生殖心理カウンセリング研究所 菊田映美

現在日本では、生殖補助医療を規制する法律は存在しておらず、日本産科婦人科学会の会告に準拠し、医師の自主規制の下で卵子提供が行われている現状です。

第三者からの卵子提供の報告は相次いでみられるようになりましたが、実際、これらの治療を国内で受けることは困難な状況で、希望者は、アメリカなど国外に渡航し治療を受けています。

森1

なぜ、日本は容認しないのか、国内で出来る人と出来ない人がいる、これって不公平ではないのかetc・・・。

卵子提供を考えるみなさんの中には、混乱、疑問、怒り、やりきれなさといった想いを抱いている方がいらっしゃるでしょうし、子どもを授かりたい、でも、本当に卵子提供という選択をして良いのか、といった葛藤に苦しんでいる方もいらっしゃることでしょう。

カウンセリングでは

私のもとには、
「卵子提供を口にしたことで、医療従事者から好奇の目にさらされ辛かった」
「とんでもない事を言い出す人だ、と言われ悲しかった」
「相談出来る場所がなく、どうしたら良いかひとりで悩んでいる」
「卵子提供に対するこころない誹謗中傷を目にし、とても傷ついている」
といった声が数多く届いており、みなさんが、その想いを安心して話せる場所の必要性を強く感じています。

当研究所における「心理支援」は、卵子提供を後押し、推進する、逆に、思いとどまらせるという立場ではなく、中立的な立場から、情報提供とともに、卵子提供において、何が問題とされているのか、それらの問題に対し、自分たちはどう思うか、どう考えるか、どうして行くのがいいのか、などを、みなさんと共に考えて行きたいと願っております。

ひとりで、ご夫婦だけで何とかしようと思わなくてもいい。
安心してその想いをお話頂ける場所です。

不定期開催のイベントについて

・卵子提供で親になることを考え始めた人
・卵子提供で親になった人のこころの拠り所となること
・仲間と気持ちを分かちあうこと
・仲間と情報交換
・情報の共有ができ、今後の方向性について、自分の気持ちを整理し確認して行くこと
・その方向性が卵子提供で親になることであれば、長期継続的な支援をしていくこと
・卵子提供で生まれてきた子どもたちを支援していくこと

これらを目的としたコミュニティも設立し、不定期ですがおしゃべり会や親子会を開催しています。

複雑な胸の内や、錯綜するさまざまな情報を、仲間や専門家と共有し合いながら整理して行くとともに、
卵子提供について、告知について、仲間とともに勉強して行く場として活用して欲しいと思います。

どのような選択をすることになっても、人とのかかわりが密であれば、何か困ったり悩んだりした時、必ずどこからか手が差し伸べられます。

自分はひとりぼっちじゃない、周囲の多くの人たちに支えられている、そう感じられることは、とっても大事なこと。
それはもちろん、お子さんにとっても必要なことです。

生殖心理カウンセリング研究所をこころの拠り所とするとともに、人とのつながりの糸も紡いでいって欲しいと願います。
どうぞ、上手にご活用下さい。

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