排卵障害が改善しない時には卵子提供を

       

以前と比べると、不妊治療の方法もぐっと高度になってきました。
体外受精や卵子提供など、これまでは考えられなかったような治療方法も次々に登場しています。

そのおかげで、妊娠しにくい体質の方が高度な不妊治療によって妊娠するというケースも増えていますが、一方でどれほど不妊治療を続けてもどうしても妊娠にいたらない方も多く、大きな悩みを抱え、心の負担となっているのも事実です。

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そんな不妊治療ですが、皮肉なことに不妊治療を続けることが原因で妊娠しにくくなってしまうこともあります。
排卵を促すために、強い排卵誘発剤を何回も使うと、卵巣の反応が低くなってしまうことがあります。
排卵誘発剤の注射をしても卵胞がなかなか育たないという現象があります。

卵胞が育たない時に疑われるのが、排卵障害です。
排卵障害とは、卵胞が育たなかったり、育っても排卵しなかったりという症状のことを言い、その原因は多岐にわたります。
排卵障害の原因としてあげられるのが、ホルモンバランスの崩れや卵巣機能が正常に働かないことなどによって卵胞が育たないというものがあります。

また、卵胞が破裂しないまま過ぎてしまうことや出産後に分泌されるプロラクチンが過剰に分泌されてしまうケース、また早発閉経など、排卵障害の原因は実に様々で、まずはその原因となっていることを探ることから始める必要があります。

検査をし、自分がどのタイプの排卵障害なのかを知ったら、その症状に合わせた治療を開始します。
病院での治療に加えて、女性ホルモンのバランスを整えるために毎日の生活習慣を見直すことも大切になってきます。
食生活の改善はもちろんのこと、喫煙やアルコールを控えたり、ストレスをためないようにしたりして、体調を整えるようにしましょう。

治療をしても排卵障害が改善されず、年齢的にも妊娠が難しい場合、卵子提供という方法があります。
卵子提供は、健康で若い女性の卵子を体外受精して自分の胎内に移植する方法ですが、質の良い卵子なので妊娠できる確率が高いのが特徴です。
特に、年齢によって卵子が老化してしまっている場合は、体外受精でも結果を得にくくなるため、卵子提供を選択する方が増えてきます。

アクトワンでは、国内ではまだ全面的には認められていない卵子提供を海外で行えるようにプログラムを用意しています。
海外での卵子提供をスムーズに行えるように様々な面でお手伝いしていきます。
排卵障害やその他の理由で、長い間不妊症に悩んでいる方は、どうぞご相談ください。