診断を選択できるというメリットもあります。

全染色体を検査しますので、男女の別も判明します。
この結果男女の産み分けも可能となります。
着床前診断をすることにより正常な胚のみを奥様の子宮に移植できるので、着床しないリスク、化学流産のリスク、稽留流産のリスクを大幅に減少させることができます。
妊娠の確率を高めるために、胚の2個戻し、3個戻しを考える必要はありませんし、このことは高齢妊娠の最大のリスクでもある多胎妊娠のリスクを防止することに繋がります。

妊娠の報告
妊娠の報告

卵子に問題があって妊娠できないご夫婦への回答

赤ちゃんを望んでいるのに、卵子になんらかの問題があって妊娠できないご夫婦は、残念ながら国内の不妊治療では赤ちゃんを授かることはできません。
国はそういうご夫婦に対してなんらの解決策も提示できていないのです。
卵子提供は日本で関係する法律が制定されていないことや、日本産科婦人科学会が法整備や制度整備が行われない限り実施しないと声明を出していることなどにより、一般的には行われていない治療です。

海外では卵子提供を受けることは、通常の不妊治療の選択肢の一つとして一般的な治療となっているので、卵子になんらかの問題があって妊娠できないご夫婦でも、卵子提供を受けて赤ちゃんを授かることができます。
多くの日本人のご夫婦がハワイに渡航され、卵子提供プログラムを受けて、赤ちゃんを授かるという夢をかなえているのです。

海外での卵子提供プログラムに参加すると、どうしても不安な気持ちでストレスを感じやすくなってしまいます。
温暖な気候で、のんびりと時間の流れるハワイ、日本人観光客が多くて、日本人向けの施設も整っているハワイ、アクトワンのハワイでの卵子提供プログラムなら、心身ともにリラックスして最高の結果を出すことが出来ます。
それにアクトワンの日本人現地女性コーディネーターによるきめの細かいサポートが、妊娠、出産の高い成功率に大きく貢献しています。

実際にハワイで卵子提供プログラムを受けて妊娠・出産された方も、日本国内では長年の不妊治療が実を結ばず辛い思いをされてきた方々ばかりです。
アクトワンのハワイの卵子提供プログラムで妊娠された多くの方が、
母子手帳を手にする日がくるなんて夢のようだ。医師から順調ですという言葉を聞いて感動した、とおっしゃっています。
そのように、これまでの日本での不妊治療を振り返ると、卵子提供プログラム受けて授かった赤ちゃんに対する喜びはとても大きなものです。

卵子提供の評判

ネットのネガティブ情報は正しくない

ネット上の卵子提供に関するコメントはネガティブなものばかりが目立ちます。それは悪い情報を探し出そうという人間の摂理が関係するのかも知れません。悪いうわさは、尾ひれ、背びれをつけられて誇張され、良い噂の10倍の速さで広まると言います。
ネット上のネガティブ情報はそんな類の話しなので、気にするにあたいしません。

本当は、卵子提供で赤ちゃんを授かった方は、みなさん幸せに包まれています。
お腹のなかで280日間もの長い間育て、望まれて生まれてくる待望の赤ちゃんを授かったご夫婦は、どのご夫婦も希望に溢れています。
赤ちゃんには未来がありますが、赤ちゃんがもたらすものは、ご夫婦の未来でもあるのです。

人が誕生してから一人前になるためには、長い年月と、たくさんの経験と、勉強が必要です。
ご夫婦は赤ちゃん誕生の瞬間から、生まれてきた我が子と供に、多くの経験を共有することになります。
そこには試練もあるかもしれませんが、それを超えるくらい大きな喜びもあります。
そしてそのことこそが、みなさんが、赤ちゃんを欲しいと望む最大の理由です。
子供と共に、泣き、笑い、悪戦苦闘し、乗り越え、喜ぶのです。
それが家族というものであり、そこに血の繋がりなどは関係ありません。

アクトワンにお気軽にご相談ください

アクトワンは赤ちゃんが欲しいと望む全てのご夫婦をサポートしています。
私たちアクトワンでは、卵子提供プログラムについて詳しく知ってもらために、常時、個別相談を受け付けています。もちろんご相談は無料です。
実際にアクトワンのオフィスにいらしていただき、スタッフとお話しいただくことでアクトワンの卵子提供プログラムについて詳しく理解していただいて、そこにある信頼感と安心感を実感していただければと思います。

なぜアクトワンが選ばれるのか、他のエージェンシーとの違いや、きめ細やかなサポートについてもお分かりいただけます。
ぜひお問い合わせ下さい。ご夫婦のご相談をお待ちしています。

