卵子提供を受けるとなると、提供してくれる相手を見つけなくてはいけません。
そのため、卵子提供をしてもらいたいと思っていても、ドナーとなって卵子提供してくれる人がいないと始まりません。
卵子提供は非常にデリケートな問題であり、提供する側、いわゆるエッグドナーにとっても、大きな決心が必要なのです。
また、日本国内では第三者からの卵子提供が難しいこともあり、卵子提供を希望していても、なかなか踏み切れない…というのが現状です。
しかし、第三者からの卵子提供ではなく、血縁関係がある身内の卵子だったらどうでしょうか。
近い人でいうと、自分と血がつながる姉妹です。
提供してもらえるかは本人の意見を聞かないといけませんが、身内が困っているとき、きっと助けてくれるはずです。
身内の卵子であれば、安心できるという人も多いでしょう。
姉妹からの卵子提供におけるメリットは、やはり自分に近いゆえに、将来生まれてきた子供の顔が自分に似たり、遺伝子レベルで考えてみると自分の子供に近い、ということでしょう。
全く知らない人の卵子提供で子供を育てることと、姉妹の卵子を提供してもらって子供を育てること、比較して考えてみてください。
ただ、いいことばかりではないのが現状です。
自分はよくても旦那さんの考えを聞いたことはあるでしょうか。
旦那さんとしては、生まれてくる子供は自分と姉妹の卵子の子供、になるわけです。
結婚をした人の姉妹の子供、という考え方になります。
女性は、お腹が大きくなり痛い思いをして産むわけですから、すぐに自分の子供として愛情がわいてきます。
でも、旦那さんはそういうわけにはいかないのです。
自分の子供だけど、愛する人の姉妹の子供…と考え、複雑な気持ちを抱えてしまいがちです。
第三者の卵子であれば割り切れるという男性も多いのですが…誰の卵子なのか、知っている状態のほうが受け入れにくい、という意見も多いです。
子供が欲しいという自分の強い気持ちばかりを優先し、旦那さんに押し付けるのはあまりよくありません。
きちんと夫婦で話し合ったうえで、本当に身内の卵子を提供してもらうことがベストな方法なのかを考えてみましょう。
身近になる、身内の卵子での卵子提供。
そして全く知らない人ではない安心感もありますし、自分にどこか似たところがあるので、子供の成長にも喜びを素直に感じられるでしょう。
身内の卵子提供について家族で話し合い、全員が納得したうえで卵子提供を受けましょう。