卵子提供による体外受精のリスク

       

不妊治療中で、自分の卵子を使った体外受精を何度か試みたけれども妊娠に至らないとか、病気などで排卵が起こらなくなった場合、卵子提供を受けて体外受精をする選択もあります。

現在、国内で受けることが難しい卵子提供や代理出産の仲介をさせていただいているのが株式会社Act Oneです。

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卵子提供による体外受精は、主に海外で行うことになりますので、慣れない海外での治療がスムーズに行えるよう、仲介をさせていただいています。

しかしながら、妊娠・出産にはリスクもありますので、そのことも理解しておかなければなりません。

卵子提供による体外受精で妊娠、出産した内の約7割で母子に健康影響があったというデータがあります。
脳出血などの危険性が高まる妊娠高血圧症候群や切迫早産、胎盤癒着、前置胎盤や出生時の体重が2500グラム未満の低体重児が多くみられたそうです。

これは卵子提供での出産例における高齢出産の割合が非常に高いことを示しています。

卵子提供では国内では受けることの難しい着床前診断(染色体検査)で正常であった胚を選んで移植することができますので、生まれてくるお子さんの染色体異常の心配はありません。しかし、長い不妊治療を経て卵子提供を受ける女性の多くが高齢出産となっています。その為に高齢出産リスクということを十分に配慮した出産準備が必要となります。

若い妊婦さんの自然分娩においても出産とは様々なリスクを孕むものです。

高齢での出産であればより注意深く経過を観察し、妊産婦特有のリスク症状に備えることが重要です。

出産には施設の整った総合病院を選択することも必要です。

リスクをいたずらに恐れないで、前向きに治療に取り組むことで妊娠・出産の可能性は大きく広がります。

皆様が安心して卵子提供プログラムに取り組んでいただけるよう、私たちAct Oneアクトワンはフォローアップのクリニックのご紹介含め、様々なかたちで最後までサポートさせていただきます。