act のすべての投稿

卵子提供でも妊娠できない場合、同種免疫因子による着床障害の可能性があります

卵子提供をはじめとする不妊治療は、不妊の原因に応じて最適な治療法を選択することが大切です。
不妊にはさまざまな原因があります。

そのうちの一つに、着床障害があります。
着床とは、受精卵が子宮内膜に張り付くことをいい、着床した時点で妊娠が成立したことになります。

baby058

着床障害は、受精して受精卵が子宮目指して移動するものの、何らかの原因で子宮内膜に結びつかないことを言います。
着床障害の根本的な原因は、現在の医学では特定できていません。

今回はその原因の一つと考えられている、同種免疫因子についてご説明します。

同種免疫因子とは、旦那様のリンパ球に対して奥様の身体が拒否反応を起こしてしまうことです。
これは、ご夫婦のリンパ球が似ていることに原因があります。

リンパ球とは、白血球の一種で免疫を司る血液細胞です。
このリンパ球の型がご夫婦で似ていると、せっかく着床しても奥様の身体がその受精卵を認識しないようにしてしまうのです。

生き物は、異なる特徴を持つ者同士を組み合わせて新たな個体を作り出すことで、どのような環境でも生き抜いていけるように進化しています。

そのため、同じような特徴を持つ者同士から産まれた子供は、身体が不要であると判断して拒否してしまうのです。

卵子提供はほかの不妊治療法と比較しても、高い妊娠成功率を誇りますが、この同種免疫因子を原因とする着床障害の場合には卵子提供でも妊娠することが難しい場合があります。

同種免疫因子による不妊症と診断された場合には、夫のリンパ球を妻に接種することで妻の体内に破断抗体を作り、子宮内環境を整えるリンパ球移植による免疫療法が、有効な治療法とされています。

この治療法による妊娠の成功率は、80%以上あるといわれています。
しかし、同種免疫因子による着床障害は、度重なる流産の末の検査によって判明することがほとんどなので、不妊治療初期の内にこの原因を見つけるのは難しいといわれています。

着床障害の定義は、グレードの高い良好な胚盤胞を複数回移植しても妊娠が成立しないことをいいます。
もし、卵子提供による体外受精に複数回失敗しているのであれば、着床障害の検査を行うことをおすすめします。

着床障害の検査は、着床不全外来での血液検査で受けることができます。

早期に原因を解明し、より卵子提供による妊娠の可能性を上げるためにも、もしかして、と思ったら早めの検査を受けられることをおすすめします。

早発閉経の方へ、卵子提供の検討を

卵子提供による不妊治療を受ける方は、すでに自然閉経していたり卵子の老化で健康な卵子を作り出すことが困難になっていたり、卵子提供以外の不妊治療では妊娠することができず、またそれ以外の方法は年齢的に困難である方など様々です。

その原因の多くが高齢によるものですが、中には早発閉経で若くして卵子が作られなくなってしまったという方もいらっしゃいます。

family012

早発閉経とは、まだ一般的な閉経年齢に満たない20歳代から30歳代で卵巣年齢が実年齢以上に老化してしまい、卵巣としての機能が完全に停止してしまっている状態を言います。
早発閉経の原因はさまざまです。

しかし原因が特定できるものは全体の10%程度で、それ以外は原因不明であるといわれています。
はっきりとわかる早発閉経の原因には、以下のようなものが挙げられます。

◆染色体異常などの遺伝性疾患
◆甲状腺機能低下症などの自己免疫性疾患
◆チョコレート嚢腫や化学療法、放射線療法などの医療行為が原因で生じた疾患

また、以下のような方は早発閉経になりやすいといわれています。

◆もともと月経不順だった方
早発閉経の典型的なケースでは、月経初期から月経不順で徐々に月経が減っていき、20代後半で完全になくなるというケースです。

この場合は、生活習慣など後天的な要因ではなく、卵巣の機能が弱いといった先天的な要因である可能性が高くなります。

◆過去に卵巣の手術をしている方
卵巣摘出や卵巣嚢腫摘出などの手術をした方は、早発閉経がおこりやすくなります。
また、抗がん剤治療も早発閉経を起こす原因となります。

