50代での卵子提供による体外受精について

卵子提供は、いったいどういった年齢層の方が利用しているのか、そしてその成功率はどの程度なのか、これから卵子提供による体外受精を考えているご夫婦には非常に気になることでしょう。
特に50代以上の方々にこういった質問をいただくことが多くあります。

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卵子提供を望むご夫婦を年齢層別に分類すると、46歳~49歳までが最も多く全体の半数近くを占めています。
続いて40歳~45歳、30歳代、そして50歳代以上となっています。

アメリカの統計で発表された年齢別の自己卵子による体外受精の成功率、によると満45歳になった時点では成功率がほぼ0%になるといわれています。
これを受け、45歳までは自己卵子で治療し、それでも無理だったら卵子提供を受けよう、と考える方が多いでしょう。

しかし残念ながら、卵子提供を受けたとしても100%妊娠に成功するというわけではありません。
アメリカの生殖補助医療学会が発表した、年齢別の卵子提供による体外受精の治療成績によると、卵子提供を受けた女性の年齢が44歳までであれば、妊娠率や出産率にそれほど変化がないものの、45歳から49歳では12%低下、50代になると25%低下することがわかりました。

かつては、若い女性から卵子提供を受けた場合は、提供を受けた女性の年齢が高くても妊娠率には影響しないといわれていましたが、この結果から、たとえ提供者の年齢は若くても、提供を受ける方の年齢が50代になると確実に妊娠率が低下することがわかりました。

日本では、まだそれほど卵子提供が一般的になっておらず、どうしても自分の卵子で妊娠することが第一に考えられている傾向があります。

そのため、一定期間自分の卵子での体外受精や顕微鏡受精を繰り返した末に、どうしても妊娠に至らなかった後で卵子提供を受けることになります。
その結果、どうしても治療開始年齢が高齢化してしまうのでしょう。

もちろん、株式会社Act Oneでは50代の方のご依頼もお受けしております。
その場合は、健康上の問題がないことはご自分のお身体を守る為の第一条件となります。

50代になると女性としての身体にも大きな変化が訪れ、また体力の低下なども気になる年代といえます。卵子提供による妊娠・出産はゴールではなく、子育てのスタートラインです。安心して子育てをするためにも日頃からの体力維持・増進に心がけましょう。

今はまだ30代40代のみなさんも最終的に卵子提供による体外受精を検討しているのであれば、可能な限り早い段階で決断され、挑戦されることをおすすめします。