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聖なる奇祭“タイプ―サム”と正月の終わりを告げる“元宵節”イベントが同日開催

         

マレーシアの現地スタッフがお送りする、マレーシア通信#2


2020年2月8日は、当地インド系の多くを占めるタミル系ヒンドゥー教徒の祭典“タイプ―サム”と、
チャイニーズニューイヤーの最終日を意味する“元宵節”のイベントが同日に行われる、
盛沢山でラッキーな一日となりました。

タイプーサム

 
では、まずはタイプ―サムからご紹介しましょう。

 タイプーサムとは、ヒンドゥー歴のタミル月(10番目の月)の満月の日に開催されるもので、
戦いの神であるムルガン神が悪を懲らしめたことにあやかり、自身の心に潜む悪の克服や、罪穢れを洗い流すこと、
または、病気や怪我で苦しむ家族に代わり快癒祈願を行うこと等を目的に、信者らが苦行に挑む祭りです。

卵子提供マレーシア
2月8日の満月の空

 
顔に串を刺し、背中には多数の針をぶら下げ、
またはカヴァディと呼ばれる重い金属製装飾を一人で抱えるなどの苦痛に耐えながら、
炎天下のマレーシアの空の下を裸足で延々と歩く彼らの姿は、まさに勇士。

卵子提供マレーシア
カヴァディを担ぐ信者と、彼を支える仲間たち


言葉を失うほどのショックとともに、敬意で胸がいっぱいになります。

 クアラルンプールにおけるイベントのハイライトは、世界的観光地であるバトゥケイブで行われるため、
彼らは長い道のりの最後に、272段におよぶ傾斜の急な階段を上り、ようやくフィナーレを迎えます。

卵子提供マレーシア
バトゥケイブに向かう信者の波

なお、女性や子ども達もミルクポットを頭にのせて歩くなどの形で、この祭りに参加します。

卵子提供マレーシア
子どもたちもミルクポットを頭にのせてバトゥケイブを目指します

 

元宵節

続いて、当地のユニークな元宵節イベントについてご紹介しましょう。

元宵節とは、太陰暦による元日(新月)から初めて迎える満月の日(1月15日の小正月に該当)で、
正月期間の終焉を迎える日として盛大に祝われます。
正月同様、寺社仏閣への参拝、自宅の神棚での真摯な祈願、
地域によってはランタンを夜空に浮かせる姿などが見受けられるとともに、
マレーシアならではのとあるユニークな習わしが行われます。

それは、「女性が川や湖などにミカンを投げ、川下や湖の対岸で男性が拾う」というもの。

卵子提供マレーシア
元宵節でミカンを投げ込まれることで有名な湖

 「投げた女性と拾った男性は、やがて結ばれる」とされ、この日は「チャイニーズバレンタインデー」
とも呼ばれています。
(古来、女性の外出が禁じられていた時代、この日だけは老若男女に関わらず外出が許されたため、上記の慣習が始まったとされています)


ところで昨今では、ミカンに携帯番号を書き込んで投げる女性も増えてきており、現代的かつ合理的な出会いの場として、元宵節は有効活用されているようです。

卵子提供マレーシア
昨今、ミカンには電話番号が書き込まれていることも

 この慣習が日本でもあると面白いですね。

2020年1月25日は、旧暦の元旦 A HAPPY CHINESE NEW YEAR!!!

         

マレーシアの現地スタッフがお送りする、マレーシア通信#1

みなさま、明けましておめでとうございます!
2020年1月25日は旧暦の元旦、お正月です。

 多民族・多文化国家であるマレーシアでは、
3大民族(マレー系、中華系、インド系)の祝祭日が公休とされており、
中華系のお正月である“チャイニーズニューイヤー”としてのお休み(政府が定める休日)は、
本年は1月25日~27日の3日間です(年によって日程・日数は異なります)。


この時期、中華系の各家庭や会社では、伝説にちなんだ「魔除け・招福の方法」として、
玄関先を赤く飾り、みかん・金柑・橙などの柑橘系の鉢を設置します。

マレーシアのお正月
福を招く縁起物の置物

ところで、チャイニーズニューイヤーでのお楽しみはライオンダンス(獅子舞)。

マレーシアのお正月
色とりどりのライオンが野菜や柑橘類などの供物を前に勢ぞろい

企業、家庭、ショッピングモールなど、あらゆる場所で見受けられます。

大音響で鳴らされる太鼓やシンバル、銅鑼が魔を払い、「厄を食べる」ライオンが練り歩き、
またはアクロバティックダンスを披露する様はまさに圧巻で華やか。正月の到来を実感します。