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体験談 卵子提供 ドナーに選ばれて

         

エッグドナーさんからの手紙

わたしは19歳のときに子宮頚がん検診を受けました。その時は子宮頚部の細胞レベルが中等度異形成で、中期の段階という検査結果でした。
しかし、このレベルでは治療の対象ではなく、病院での治療もありませんでした。病院からは様子を見ましょうと言われただけでした。
いわゆる経過観察というものです。

それから6年ほど経過しましたが、子宮頸がんの検査をしたことはありませんでした。わたしは今25歳です。

先日、エッグドナーというものを知り、アクトワンさんにドナー登録をしたところ、エッグドナーとして卵子提供プログラムを受けるご夫婦から選ばれました。

ドナーとして海外のクリニックで採卵する前に、国内のクリニックで事前検査を受けました。アクトワンのスタッフの方も一緒にクリニックに来てくれました。感染症も、抗原抗体検査も、血液検査の他の項目も、ホルモン値も、AMH値もすべて正常でした。エコー検査による卵胞数も十分で、まさにエッグドナーとしては、申し分なく、万全の状態でした。
ところが、子宮頸がんの結果だけが、要再検査でした。

最初の子宮頸がんの検査は細胞診でした。ここで扁平上皮細胞の一部に核の腫大、核濃染、核形不整が見つかり、表層、中層だけでなく、深層細胞にも異形成がありました。そのために、コルポ生検を勧められました。

次に受けたのは組織診です。組織診は最初の検査から10日後に同じ婦人科クリニックで行いました。子宮頚部の組織を切り取って検査します。この時もアクトワンのスタッフの方も同席してくれました。
この結果、扁平上皮は肥厚して、異型細胞が上皮の2/3以上に広がっているとのことでした。

このために、このクリニックの院長にがん研究会有明病院のイケメン医師(院長曰く)宛に紹介状を書いてもらいました。この先生はがん研有明の婦人科の副医長の先生です。この病院で子宮頸がんかどうかの最終診断をしてもらうための検査をしました。この最終診断もアクトワンのスタッフの方は有明まで一緒に来てくれて、とても心強かったです。

診断の結果は、上皮内がん。
いわゆるゼロ期の子宮頸がんで、ほぼがんみたいなものだそうです。

このために、わたしは子宮頚がんの手術をしなくてはいけなくなってしまいました。エッグドナーとして、楽しみにしていた、マレーシア渡航は中止となりました。

あとで聞いたのですが、マレーシアでの卵子提供プログラムのために、卵子ドナーの協力するための事前検査には、子宮頸がんの指定項目はないそうです。アクトワンさんが、私たちドナーのために検査の項目として、追加してくれたのだそうです。米国のクリニックで採卵する卵子ドナーさんは子宮頸がんも調べるからということです。

お医者さんは30分程度の簡単な円錐切除手術と教えてくださったので、それほど不安ではありませんでした。この手術はがんのある子宮頚部を円錐状に切除する手術です。
円錐切除の手術は、2泊3日、病院に入院して全身麻酔で行われました。
手術が終わって、麻酔から覚めた後、お医者さんから手術成功の知らせを聞いてとてもほっとしました。
術後は、2週間から1ヶ月半ほど出血があると説明がありました。

わたしは今、手術後2週間以上経っていますが、まだ出血は止まりません。でも、出血量が減っているので回復していると思います。

もし、今このタイミングでエッグドナーの検診を受けていなかったら、わたしは年内にはがんになっていたかもしれない・・・とお医者さんに言われました。

考えただけでも、恐ろしいです。それほどギリギリで子宮の単純全摘子手術をしなくて済んだと言うことです。子宮を切除してしまったら、子供が産めなくなります。それはとても悲しいと思いました。なので、3ヶ月後の術後検診も、その3ヶ月後も、サボらず検診に行きます。
今回のことは、わたしにとってとても大きな教訓となりました。

でも、こんなことが起こるのはわたしだけに限ったことではないかも知れないと思いました。誰の身にも子宮頸がんは起きる可能性はあるし、誰が子宮頸がんになるのかなんて誰にもわかりません。だからこそすべての女性に検査が必要なのだと思いました。10代後半から20代、30代、若い女性も含めてすべての女性が検診をする必要があるのです。

例えば、わたしの住んでいる台東区では子宮頚がん検診が無料でできるとの案内が来ます。区や市によって違うかもしれませんが、1年か2年ごとに検査ができるようなので、これを読んだ方は、ぜひ無料で検診を受けてみてはいかがでしょう? 検診はほんの5分ほどで終わります。

わたしの経験が、少しでもみなさんのお役にたてればと思ってこの手紙を書きました。

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子宮頸がんについてのまとめ

近年、20歳代の若い女性に子宮頸がんが急激に増えているのをご存知でしょうか?

