高齢出産が増え、卵子提供の重要が高まっています

       

日本産婦人科学会によると高齢出産とは、35歳以上の初産婦と定義されています。
近年では、日本でも晩婚化が進んでおり、高齢出産の割合がとても増加しています。

高齢出産に至るまで=妊娠が難しい方も多く、お子様を授かる方法のひとつとして卵子提供の需要も高まっています。

卵子提供とは不妊で悩まれているご夫婦などが、ご主人の精子と卵子提供者であるエッグドナーの卵子を体外受精により受精させ、そうして受精卵となったものを奥様の子宮に移植し妊娠・出産する方法になります。

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しかし、国内では加齢による不妊などで卵子提供を受ける事は実質的にできないので、海外で卵子提供を受ける方が増加しています。

自然妊娠における高齢出産のリスクには、流産率が約20%もあるとされています。
また、それに伴なうお子様の先天性の異常も多く報告されています。

しかし、海外での卵子提供では受精卵の着床前診断を受けることが可能です。

検査によって染色体全種を調べることにより、染色体に異常のある胚を排除して正常な胚のみを選んで移植することができます。

そうすることにより、染色体異常による流産の確率を下げ、着床率を上げることができます。

そのことは奥様ご本人の身体的精神的負担を減らすことに繋がります。

この検査は出生前診断(羊水検査)とは違い、赤ちゃんにもお母さんにも直接的な負担をかけることがありません。
また、お子さんの先天性疾患も防ぐことが可能となります。

染色体24種を検査しますから男女の別も分かり、日本では叶わない産み分けもできることになります。

不妊治療に長い時間をかけてきたご夫妻にとって着床前診断は着床率を上げ、安心して出産できる近道といえます。