 さて、ライオンダンスの目的は、魔除け・厄除けだけではありません。
「幸運を招く」ことも大きな目的の一つです。

ダンスが佳境に達するころ、ライオンらは小さく屈んで、何やらモソモソと不思議な行動を取り始めます。

マレーシアの新年
ライオンたちが野菜をちぎり、柑橘類の皮をむいているところ

待つこと数分。
突然、ライオンの口から小さな野菜の破片やみかんの皮などがパッと放たれ、
ライオンらは最後の舞を披露、爆竹によってフィナーレを迎えます。

マレーシアのお正月
ライオンが白菜やレタス、柑橘類の皮をパッと散らしたところ

 小さな野菜の破片の正体は、白菜やレタス。
モソモソしていたのは、限られた時間の中で、ライオンの演者が被り物の下で白菜をちぎり、
みかんの皮(ポメロなどの大きなもの)を必死でむいていたのでした。

白菜やレタスは、中国語の韻が、「多くの財を成す」、
「財を発する」などを意味する他の語句と似ていることから、
また柑橘類の柑の字は「金」と同じ発音であるため、
それらをライオンが「パッと散らす」ことによって、
「発財」を招き、福をもたらしてくれると考えられています。

 この時期は、布袋様などの仏像に加え、翡翠で作られた白菜の置物も縁起物として好んで飾られます。

マレーシアのお正月
白菜の置物

 

心華やぐチャイニーズニューイヤーを、ぜひ一度当地でご体験されてはいかがでしょう。

*当地ではカレンダー上の元旦である1月1日は、「年の始めの日」として休日ですが、
12月31日、1月2日は平日扱いです(昨今では、クリスマスから1月1日までお休みとする企業や学校も増えてきましたが)。

年末・年始の営業のお知らせ。アクトワンは12月27日から1月3日まで休業致します。

         

皆さま
弊社の年末・年始の営業のお知らせです。
弊社(アクトワン)の年末の営業は12月26日までとなっております。
また年始の営業開始は1月4日からです。

この間、12月27日から1月3日までは休業致します。

このためお電話をいただいても、音声サービスでのご対応となりますのでよろしくお願い致します。

ご返信には少しお時間をいただくかも知れませんが、
この間もLINE メールでのお問い合わせは受け付けております。

皆さま、
良いお年をお迎えください。
そして、来年もよろしくお願い致します。

アクトワン、スタッフ一同

「10年単位の不妊治療の末に」ご夫婦からの手紙 その6

         

2019年10月某日

アクトワンさまAct One
ご無沙汰しております。

その後の経過について、ご連絡をさせていただきました。
安定期にも入り17週を迎え、お宮で安産祈願もすませてきました。
おなかも少しづつふくらみつつありますが、先輩ママからみると全然小さなおなか~と言われます(^^)

職場への報告も済ませ、年末年始にむけあわただしく時間は過ぎてしまいそうです。
産後の事も考えていかなければいけませんが、保育園も定員で入園できない可能性があると知り、待機児童問題に巻き込まれそうな予感!

そんな心配をする時がくるなんて信じられませんが、
ベビー用品の事を相談したり、
部屋のレイアウトを考えたりと、
マタニティライフを過ごしています。


妊婦検診で、会うたびに赤ちゃんは大きくなっていて成長しているのがわかります。
先生にも元気に動いていて順調な経過と言っていただきました。

卵子提供で妊娠
ご主人とお散歩

結婚したら・・・
赤ちゃんがほしいと思ったら・・・
基礎体温をつけたら・・・
人工授精をしたら・・・
体外受精をしたら・・・
体外受精で複数移植をしたら・・・
刺激をしたら・・・
卵子提供をうけたら・・・。

それぞれのステップで、妊娠できると思ってきました。

こんなにも、~たら、
と思いながら、ようやくの妊娠でしたが、
卵子提供で2度目の移植での妊娠だったので、本当に妊娠は奇跡だと痛感します。

赤ちゃんとのご縁を作ってくださったアクトワンの皆様には感謝。

不安はつきませんが、順調に経過している事をお伝えしたくて連絡をさせていただきました。
どうぞ、ハワイでお世話になったスタッフの皆様にもよろしくお伝えください。
横山優子 



