早発閉経の症状と卵子提供について

       

最近アメリカ人の100人に1人が行っていると言われている卵子提供というもの、日本でも実際に受ける人が増えています。
私たちアクトワンにも卵子提供をしたいと訪れるご夫婦が多く、赤ちゃんがほしいと切に願う方ばかりです。

卵子提供という選択をする方には、妊娠できない様々な原因があります。
卵巣に生まれつき異常がある方、がんや腫瘍などがあり卵巣を摘出された方、自然閉経している方、不妊治療を繰り返しても妊娠せず、受精や着床が困難な方、そして早発閉経の方などです。

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この早発閉経とは、具体的にどのような症状のことなのか、お話ししていきます。
平均して女性の身体は45歳から56歳ぐらいに閉経すると言われています。

多くの場合、少しずつ月経の感覚が長くなり、そして終了するものです。
閉経したということは、卵巣機能が完全に停止したことを現しており、もう妊娠する可能性が無いということになります。

この閉経が43歳未満までに起こってしまうことが稀にあり、このことを早発閉経と呼んでいます。
早発閉経は20代の女性の場合1000人に1人、30代の女性の場合100人に1人の割合で起こると言われています。

20代や30代で閉経してしまうということは、ちょうど赤ちゃんを授かる年齢の時に卵巣が機能しなくなるということを指します。
こうなってしまうと、自然妊娠は難しくなってしまいます。

体外受精をしても年齢の問題で卵子が老化していて妊娠が難しいケースも多いものです。
体外受精を繰り返しても、なかなか妊娠できないことも考えられます。

そこで早発閉経の女性たちが選ぶ方法として上がってくるのが、卵子提供です。
卵子提供は、20代から30代の健康な女性の卵子を体外受精させて、自分の胎内に移植することで妊娠を可能にする方法なので、自分の卵子が取れない場合でも妊娠を望むことができます。
また、若く状態の良い卵子を提供してもらうことによって、体外受精の確率も上がるのが利点です。

早発閉経の症状は、一般的な年代での閉経とほとんど同じです。
月経の回数が減ったり、気分がうつ状態になったり、ほてりやのぼせが出たりと、更年期症状と似たような症状が現れます。
早期閉経そのものを治すことはできませんが、妊娠するための方法はありますので、症状に気付いたらできるだけ早く病院に足を運びましょう。

早期閉経でも卵子は存在しています。
妊娠を望む場合、ホルモン療法によって排卵を促す治療が行われます。
この時取れた卵子で体外受精を行い、それでも妊娠にいたらなかった場合には卵子提供を検討してみましょう。

諦めたらそこで終わりです。1%の可能性だとしても焦らずにご相談ください。道は必ず開けると信じております。