卵子提供を受ける場合は着床前診断も利用可

       

現在日本では晩婚化の影響もあり、多くのご夫婦が卵子提供を受ける為に海外に渡航されています。
卵子提供を受ける事ができる国は、アメリカやヨーロッパ諸国などがあります。

最近では、それらの国々よりも費用負担が少なく移動距離も短いアジアの国で卵子提供を受ける方が増加しています。

卵子提供とは、不妊で悩まれているご夫婦などがご主人の精子と卵子提供者の卵子を体外受精させ、その受精卵を奥様の子宮に移植し妊娠・出産する方法です。

baby049

利用する仲介業者によっても違いがありますが、一般的に卵子提供を受けるエッグドナーのバックグラウンドチェックや心理鑑定、遺伝カウンセリングなどもしっかりとおこなわれています。

着床前診断はPGDとも呼ばれており、海外では体外受精を前提としておこなえる検査となっています。
着床前診断の検査では、体外受精をおこなった受精卵を奥様の子宮に移植する前に、受精卵の遺伝子や染色体などの異常の有無を調べる事ができます。

染色体異常の受精卵は着床が困難である可能性が高くなり、流産の確率も高くなります。
その為、この検査によって体外受精での妊娠の確率を上げる事も可能となります。

また、エッグドナーの方に負担をかける心配もありません。
さらに着床前診断では、奥様の子宮に移植する前に受精卵の細胞を一部検査する事で、男女の性別も判明しますので男女産み分けが可能となります。

現在の日本では着床前診断は特定の場合に限り認められており、男女の産み分けという理由で着床前診断を実行する事はできません。

日本でも、マスコミなどでよく取り上げられている出生前診断とは違います。
出生前診断とは、妊娠中の胎児の異常を調べる検査になります。

出生前診断は遺伝病や染色体異常を確定診断する為に、妊娠15週前後に胎児を覆っている羊水に針を刺し、胎児の細胞から遺伝情報を検査する方法になります。

またその他の出生前診断には、妊娠11週前後に受けられる絨毛検査や超音波検査なども含まれます。
出生前診断で異常が見つかった場合は、産むべきか、それとも中絶するべきか夫婦が苦渋の選択を迫られる場合もあります。

また、羊水検査には検査する事によって流産が発生する恐れもあります。
日本国内では、卵子提供を海外で受けたいという方が相談するところがなく悩んでおられる方も多いです。

株式会社ActOneでは、卵子提供プログラムについてのさまざまなご質問に丁寧にお答えさせていただいております。
また、ご不安やご相談なども弊社までお気軽にしてください。