子宮頸がんは、子宮の入り口である頸部の上皮(表面の細胞)に発生します。検診で早期発見ができるので、検診がこのがんには非常に有効ですが、女性それも若い女性は検診を受けない人が多く、知らないうちにがんが進行しているケースも少なくないようです。今回は子宮頸がんについて、あらためてまとめてみました。

まず、子宮についてです。子宮は中が空洞の西洋梨を逆さまにしたような形をしています。球形に近い形の体部は胎児の宿る部分であり、下方に続く部分は細長く、その先は腟へと突出しています。この部分が頸部で、腟の方から見ると、奥の突き当たりに子宮頸部の先端が突き出すように存在しています。その中央には子宮の内腔に続く入り口があり、この入り口を外子宮口(がいしきゅうこう)と呼んでいます。

子宮体がんと子宮頸がん

子宮体部の内膜にできるのが子宮体がんですが、閉経前の女性には生理があるので、生理のたびごとに内膜が剥がれてしまうので、子宮体がんのリスクは大きくはありません。ところが、子宮頸がんの発生にはヒト・パピローマ・ウィルスの感染が関与しているので、高齢になるほど増加する他のがんと違って、性活動が活発な若い年代でこのヒト・パピローマ・ウィルス感染の機会が増えているため、若い女性の子宮頸がんが増加していると考えられます。

子宮頸がんは異形成という前がん状態を経てがん化します。がんに進行する前の正常でない細胞を、細胞診という検査で見つけることができます。無症状の時から婦人科の診察や集団検診などで早期発見することが重要です。生理中でない時や性交渉の際に出血したり、月経期間が長くなるなど気になる症状がある時は、早めに婦人科を受診することが早期発見に繋がります。

最近では晩婚化に伴い妊娠出産年齢が上がっていることから、妊娠中にがんが発見されることも多くなっています。がんが早期であれば妊娠とがん治療を両立させることが可能な場合もありますが、進行がんでは母体の命を優先させることもあります。パートナーともじっくり話し合って、納得した上で治療方針を決めることが大切です。

ヒト・パピローマ・ウィルス(HPV)とは?

このヒト・パピローマ・ウィルス(HPV)とはなんでしょう?HPVには、100種類以上のタイプがあり、このうち15種類が子宮頸がんの原因となるハイリスクタイプに分類されています。HPVは性交渉により感染します。ですが、HPV感染そのものはまれではなく女性の80%は知らない間にかかっていると言われています。感染しても多くの場合、症状のないうちにウィルスが消えていますが、HPVが排除されないで感染が続くと、一部の人に子宮頸がんの前がん病変や、子宮頸がんが発生します。しかし、どの程度の確率でHPVが感染するか、あるいはHPV感染が続いた場合、どの程度の確率で前がん病変や子宮頸がんが発生するかについてはよくわかっていません。

子宮頸がんの患者さんの90%以上からHPVが検出されることが知られていますが、HPVに感染した方の多くは、無症状で経過し、発がんすることはまれだと考えられています。

卵子ドナー 体験談

子宮頸がんの検診は?

まずは細胞診:細胞診では、子宮頸部の表面から綿棒、ブラシ、またはへらのうな器具で細胞をこすりとって、顕微鏡で正常な細胞かどうかを調べます。この検査で生じる痛みはそれほど強い痛みではありません。受診者のうちがんが発見されるのはわずかです。受診者の約1%に精密検査が必要となります。

続いて組織診:細胞診で異常があった場合は、疑わしい部分から小さな組織を切り取って、顕微鏡で診断します。これは子宮頸がんであることの確定のためです。この検査では痛みを感じたり出血したりします。

精密検査が必要な受診者の中でがんが発見されるのは約10%程度と非常に高い割合となっています。これらのがんの60%以上は、粘膜の表面のごく一部だけにとどまる上皮内がんなどごく早期のがんで、その大半は子宮を温存した治療が可能です。この他にコルポスコープ診、エコー検査、CT検査、MRI検査もあります。

20歳以上の女性では、2年に1回、細胞診による子宮頸がん検診の受診が推奨されていますので、「自分は若いから、がんになんてならない」などと考えずに、若い時から定期的に検診を受けることが必要です。