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アメリカでの代理出産の費用やプログラムの流れについて

         

アメリカでの代理母出産について

色々なことを試してなんとか子どもを持ちたいと願ってきた方々の最後の手段。
卵子に問題はないけれど、子宮の問題のために子どもを授かれなかった方々のための代理出産。
代理母出産が法律的に認められているのはアメリカ、ロシア、ウクライナ、ジョージアの4カ国しかありません。
なかでもアメリカは法整備、制度整備において抜きん出ており、日本人でも安心して 代理出産プロジェクトを進めることができます。
アメリカでは同性婚が認められた影響もあり、毎日のように新しい Surrogate agency (サロゲートエージェンシー / 代理母を募集または提供するエー ジェント)が誕生していると言われています。
そんな事情もあり、多くのエージェンシーは経験が浅く、単に代理母探しをするだ けのエージェンシーになってしまっているので注意が必要です。
質の高い信用できる代理母エージェンシーを探し出すこと。
素晴らしい代理母と出会い、そして代理母が安心して妊娠、出産できること。
そのプロセスの全てが素晴らしい経験となるように、アクトワンがあらゆる面からサポートをしていきます。

Act Oneだからできること

赤ちゃん

マッチングシステムで、ベストな代理母を、短い期間で探します

通常は現地の代理母エージェンシー1社との間で代理母を探していくために、理想の代理母が決定するまで半年から1年以上かかることがあります。
アクトワンでは経験豊かなアメリカ現地のキャスティングディレクターに依頼することにより、全米75社の代理母エージェンシーの中から、平均的に1ヶ月以内で候補者を探し出すことが可能になりました。
代理母の候補者は、基本的なスクリーニングはもちろん、依頼人指定の医師によるメディカルスクリーニングを済ませた方に限定していますので安心です。

プロセスに必要なあらゆる分野で、日本人スタッフがきちんと日本語でサポートしていきます。

代理出産プロジェクトは、依頼人にとっては言葉も文化も違う異国のアメリカで、1年半から2年近くかかるこの一大プロジェクトです。この長いプロジェクトを最後まで素晴らしい経験として終了できるかどうかが大きなポイントとなります。アク
トワンでは、依頼人と代理母の素晴らしい出会いと心に残る体験の場を作りたいと考えています。

各依頼人に最適なプロジェクトチームを結成します。

妊娠の成功率は?

医療チーム以外にも、心理学・カウンセリング、弁護士(依頼人・代理母)、保険エージェントに至るまで、一つのチームを作ることにより、依頼人のプロジェクトが最適になるようにサポートします。

代理母出産プロジェクトの流れ

①代理母とのマッチング

ひとつのエージェンシーと契約する前に、多くのエージェンシーの中から依頼人の理想とする代理母候補を探します。
多くの依頼人は約1ヶ月で代理母候補者を見つけられます。(選考条件によっては、時間がかかることがあります)

1. 申込書の記入
依頼人の情報、どういった代理母を希望するかなどを記入します)

2. 代理母への手紙
なぜ依頼人が代理母出産を希望するのかを手紙の形で書いていただきます。この手紙を最終的な代理母候補者が読み、代理母が依頼を受け入れる大きなポイントとなります。この人のためなら是非助けてあげたいと思ってもらうこと、理解してもらうことが大切です。

3. 代理母の最終選考
代理母の候補者となる人は、基本的なスクリーニング(本人情報、犯罪情報、メディカル情報のチェック等)をすませ、依頼人指定のドクターが代理母候補者の最終メディカルスクリーニングを確認した上で、最終選考をすすめます。

4. 代理母との面談
所属エージェンシーによっては、代理母最終候補者とのミーティングが行われ、実際に会って話をします。(テレビ電話可)

5. 代理母とのマッチング完了
双方で合意を得れれば、マッチング完了となります。この先はここで選ばれた代理母候補者の所属するエージェンシーと代理母契約を進めていきます。