◆生活習慣
喫煙や過度のダイエット、菜食主義などの食生活の方よりも早発閉経の原因となることがあります。

早発閉経の方の中には、年に数回、不定期に排卵している方がいることがわかっています。
また、ホルモン療法によって排卵を促したり、卵子が残っているうちに採卵して体外受精をするという方法もあります。

いずれも成功率は低く、自身の卵子による妊娠は非常に困難であるといわれています。
しかし、卵子提供ならば他の不妊治療法よりも、妊娠できる可能性が高くなります。

ある卵子提供エージェントでは、卵子提供による妊娠成功率が70%~75%となっているというデータもあります。
さらに治療を始める年齢が若ければ若いほど、妊娠の成功率も高くなります。

早発閉経と診断され、それでも妊娠を望まれる方は、諦めずにぜひ卵子提供という選択肢を検討していただきたいと思います。

卵子提供におけるSEET法のメリットとは

卵子提供では、着床障害のために体外受精や顕微授精をくりかえしてもなかなか妊娠ができないことがあります。
着床障害の原因には、受精卵と子宮内膜の反応不全があります。

着床時、受精卵はあるシグナルを送り、子宮内膜はそれを受けて着床環境を整えていると考えられています。
しかし、顕微授精ではそのシグナルを送るプロセスがないため、着床環境の準備が整わずに着床障害がおこる原因となっているといえます。

baby043

そこで開発されたのが、SEET法です。

SEET法では、はじめに5日経過するまで受精卵を体外で培養して胚盤胞にまで育てます。
その後、この受精卵をいったん凍結保存します。

この際、この受精卵を培養するために用いた培養液も別に凍結保存します。
移植を行う際には、まず凍結保存しておいた培養液を解凍し、子宮内に注入します。

この培養液に含まれる受精卵の物質が、子宮内膜に対してシグナルを送るのです。
そのため、子宮内膜は着床に向けて準備を開始することができるのです。

着床準備が整う2日から3日後に凍結保存した胚盤胞を1つ移植します。
この方法によって、通常の顕微授精よりも高い確率で妊娠することが可能になるのです。
実際、通常の卵子提供プログラムで複数回受精しても妊娠できなかった方でも、このSEET法でならば妊娠することができる可能性があるといわれています。

通常の顕微授精での着床率が32.6%、妊娠率が28.8%だったのに対し、SEET法では着床率が45.1%、妊娠率が40.6%であったというデータもあります。

SEET法による卵子提供プログラムには、妊娠の可能性を上げるほかにもメリットがあります。
そのメリットとは、多胎妊娠のリスクを減らすことができるというメリットです。

通常の卵子提供プログラムでは、妊娠の確率を上げるために2個以上の胚盤胞を移植します。
すると当然、胚盤胞が1つの場合よりも多胎妊娠の可能性は高くなります。

実際、不妊治療によって妊娠した方は双子が生まれる確率が高くなっています。
本来女性の身体は一人の赤ちゃんを育てるのに適した環境になっているため、多胎妊娠は母体にも大きな負担となります。

特に高齢で卵子提供プログラムを受けている方はより、その負担が大きくなるでしょう。

SEET法ならば、一つの胚盤胞でも妊娠できる可能性が高いため、多胎妊娠のリスクを減らすというメリットと、妊娠成功率を上げることができるというメリットがあります。

卵子提供と、卵子の老化による不妊の原因

不妊にはさまざまな原因があります。
その原因に応じた最適な不妊治療方法を実践することが、不妊治療による妊娠の成功率を高めることにつながります。

baby056

卵子提供による体外受精は、以下のような原因の不妊症の方に適した不妊治療方法です。

1. 子宮と卵巣の両方を摘出された方
2. 子宮機能が原因で、不育症を発症されている方
3. 子宮機能が原因で、卵巣機能が低下している方
4. 子宮や卵巣、卵子に関する病気や遺伝病が原因の方
5. 人工授精や体外受精でも妊娠できなかった方
6. 持病や健康上の問題から、自身での妊娠継続や分娩を医師から止められた方
7. 卵子の老化によって健康な卵子を作り出すことが難しい方