HPVのワクチンとは

HPVに対するワクチンは、接種することによって体内に抗体をつくりHPVの感染を防止します。平成24年1月現在、国内で市販されているワクチンは2種類あります。ハイリスクタイプに分類されるHPV15種類のうち、2種類(16型と18型)の感染による子宮頸がん(扁平上皮がん、腺がん)およびその前がん病変に対して高い予防効果があるとされています。

このワクチンの注意点は以下の4点です。

①HPV16型及び18型以外の癌原性(発がんの原因になる)HPV感染に起因する子宮頸がんおよびその前がん病変に対する予防効果は確認されていない

②接種の時点ですでに感染しているHPVを排除したり、すでに発症しているHPV関連の病変の進行を予防する効果はない。

③接種は定期的な子宮頸がん検診の代わりとはならないので、検診を受ける必要がある。

④予防効果の持続性は不明である。

ワクチンを接種したからと安心することなく、ワクチンを接種するとともに子宮頸がん検診を定期的に受診することが、その予防と早期治療のために必要です。

子宮頸がんのステージ

子宮頸がんのステージは0期とⅠ期からⅣ期までに分かれ、各期はそれぞれA期B期、さらに1期2期など細かく分類されています。

0期とⅠA1期では、
円錐切除術:がんのある部分を円錐状に切除する。
単純子宮全摘出術:子宮を切除して摘出する。などの手術による治療が行われます。

ⅠA2期以降では
広汎子宮全摘出術:子宮と膣の一部、卵巣、卵管を含めて骨盤壁ちかくから広い範囲で切除する。リンパ節も同時に切除する。など手術の術式も変わり、放射線治療、抗がん剤治療も行われます。

ステージや年齢、合併症の有無など患者さんのそれぞれの症状に応じて治療方法は決定されますので、担当医とよく話し合って決めましょう。

子宮頸がんの罹患数と死亡数

このうち子宮頸がんの罹患数は年間約10,900例となっています。これには0期である上皮内がんは含まれていません。(地域がん登録全国推計値2012年)子宮頸がんの死亡数は年間約2,900人となっています。(人口動態統計2014年)年齢別にみた子宮頸がんの罹患率は、20歳代後半から40歳前後まで高くなった後横ばいになります。近年は罹患率、死亡率ともに若年層で増加傾向にあります。

子宮頸がんの予防には検診が重要だということが分かったでしょうか?

アクトワンに登録されているエッグドナーは20代の健康な女性です。卵子提供をするレシピエントご夫婦に選ばれて、海外のクリニックで採卵することになったエッグドナーさんは、渡航する前に、国内クリニックで事前検査を受けてもらいます。若い女性の婦人科の受診率はとても低いので、この事前検査ではドナーさん本人も思ってもみなかったような結果が出ることがあります。

例えば、クラミジアなどの感染症が分かったり、AMH値が 2.0ng/ml 未満で、卵巣年齢が実年齢よりもかなり高かったり、子宮内膜症やチョコレート嚢胞の疑いがある場合もありますし、子宮頸がんの発見に至ることもあります。

これら事前検査の結果は、受け取った時にはドナーさんにとってとてもショックなことです。それでも今後のドナーさん達の人生設計を考える上では、間違いなく大きなプラスとなります。

例えば、性感染症が判明すれば、パートナーと一緒に感染症の治療ができます。AMH値が低ければ、低用量ピルを服用して妊孕力(子供を授かる力)を保持するとか、早めに結婚して子供を作るように人生設計を変更するとか、子宮内膜症やチョコレート嚢胞では、低用量ピルを服用して症状を抑えるとか、本格的な治療を受けるとか、子宮頸がんなら早期治療を開始するなどの対応ができます。それ が20代で婦人科検診を受ける大きなメリットなのです。

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アクトワンは若い女性の婦人科検診を推奨しています。

婦人科検診の結果、アクトワンにエッグドナー登録をしたドナーさんに、0期の子宮頸がんが見つかることもあるのです。このようにエッグドナーさんのこともとても大切にするアクトワンは、エッグドナーさんからの信頼も抜群です。そしてアクトワンのエッグドナーさんを大切にするその気持は、エッグドナーさんの採卵結果にも効果的に反映されます。このようなキメの細かいサービスはアクトワンならではです。そのために、アクトワンは、卵子提供を受けるご夫婦からの信頼も抜群なのです。

アクトワンの卵子提供プログラムを受けて、海外のクリニックで治療を行って、長く望んでいた赤ちゃんを授かる。そういうご夫婦が増えています。
さあ、あなたも悩んでいないで、卵子提供のアクトワンに相談しましょう。それが、あなたの永年の希望を叶える第1歩となるのです。