日本で卵子提供を受けることができるのは、病気などが理由で早期閉経が起こってしまったなどの理由で妊娠の可能性がない方に限られています。
しかしながらそれ以外のケースでも諸事情により妊娠するケースが難しく、卵子提供を必要としている患者さんが非常に多いのです。
そこで皆さんアメリカなどの海外に渡り、卵子提供を受けるのです。
卵子提供を必要としている方、アメリカなどで卵子提供を受けた、これから受けようと考えている方はどのような方がいるのかをご紹介していきます。
卵巣機能が弱っている方も妊娠しづらいため、アメリカでの卵子提供を希望されている方が多く見られます。
卵巣機能が弱っていると、たとえ年齢が若くても質のいい卵子を作ることが難しくなり、妊娠しづらくなっています。
そういった方は生理周期がバラバラであったりと生理が定期的に起こらず、妊娠しづらくなっています。
早期閉経の症状が見られない限りは、日本で卵子提供を受けることができませんので、アメリカに渡って卵子提供を受けることになります。
また妊娠できる可能性を持ち合わせていながら、卵子提供を受けるケースも見られます。
それは自身に遺伝的な疾患がある場合です。
もしも自分の卵子で子供ができてしまった場合、その遺伝的疾患が生まれてくる子供に受け継がれてしまう危険性が考えられます。
第三者の卵子を提供してもらえる卵子提供なら、遺伝的な要素もしっかりと調べた上でドナーを選ぶこともできるので、遺伝的疾患を受け継がない子供を持つことが可能になります。
このようなケースも国内にて卵子提供を受けることができないため、アメリカなどの外国にて卵子提供を受けることとなります。
他にも病気で化学療法や放射線治療を受けたことがある女性も、卵子提供を希望されるケースが見られます。
化学療法や放射線治療を受けると、体に何等かの悪影響が出てくる可能性が高く、それが生まれてくる子供に影響を与えかねません。
そこで健康な第三者の卵子提供を受けて、妊娠することを希望するのです。
他にも病気で卵巣を失ってしまったものの、子宮だけが残っている女性も妊娠を希望してアメリカなどで卵子提供を希望されているケースもあります。
さらには未婚の女性で卵子提供だけでなく精子提供も希望されている方でもアメリカにて、卵子と精子の両方を提供してもらうために渡米するケースもあるのです。
皆さん様々な事情で卵子提供を受けています。