卵子提供による妊娠率はどれぐらい?

       

海外で受ける卵子提供プログラムは、総じて高額です。
一般家庭であれば、何十回とトライすることのできない金額になります。

Act Oneでは卵子提供による海外での施術は、治療に必要な費用を含めてだいたい600万前後になります。
しかし残念なことに、Act Oneだけでなく他のエージェントを介しても、卵子提供による妊娠率は100%ではありません。

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卵子提供プログラムを実施するエージェントは、数多くあります。
必要な費用も、対応地域もそれぞれ違います。

エージェントによっては、卵子提供するドナーの国籍を日本以外の国も含めているところがあります。
そして一回目での成功率は、約75%~80%前後となっているようです。

この成功率をどう見るかということですが、卵子提供を受けない方の妊娠率は一周期(生理周期換算)あたり約20%になります。

ドイツの研究データでは、子供を望む夫婦の営みを開始して約半年で妊娠率が80%を超えています。
ただし、これは平均値であり、女性の年齢が上がるごとに妊娠するまでの期間が長くなっているようです。

このことから、人間の妊娠率は低いことがわかります。
なぜならば、精子と卵子に染色体異常があればたとえ受精したとしても、着床まで至らなかったり、早期流産に繋がったりするからです。

この染色体異常は、健康な身体を持っていたとしても少なからずあることです。
妊娠という事象は、状態のよい卵子と精子が出会った時にしか起きない素晴らしい奇跡です。

逆に言ってしまえば、状態の良い卵子と精子が出会わなければ妊娠・出産までの道のりは遠いと言えます。

また国内での体外受精新鮮胚移植で手術を行った妊娠率は約40%となっています。
卵子提供による成功率と大きな隔たりがあります。

これは卵子提供者の年齢を30歳前後までと制限を設けられていることも少なからず関係しています。
つまり国内で自分の卵子を使用しても、母体の年齢が上がれば妊娠の確率がぐっと少なくなってしまうのです。

このことから、卵子提供による体外受精は質の良い卵子と精子を受精させることになりますので、妊娠率は高いと言えます。

Act Oneでも卵子提供者には年齢制限を設け、心身が健康であることを前提にしています。
性病などの感染症を発症している方や、遺伝的な疾患を持っている方は対象にしていません。

また心身が健康という条件なので、精神安定剤の服用や、アルコールなどの依存症の方は採用されておりません。
また妊娠・出産の実績がある方を優遇していますので、卵子の質は良いと言えるでしょう。