マッチング契約を始めるタイミングは、エッグドナーが既に決まり、凍結胚がいつ作られるかというスケジュールが立てられる時がベストです

②マッチングした代理母の所属するエージェンシーとの契約

エージェンシーによって契約の進め方は全く違います。各支払いのタイミングも違いますので、ここでは一般的なエージェンシー契約の流れについて記載します。(進行過程の順序が変わることがあります)

1. 依頼人が、代理母候補者の所属するエージェンシーとの契約締結の準備を開始
代理母はエージェンシーに所属しているため、マッチングした代理母の所属するエージェンシーとの契約を締結します。

2. 依頼人ならびに代理母はそのエージェンシーが規定しているカウンセリングを受診
カウンセリングとは、精神科医によるカウンセリング、心理テストとカウンセリング、メディカルチェック(代理母のみ)などです。

3. 代理母出産専門の弁護士を入れて、代理母契約の契約書作成
依頼人側の弁護士と代理母側の弁護士は別の弁護士になります。

4. 代理母契約書にサインする前に、代理母と直接の面談(必要な場合)
これが最初の渡米のタイミングです。渡米する時期・回数を心配される方が多いですが、それぞれ渡米できる時期、回数は違います。最初に依頼人にとって可能な条件を代理母側弁護士に伝え、依頼人の負担がなるべく少なくなるようカスタマイズして進めていきます。

5. 弁護士による医療保険の確認
変更が必要な場合、具体的変更などもこの時から始めます。

6. 依頼人指定ドクターによる代理母の検査・診断
弁護士の作成する代理母契約が整うまでに、代理母は依頼人指定ドクターによる検査・診断を受け、代理母に問題がないという確認がされた時点で、医師からの診断書が発行されます。

7. 信託口座への入金
医師の診断書が出ると同時に、 トラストアカウント(信託口座)をつくり、この先代理母にかかる経費をすべてこの信託口座に預けることになります。

8. 最終合意&契約締結
信託口座に入金が確認され、初めて凍結胚移植のスケジュールがたてられ、契約書が最終合意される流れになります。

カリフォルニアで代理出産をする大きなメリットの一つとして、この信託口座を開くことにあります。信託口座にこの先にかかるすべての資金を前もって預け、契約書に書かれた通りにきちんと代理母にかかる経費をそこから出費していくことが可能です。第三者が管理することにより、信用性が高く、エージェンシーの不正使用を防ぎ、また代理母からの契約以外の金銭の出費を防ぐことができます。唯一カリフォルニア州だけが、この信託口座の開設を法律で定めています。

③代理母の妊娠中

妊娠確定後も、ある一定の期間ごとに代理母とコンタクトをとっていきます。面会・スカイプ・メールなどの方法でコンタクトします。妊娠中期には、代理母のかかりつけの病院へ出向き、担当医とのミーティング、超音波の確認、出産する病院等の確認などをすすめていきます。

この時期から弁護士と最終的な法律的な親権の手続きの準備に入ります。どの州で子供が生まれるかにより、最終必要書類等も異なります。依頼人は出産予定日より数日前に現地入りし出産に立ち会います。

その後、生まれた赤ちゃんのパスポート等取得準備に入ります。出生証明、パスポートを取得(約10日間かかります)し、赤ちゃんとともに帰国します。
最後に、全ての費用の清算が行われ、代理母の出産後約6ヶ月経過した時に信託口座に残された資金は全額払い戻されます。

代理母出産に必要な各費用の目安

卵子提供 エージェンシー

代理母出産に必要な費用を、項目ごとにまとめました。
アメリカでの代理母出産に必要な費用を合計すると、米ドルでおおよそ $150,000 〜 $160,000 程度となります。日本円にすると、約1,500万円〜約1,700万円(1ドル100円〜105円計算)程度となります。

①代理母とのマッチング $ 3,800 ~
<内訳>
・依頼人とマッチングのためのカウンセリング 
・代理母へのプレゼンテーションレター翻訳
・代理母候補者のスクリーニング
・コーディネイト手数料
・代理母とのミーティングの通訳
・必要書類の翻訳

②代理母エージェンシーとの契約 $25,000 ~ $30,000
<内訳>
・依頼人および代理母の精神科医によるカウンセリング、心理テスト等
・代理母の管理全般
・代理母の連絡・スケジュール管理