この中で、今回注目したいのが7.の卵子の老化です。
卵子の老化は何が原因で起こるのでしょうか。
そして卵子の老化を止めることはできるのでしょうか。

実は、卵子の老化は多くの研究が行われているものの、今現在その原因ははっきりとは判明していません。
女性は障害で、約500個ほどの卵子を排卵します。

この卵子の元となるのが卵母細胞です。
卵母細胞ば、産まれた直後には約200万個が存在しています。

しかし生後は細胞分裂が行われなくなるためどんどん減少していきます。
一部は排卵によって排出され、大半は老化して死滅することになります。
つまり、実際に排卵される卵子はごくわずかということになります。

生まれた直後に200万個あった卵母細胞は、徐々に減少していき、閉経時にはほとんどがなくなります。
20代後半の時点では約10万個以下となり、40代以降では5000個以下にまで減少します。

そのため、年齢を重ねるにつれて卵子へのダメージは蓄積され、老化が進むことが考えられます。
卵子の老化は自然現象なので、これを止めることはできません。

加齢が原因となる卵子の老化は、誰にでも起こる現象です。
けっしてそれまでの不摂生や生活習慣が原因というわけではありません。

特に高齢になってからの妊娠を望む方の多くが突き当たる問題でしょう。
そしてそんな方々のために卵子提供プログラムが存在するのです。

これまでさまざまな不妊治療を試しても妊娠することができなかった方、妊娠をあきらめる前にぜひ、卵子提供に挑戦してみてください。

卵子提供は、そのほかの不妊治療法と比べて高い妊娠成功率があることがわかっています。
つまり、ほかの治療法で妊娠することができなかった方でも、卵子提供ならば妊娠することができる可能性があるのです。

まずはご自身の不妊の原因をしっかりと確認され、その原因にあった適切な治療法を実践してください。

卵子提供の着床前診断と男女産み分け

ActOneの卵子提供プログラムでは、顕微授精の際、ご希望があれば着床前診断を実施することが可能です。

着床前診断とは、受精卵が胚盤胞前後にまでなった段階で、遺伝子や染色体を解析し、遺伝疾患や流産などといった可能性がないかを診断したり、体外受精の妊娠率を上げることを目的とする検査です。

この着床前診断は、すべての染色体を調べることができるので、それぞれの受精卵の性別を知ることも可能です。
そのため、着床前診断で男女の産み分けも可能になります。

baby064

男女産み分けを希望される場合には、希望する性別の受精卵だけを子宮に移植することになります。

卵子提供プログラムでは顕微授精を行うことになりますが、顕微授精での着床の失敗の原因の一つが染色体異常であるといわれています。

特に卵子提供者が高齢であった場合は染色体に異常がある可能性が高く、そのため着床の成功率を上げるためにも着床前診断の実施が推奨されます。

日本国内では、着床前診断は子供に遺伝する可能性のある重い病気をお持ちの方に限定されており、かつ申請してからその許可が下りるまでに6か月から1年の期間がかかります。

男女産み分けを目的としている場合には申請の許可は下りません。
ActOneの卵子提供プログラムではハワイまたはロサンゼルスでの受精となるため、着床前診断は男女産み分けなど、ご依頼者様のご要望に応じて自由に行うことが可能です。

着床前診断を行うことによって、以下のようなことが可能になります。

・男女産み分け
・流産の予防
・体外受精による妊娠率を高める
・体外受精後に流産となる割合の減少
・遺伝性疾患や染色体異常などの、子供への影響の回避

着床前診断は、その安全性について心配される方もおおいでしょう。
着床前診断では、十分な大きさに育った卵胞を取り出して、卵子と精子を培養液の中で受精させます。

そこで育った受精卵の一部を検査し、子宮に戻します。
この手順は、一般的な卵子提供による体外受精の手順と同じです。

そのため、着床前診断の安全性は体外受精と同程度と言われており、診断のために3から5つの細胞を採取したとしても、その後の発育には影響はないことが米国の研究から明らかになっています。

着床前診断は、ほとんどの先進国で一般的に実施されており、現在までに5000人以上の赤ちゃんが生まれています。
着床前診断が原因で生まれた赤ちゃんに何らかの悪影響が現れたという報告はありません。

