サンディエゴで卵子提供を行うリスク

       

不妊治療をスタートして、中には10年以上も治療に励んでいるにもかかわらず、授かれないカップルも少なくはありません。

不妊に関する研究や治療法もいろいろと開発されており、治療の選択肢も増えてきています。

治療法の一つとして注目されているのが、卵子提供です。
卵子提供とは第三者の卵子を提供してもらって、それを自分の夫の精子と受精させてそれを子宮に戻して出産に至る方法です。

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不妊治療の治療方法として体外受精などを試みても妊娠に至らなかった場合、サンディエゴなどに渡って卵子提供を受けるカップルが増えているのです。

高度な不妊治療として日本で受けられる治療法が体外受精ですが、それでも妊娠できる確率は3割程度であり、その点卵子提供は妊娠率を7割以上に高められます。

日本では法律の関係で日本で卵子提供を受けることが難しいため、サンディエゴなどの海外に渡って卵子提供を受けるのですが、それに伴うリスクもあることをきちんと理解しておきましょう。

卵子提供してくれるドナーも卵子提供してもらう側の両方にリスクがあります。

昔は卵子提供のドナーといえば、サンディエゴなどの現地に留学をしている学生がメインだったのですが、現在は日本在住の女性がサンディエゴなどに卵子を提供するために渡航するケースが目立つようになってきました。

卵子を採取するために排卵誘発剤を使用しますので、それに伴って身体的な負担が増えるのは避けられないのです。

ドナーもサンディエゴなどに渡って、卵子の提供回数が増えるとそれに伴う体への負担も大きくなってしまい、子宮に関連するトラブルや病気にかかるリスクも急上昇してしまいます。

卵子提供を受ける側にもリスクは存在します。
サンディエゴなどで卵子提供を受けて妊娠に至ってから、その後にリスクが発症しやすいのです。

それは第三者によって提供された卵子が体に取り込まれるために起こる拒絶反応がリスクの原因として考えられています。
拒絶反応として起こりやすいのが妊娠時によるトラブルです。

場合によっては母体の命を脅かす危険性もある、妊娠高血圧症候群を発症して、子宮からの出血が止まらなくなるトラブル事例も報告されています。

また予定よりも早く出産してしまう早産のリスクも上がると言われています。

体外受精で妊娠したケースと比べてみると、早産のリスクは卵子提供受けて妊娠した女性のほうが1.5倍も高いことがわかったのです。

それでも無事に出産されている方が大半ですので、それほど心配しすぎることはありません。