③弁護士費用(依頼人・代理母) $12,000 ~ $15,000
<内訳>
・代理母契約書作成
・医療保険の確認
・出生証明書申請準備・申請・取得 
・米国パスポート取得準備

代理母への支払い・各医療保険 $80,000 ~ $100,000
<内訳>
・代理母への報酬支払い
・医療保険など各種保険料の支払い
・代理母諸経費(ベビーシッター代・マタニティーウエア・交通費等)

⑤リーガルドキュメントの翻訳費用  $2,500~

CFG 医療費 代理母検査・診断、IVF 費用等  別途

⑦インターナショナル・コーディネーション費 全経費の20%
・代理母出産プロジェクトの進行管理
・現地スケジュール管理
・代理母およびエージェンシー、弁護士、医師とのコンタクト・ミーティング
・各種ミーティング通訳
・必要書類の管理、翻訳
・ロサンゼルス空港送迎、滞在先コーディネート等
・出張費用は別途請求

医療保険について

アメリカの医療保険は州ごとに違います。実際に代理母候補が具体的になる段階で、各候補者の医療保険の内容確認が必要となります。

アメリカ国内の多くの医療保険会社の場合、アメリカ住民であることが証明できない
と医療保険に加入できません。また、代理母の医療保険が夫の勤務先の医療保険か、代理母の勤務先の医療保険か、個人で入っているものなのか等、それぞれの状況によりカバー内容が違います。

代理母が加入している医療保険のカバー内容で何か追加が必要になった場合、または変える必要がある場合、多くの州で、オープンエンロールメントというある一定の時期しか医療保険の購入、変更ができません。そのために早い時期に医療保険内容の確認が必要となります。

弊社のご提案するマッチング契約の中では、この医療保険の状況をいち早く確認します。

実際には依頼人に代理母候補者をご提案する前に、弁護士または保険エージェンシーによるスクリーニングを行い、代理母候補者の持つ医療保険の保証内容を確認しておきます。結果的に、代理母を選ぶ段階で候補者に医療保険の問題があれば、解決できる方法を依頼人にお伝えできる状態にあるということです。(通常は、代理母を決定後にその人の医療保険内容の確認。)

生まれてくる新生児の医療保険について

多くの依頼人が心配することのひとつがこの新生児の医療保険です。
アメリカは日本と違って医療保険の仕組みが非常に複雑で、また医療費も高額であるとされています。生まれてくる赤ちゃんの万が一の事態に備えて、医療保険をしっかり準備する必要があります。

通常の妊娠・出産であれば、その費用は母親の医療保険でカバーされる事が多いですが、代理母出産の場合、カバーされない事が多いとされています。まずはこの分野を理解した保険エージェントまたは弁護士に代理母が加入している医療保険の内容をきちんと確かめてもらう事が必要です。そして、足りないものは買い足していきます。

代理母出産で生まれてくる新生児の医療保険は、その新生児のためだけの独立した保険が必要です。現在アメリカでは、2社がこの医療保険を販売しています。
以下に、そのうちの1社の保険会社の医療保険を簡単に紹介します。
申込人によって条件が変わりますので、詳しくは保険エージェントと確認が必要です。

International Healthcare Plan

代理母から生まれてきた新生児に何かしらの治療が必要となった場合、早産でNIUC(新生児集中治療室)に入る必要があった場合などの治療費をカバーする保険です。

保険に加入するタイミングは、代理母に受精卵を移植するタイミングで、IP(Intended Parent) が生まれてくる新生児のために加入します。出産予定の6ヶ月前に加入する必要がありますが、早産の場合、1日でも加入経過日数が足りないとその間の治療費等が全くカバーされないので要注意です。

保険費用イメージは約5,000~10,000ドル / 年。(掛け捨て・一括払い)申込人の諸条件により保険料は変わります。約100万ドルまでの治療費をカバー。(上限を200万ドルにすることも可能)
新生児が生後引続きアメリカ国内で治療が必要な場合、生まれてから30日以内に手続きをすると、$270 / 月(100万ドルの治療費カバーの場合)で保険の継続が可能です。
新生児は、生まれたと同時に保険適応の対象となりますが、健康な状態で生まれた新生児に対しては保険は何もカバーしません。

注1:出産費用は代理母の医療保険(その保険料は依頼人が払う事がほとんど)によってカバーされます。
注2 : 新生児が生まれたと同時に発生する病院費用は(最初の検診等)、新生児が健康な状態であった場合、依頼人自己負担となります。平均的に2000-3000ドル。