少しでも妊娠の確率を上げ、流産の可能性を減らすためにも、そして男女産み分けの希望を叶えるためにも着床前診断を実施されることをおすすめします。

不妊症定義が国際基準に変更され卵子提供の可能性が広がりそうです

不妊治療には、卵子提供の他にも排卵誘発剤を使った薬物療法や卵管・精管の障害に対する治療、人工授精や体外受精など、さまざまな方法があります。

卵子提供やそれらの方法による妊娠の成功率は、人によってさまざまです。
しかし卵子提供だけでなく、どの方法も若いうちから治療を始めた方が、妊娠の成功率だけでなく、母体の安全性も高まります。

母子手帳

卵子提供は、さまざまな不妊治療の中でも特に妊娠成功率が高く、70%から75%という成功率を誇ります。
やはり高齢になれば若い人と比べて成功率は低下します。

これまで不妊症定義は「妊娠を望んでいても妊娠することができない期間が2年を超えていること」とされてきました。
より正確に言うと、「生殖可能な年齢の男女が妊娠を希望し、避妊をすることなく性交渉を行っているにもかかわらず妊娠することのできない期間が2年を超えている場合」とされています。

WHO(世界保健機関)やアメリカの学会では、妊娠できない期間を1年とするのが一般的とされてきました。
しかし、2015年の6月、日本での不妊症定義も1年という国際基準に変更されることが決定しました。

不妊症定義を国際基準に変更する理由としては、近年女性が社会に出て働くことが当たり前になり、それに伴い晩婚化・晩産化が進んでいることがあげられます。

それまでは20代のうちに結婚、そして出産をするのが当たり前でしたが、近年では30代から40代での結婚、そして妊娠が珍しくありません。

そして、そのタイミングでもし不妊が発覚したとすれば、早期に適切な不妊治療を開始することが必要になります。
そのため、日本での不妊症定義も国際基準に変更して1年間繰り上げられることになったのです。

それまでも、不妊に悩む方は1年間妊娠することができなかった場合に医療機関を受診するケースが多くを占めていました。
そのため、不妊症定義が1年間という国際基準に変更されたとしても、劇的に患者数が増えることはないかもしれません。

それまで不妊症であることを意識していなかったご夫婦の意識を変え、早期に治療を開始するきっかけとなる可能性はあります。

現在、妊娠を望むカップルの20%が1年以内、そして10%が2年以内に妊娠することができず、不妊治療を受けているとされています。

また、不妊について意識しているという夫婦の割合は31.3%、子供がいない夫婦においては52.2%に上るといいます。

今回の不妊症定義が国際基準に変更されたことが、こういったご夫婦の意識を変え、より卵子提供をはじめとする不妊治療の成功率を上げ結果になることが望まれます。

より優良な日本人卵子を卵子提供するために

卵子提供による体外受精で最も重要となるのは、当然提供される卵子でしょう。
卵子提供を希望されるご夫婦の多くが、やはり日本人卵子を望まれています。

ActOneでは、心身ともに健康な20代の女性の、健康な日本人卵子を提供可能です。
良質な日本人卵子を採卵するために、エッグドナーの方に様々な協力をいただいております。

mark010

まずエッグドナーの方には、卵子の採取を行うまで、ピルによって月経サイクルの調整を行っていただきます。
合わせて、排卵誘発剤の投与も行います。

また、エッグドナーの方の健康状態を常に把握するため、弊社ではエッグドナーの方に対する万全のサポート体制をしいており、いつでも医師とコミュニケーションをとることができるよう努めています。

また、ActOneでは良質な日本人卵子を提供するため、エッグドナーの方に対して厳しい条件を設定しています。

・20歳から30歳までの、心身共に健康な女性であること
・ボランティア精神にあふれた方であること
・責任感の強い方であること
・短期間、海外に滞在することが可能であること
・喫煙されない方であること
・性病を含む感染症や、遺伝的な疾患のない方であること
・精神安定剤を服用していない方であること
・薬物やアルコール依存症ではない方であること
・卵子提供プログラムの開始により、医療検診等でクリニックへの通院が可能であること
・過去に妊娠・出産を経験されている方を優遇

これらの条件を審査するため、エッグドナー登録に際しては、多くの質問事項とともに心理テストも受けていただいています。
これらの条件をクリアされ、エッグドナーに選定された方には、生理三日目前後に国内で事前検査を受けていただいています。