アメリカにおける代理母出産の法的解釈

卵子提供で妊娠

代理母出産は、ここアメリカでもまだ国全体で認められているわけではありません。そのために、Federal Law といわれる連邦レベルの法律はまだ確立されていません。現在では各州で州法の中で定められており、代理母出産もその州ごとに法律の内容、解釈が全く違うということを理解しておかなければいけません。(州によっては、代理母出産を禁止しているところもあります。)

一方で、ロサンゼルスのあるここカリフォルニア州は、あらゆる面から代理母出産の環境が一番整っていると言っても過言ではありません。最高レベルの医療技術はいうまでもありませんが、法的にも代理母出産がきちんと認められているために、IPも代理母もそれぞれの権利を守ることができるようになっています。

そこで、代理母出産を進めるにあたって一番大事なことは、
1 代理母がどの州に住んでいるのか。
2 代理母がどこで出産をするのか。
3 IVFなどの治療がどこでなされるのか。
4 代理母出産の契約をどの地で結ぶのか。
の4つです。これら4つのポイント次第で、司法権が決まります。

代理母出産の法整備が整っている州の司法権の元で、例えばカリフォルニア州内で上記の4つのポイントが満たされれば、代理母出産で生まれてくる子供の出生証明書は、契約者(IP)が実親、生まれてきた子供が実子として記載されることになります。
(注:アメリカ西部では、カリフォルニア州の他に、ネバタ州、オレゴン州、コロラド州でかなり同じような法律・解釈となっているために、上記の4つのポイント全てがカリフォルニア州内でなされる必要もないケースもあります。詳しくは、ケースごとに弁護士に確認をする必要があります。)

また、この上記の4点を満たしていると、「Pre-Birth Order」という形式で、妊娠4ヶ月目以降から、この法的出口の準備をしっかり整えておくことが可能です。結果的に、出産後48時間以内に出生証明書が受け取れ、アメリカパスポートもパスポートサービスを使うと数日以内に受け取ることが出来ます。

通常、エアラインが認める渡航可能な新生児年齢は生後2週間以降とするところが多いため、この間に日本のパスポートを日本領事館で申請して取得することも可能。または、新生児がアメリカのパスポートで日本に帰国しても、90日以内に日本国内で役所への各申請、日本パスポートの申請をすることも可能です。(詳しくはケースごとに日本の弁護士に要確認)

お問い合わせはお気軽に。まずはご相談だけでも構いません。

アメリカでの代理母出産について、お分かりになれましたでしょうか。
アクトワンでは、アメリカでの代理母出産についても手厚くサポートさせていただきます。
まずは話を聞いてみたい、という場合は、当然無料でご相談を受け付けます。
以下のフォーム、またはLINEやお電話でもお問い合わせを受け付け中です。
ぜひ、お気軽にご相談ください。

CONTACT

「10年単位の不妊治療の末に」ご夫婦からの手紙 その5

         

2019年7月31日

アクトワンさま 
大変お世話になります。

転院先の初診日でした。
本日9週3日目

初めて心音を聞かせてもらいました。規則的で力強い音でした。
順調な成長具合だとおっしゃっていただきました。

当たり前な話でしたが、
結局具体的な帝王切開の予定日はそれなりに経過してからでないと決まらないということで、
通常の予定日としてスケジュールがすすんでいくことになりました。 

が、とりあえず転院先で出産はできそうです!

来月の母親学級の予約もしてきましたが、外来はまわりはお腹の大きな妊婦さんばかりで貫禄の姿(^-^)
私もあとに続けと思いました☆

ご報告まで。
横山優子


卵子提供 転院先で出産

 

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「10年単位の不妊治療の末に」ご夫婦からの手紙 その4

         

2019年7月26日

アクトワンさま
大変お世話になります。

本日8週5日目の診察でした。
赤ちゃんは、更に大きくなって2.5センチ程までになっていました☆

心拍もしっかりしていましたし、先生も元気ですね~とおっしゃってくださいました。
そして予定通りに、本日提携クリニックを卒業してまいりました。
先生のように協力してくださる方があってここまでこれた感謝をお伝えしてきました。