検査項目は、卵巣機能をはじめ感染症がないかや卵胞数などといった検査です。
そこで思わしくない結果が出た場合には、ほかのドナー候補の方に交代いただくことになります。

これにより、渡航したものの採卵に適さなかった、といったリスクを大幅に軽減することが可能となるほか、より優良な日本人卵子を、希望されるご夫婦へ提供することが可能になるのです。

卵子提供が可能であると判断されれば、エッグドナーの方には弊社スタッフのサポートの元、葉酸サプリメントや各種お薬の服用、健康管理を徹底していただき、最善の状態で採卵に臨めるよう準備していただきます。

このように弊社では、日本人卵子を望まれるご夫婦のために、エッグドナーの方の協力の元、より優良な卵子を提供できるよう努めております。

どうぞ安心してActOneでの卵子提供プログラムをご利用ください。

ActOneでの卵子提供の手続きについて

ActOneにて卵子提供を行うための手続きについてご紹介いたします。

まずは、弊社のWebサイト、またはお電話にてお問い合わせください。
会員登録を行った後、ご相談と面談の日程を決定いたします。

面談は、弊社の東京オフィスまでお越しいただき実施いたします。
面談では、卵子提供プログラムの内容を説明させていただき、ご依頼者様からのご質問にご回答いたします。

family011

十分に弊社の卵子提供プログラムの内容をご理解いただけたら、契約を締結いたします。
なお、ご相談・面談は無料で実施いたします。

次の手続きでは、卵子提供のドナーを選定していただきます。
ドナーの顔写真やプロフィールをご確認いただき、第5希望まで選定していただきます。

プライオリティの高いドナーから順に連絡を取り、ドナーのスケジュールの都合がつけばそこでマッチングは完了となります。
卵子提供ドナーは日本の病院で卵胞数、ホルモン値、感染症等の検査を実施し、クリニックから卵子提供ドナーとしての受け入れ許可が下りたら渡航準備をします。

続いての手続きでは、ご夫婦で海外へ一時渡航していただきます。
そこで、ご主人様の精子を採取・凍結します。
奥様には、検査を受けていただき、移植周期に内膜を整えるための薬を処方します。

続いてドナーが渡航します。
ここでの手続きは、排卵誘発剤を注射して採卵を行います。

ドナーは18日間ほど現地に滞在し、その間毎日排卵誘発剤での採卵を行います。
採卵後、ドナーは帰国します。

続いての手続きは、顕微授精です。
ここでは先の手続きで採取した精子と卵子を受精させます。
ここで5日間ほど受精卵を培養し、胚盤胞になったものを凍結保存します。

希望があれば、着床前診断も可能です。
着床前診断で異常のあったものは破棄され、正常な胚だけが保管されます。

その後、移植のため奥様だけが二次渡航します。
ここでは培養した受精卵、または新鮮胚を奥様に移植します。

通常は、凍結された受精卵を移植します。
ここでは1週間ほど、現地に滞在していただきます。

そして2週間後、血液検査にて妊娠判定をいたします。
無事、妊娠に成功していれば、出産のための総合病院や母子周産期医療センター等をご紹介いたします。

ドナー選定から妊娠判定までにかかる期間はだいたい2か月ほどです。
その間、奥様は2週間ほど海外に滞在することになるため、事前にスケジュールの調整を済ませておいていただく必要があります。

卵子提供ではじめに行うこと、「ドナー選び」

ActOneの卵子提供プログラムをご契約いただき、まずはじめに行っていただくことは卵子提供者であるドナー選びです。
卵子提供プログラムでは、当然このドナー選びが最も重要な作業になります。

はじめに実施するこのドナー選びが、今後の卵子提供による体外受精が成功するか、失敗してしまうかを左右すると言っても過言ではないでしょう。

ninshin001

ActOneでは、質の良い卵子を提供してくださるドナーを、厳格な審査の上慎重に選定しています。
ドナーの選定条件は、肉体的な健康状態はもちろんのこと、家族構成や、人格なども基準に含まれます。

ご依頼者様には、そういった家族構成や病歴などの詳細なプロフィールと、顔写真からドナーを選定していただきます。
ドナーの条件については、はじめにご夫婦で十分に検討しておくことをおすすめします。

とはいえ、はじめてのドナー選びでは、どういった基準で選べばいいのか悩んでしまう方も多いでしょう。
これまで卵子提供による体外受精を行った経験のある方は、はじめに以下のようなポイントをドナー選びの際にチェックしているようです。

・年齢
若いほど、健康な卵子を作ることができる可能性が高くなります。

・アレルギーの有無
ドナーのアレルギーは、お子様に遺伝してしまう可能性があります。

・癌や糖尿病など、遺伝的な病気の有無
アレルギーと同様、お子様への遺伝の危険があります。

・容姿
奥様に似ている容姿、旦那様に似ている容姿、日本人的な容姿など、ご自身はもちろん周囲の方からも受け入れやすい容姿になることを望んでチェックされるようです。

・血液型
奥様または旦那様のどちらかに合わせたいとお考えの方が多いようです。

・卵子の提供回数
卵子の提供回数が多くなると、ドナー自身にも卵巣過剰刺激症候群のような症状を発症するリスクがあります。
提供回数は少ない方が、ドナー自身の健康状態が良好であると考える方が多いようです。

なお、ドナーについては、第5候補まで挙げていただきます。
その中で、優先順位の高いドナーから順番にご連絡いたします。

ご希望のドナーとスケジュールの調整がつけば、マッチングは完了です。
ハワイでの卵子提供をご希望の場合には、ご夫婦の一次渡航においてクリニックより受け入れ許可が下りてから、ドナーを選択していただきます。

ドナーははじめに日本の病院にて、卵胞数やホルモン値、感染症等の検査を実施してから渡航し、採卵に臨みます。
まずはアクトワンまでご相談ください。

日本における卵子提供の現状と実情

通常の不妊治療では妊娠することができず、
体外受精を選択するカップルの数は年々増加傾向にあるのが実情です。

現状、日本での生殖補助医療技術による治療実績は20万周期を超え、
26,000人を超える赤ちゃんが誕生しています。

baby015

この数は、実に40人に1人の赤ちゃんが体外受精によって産まれたことを表しています。
このように、国内でも多くの事例のある体外受精ですが、卵子提供による体外受精に関してはまだまだ国内での理解は薄いというのが実情です。

自分の卵子では妊娠することが難しい女性が、第三者からの卵子提供を受けて体外受精によって妊娠する、
非配偶者間体外受精、海外では20年以上前から実施されており、米国・ヨーロッパ合わせて32,000件以上の実績があります。

卵子提供は海外でも年々需要が増えている反面、それに対する卵子提供者は不足しているのが現状です。

一方日本では、1983年に日本産婦人科学会が作成した「体外受精は婚姻関係にある夫婦にのみ認められる」という会告が公式見解とされている現状です。

2003年には、厚生科学審議会生殖補助医療部会による。
「精子・卵子・胚の提供等による生殖補助医療制度の整備に関する報告書」で、条件付きで卵子提供による体外受精および胚移植の実施が容認されました。

しかし、卵子提供によって産まれた子供の人権や、卵子提供者と卵子提供を受けた者、どちらを母親とするかなど、法整備が整っておらず、いまだにたくさんの課題をはらんでいるのが実情です。

現状、卵子提供による非配偶者間の体外受精は日本国内でも着実に増加しています。
ただし、その場合卵子提供者は匿名者に限るとされているのが実情です。

理由としては、卵子提供者が血縁や知人であると、家族関係が複雑になる可能性が高いことや、卵子の提供が矯正される可能性が高いことがあげられています。

しかし、個人で卵子提供者を探すことは非常に難しく、結果、国内で実施された非配偶者間体外受精は、すべてが血縁や知人からの卵子提供だったといいます。

この現状を解決するために、公に匿名の卵子提供者を募る卵子バンクが設立されました。
その国内第一号がOD-NETです。

OD-NETでは、登録された卵子提供者と卵子提供を望む方とをマッチングして、非配偶者間体外受精を実施している施設を調整します。

すでにこの方法での妊娠成功事例も発表されており、今後ますます利用者が増加していくと見られています。

まだまだ日本での卵子提供は多くの課題を抱えているのが実情です。
しかし、不妊に悩む多くのご夫婦の最後の砦として、国内でも安心して治療が受けられるよう、法の整備が急がれます。