まだ余剰胚があることもお伝えしておきました(^^)
明日以降には、紹介状もご準備くださるそうで取りに行く予定です。

今日が提携クリニック最後だったので、主人も一緒に行ってご挨拶させていただきました。

その帰りに二人で母子手帳も受け取ってきましたが、出産後の説明なども含め色々と保健師さんからあり、
実感がわかないながらも進んでいってるんだなという思いです。

5日後の水曜には、転院先の初診日となりますので改めて出産予定日などご報告できると思います。

ようやく3か月にも入りつわりは続いていたり、ウエストがしまって胃を圧迫するものが我慢できなくなってきて、
そうそうにデカぱんに切り替えたしりていますが、体調は安定して過ごせています(^^)

横山優子

卵子提供で妊娠

2019年7月27日 ご主人様からの手紙

アクトワン様 
ご丁寧なご連絡をありがとうございます。

ジョン先生をはじめ、皆様に深く感謝しておりますとお伝え下さい。
日本では私たちのような10年単位で不妊に苦しむ夫婦が沢山いると思います。

ところが、日本の良い所でもありますが、和をもって尊しとなすの精神で、
踏み込んだ不妊治療や遺伝子検査の技術はあるのに国内ではまだまだ進んでいない状況です。

少子化を問題にするならば、もっとできる事があるのになと思います。 
強いリーダーシップを持っている人が現れないと、国内での不妊治療は前に進まないだろうなと私見ですが思います。

不妊治療がうまくいかず、あきらめてしまう人が一人でも少なくなるように、今後もよろしくお願い申し上げます。

ちなみに、まだ受精卵がありますので、いつか迎えに行こうと妻と話し合っています。
その時はまたよろしくお願い申し上げます。

取り急ぎハワイチームへのお礼までで失礼を致します。

ありがとうございます。引き続き何卒よろしくお願い致します。 
横山誠

 

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「10年単位の不妊治療の末に」ご夫婦からの手紙 その3

         

2019年7月3日

アクトワンさま 
大変お世話になります。

質問なのですが、週末に6週の診察へいく予定にしています。
次からは、採血は不要でよかったですか?
スケジュールをみると、書いてなかったので確認です。

週末はお天気が崩れるようなので、テンションさがりますぅ。 
どうぞよろしくお願いいたします。
横山優子

卵子提供 バックアップクリニック

2019年7月6日

アクトワンさま
お世話になります。

今ほど診察を終えてきました。
本日、6週0日目

エコーでは、前回より胎のうはおおきくなっていて、すぐ確認できるほどでした。
心拍は、エコーを拡大したら隅っこに、ちいさーーーーく、ピコピコ動いているのが見えました。

先生は、まだ小さいけど一応みえたね、とおっしゃっていました。
少し興奮して、胎のうのサイズを数字として伺うのを忘れてしまいました。。。

次回は提携クリニックさんの休み明けで、7週2日目予定で診察を予約しました。
次回からは、妊娠後の診察、という項目での診察で、まだまだ実感がわきません。
それ以降は、卒業まで提携クリニックさんの一般的な予定に合わせての診察でよかったでしょうか?

どうぞよろしくお願いいたします。
横山優子

妊娠の成功率は?

2019年7月16日

アクトワンさま
お世話になります。

本日診察へ行って来ました。
7週2日目

先週より心拍も力強く確認出来ました。
体長約10ミリ
心拍100程で問題ないといっていただきましたが、120、130のリズムかなと思いながら見ていました(笑)

写真でははっきりしませんが、リアルタイムな画像では、2頭身っぽくみえて、成長してるーと感動です。

先生から、来週診察したら卒業でOKと言われました。

再来週には希望していた転院先の初診も取れたので、スムーズな流れになりそうです。
PIO注射もあと5日となりました。

食べ悪阻や軽いめまい等、妊娠らしい症状があるので、私は妊娠してる、と自覚することができます。
先は長いですが、ワンステップずつクリアしていることに安堵しています。

ありがとうございます。
来週またご報告いたします☆
横山優子


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「10年単位の不妊治療の末に」ご夫婦からの手紙 その2

         

2019年6月25日

アクトワンさま
お世話になります。

二回目の判定に行って来ました。

HCG 508.2
プロゲステロン >40

2日で倍位でしょうか、ほっとしました。

少量の出血がありますが、先生もこの時期の少量の出血は気にしないでと。
二日後の三回目は提携クリニックがお休みになります。
なので、三日後でよかったでしょうか?

この先は、私にとっては未知の世界突入です!

取り急ぎご報告まで。
横山優子

卵子提供 赤ちゃんができた

2019年6月28日

アクトワンさま
お世話になります。

本日、移植日から14日目で、3回目の検査に行って来ました。
夏休み休暇中の旦那さんも一緒に。

HCG 2209.4
プロゲステロン>40

と、かなり安定した伸び率でほっとしました。

先生が胎のうがみえるかもしれないしと、エコーをしてくださいました。
それらしき袋も、一応みえた写真をいただきました。
HCGの値や週数からして、妥当な大きさだろうと。

少し涙ぐみましたぁ。

次回は、6週、7週と続く予定ですが、6週に入る頃、提携クリニックさんがお休みのようです。
そのあたりの調整で、少し早めの診察になるかもしれません。

あと、嬉しいことですが、出産病院のことも考えなければいけないのですが、
提携クリニックで紹介状を書いてもらう際、どのような内容でお願いするとかありますか?

私たちのような場合、提供からの体外受精での妊娠、とされるのか、単に体外受精をした、というような形で紹介先へいくのか、素朴な疑問です。

ご報告でした。どうぞ、よろしくお願いいたします。
横山優子

卵子提供 バックアップクリニック

2019年6月28日

アクトワンさま
ありがとうございます!

自宅や職場からも近いことや、帝王切開が必要なので、転院先でと思っています。
なかなか予約がとりにくいと聞きますが、心拍が確認できれば初診予約がとれて、初診時に出産枠があいていれば予約がとれるという流れのようです。

転院先、どうか受け入れてくれますように☆
横山優子

卵子提供 妊娠

2019年6月29日 ご主人様からの手紙

アクトワン様
ありがとうございます。

お蔭様で初めての妊娠判定、本当にうれしいです。
これまで本当に紆余曲折でしたが、アクトワンさんたちのご支援の下、妻がよく頑張ってくれたと思います。

ここ数日は夢の様な気持ちでいます。

これはアクトワンさんたちのお蔭です。本当にありがとうございます。

もちろんうれしいのですが、ここから先は私たちには経験のない未踏の地ですので、
出産までは外傷に気を付けるなど、環境的な要因に慎重にならないといけないと、意外?に冷静に受け止められています。 

妻の記載にもある通り、お産の病院は転院先病院にしたいと考えています。
しかし、ただ考えているだけで、転院先病院には知り合いがいませんので、どうやって受診すればよいかから調べています。

妻が電話するのを横で聞いていましたが、心拍が確認できてからにしてくださいと取り合えず牽制されました。
大きな病院は最初の事務を突破するのが大変ですよね。これは想定の範囲内です。

まだまだわからない事が多いですので、引き続きご支援をいただければ幸いです。
改めまして、心からお礼を申し上げます。

引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。
横山誠


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これから5回シリーズで、卵子提供で妊娠されたご夫婦の手紙を連載します。みなさまぜひお読みください

         

長年の不妊治療の末に、ハワイの卵子提供プログラムで妊娠されたご夫婦からいただいたお手紙を、
これから5回シリーズで連載します。

日本では私たちのような10年単位で不妊に苦しむ夫婦が沢山いると思います。 
ところが、日本の良い所でもありますが、和をもって尊しとなすの精神で、
踏み込んだ不妊治療や遺伝子検査の技術はあるのに国内ではまだまだ進んでいない状況です。
少子化を問題にするならば、もっとできる事があるのになと思います。 
強いリーダーシップを持っている人が現れないと、国内での不妊治療は前に進まないだろうなと私見ですが思います。 

これは、ご主人さまの言葉です。
長年の不妊治療も成果が得られずに、残念に思っているご夫婦も多いと思います。
このご主人さまは、決してあきあらめないで欲しいと、そのような状況にある方々にエールを送っています。

今現在不妊治療を継続されている方々、
そしてこれから不妊治療を始めたいと考えている方々のために、
少しでも参考になればと、アクトワンへのお手紙を掲載することを承諾していただきました。

みなさまぜひお読み下さい。
引き続きこのご夫婦からのお手紙は、折々に掲載させていただく予定です。



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