子宮筋腫や子宮内膜症の人も選択している卵子提供

結婚後、いつまでたっても妊娠しないという場合、その陰には婦人科疾患が隠れていることもあります。
中でも子宮筋腫や子宮内膜症といった病気は、妊娠をしにくくさせてしまうことの多い代表的なものと言えます。

子宮筋腫は、女性ホルモンの働きによって大きくなってしまう良性の腫瘍です。
良性とは言っても子宮筋腫ができる場所によっては生理痛がひどくなってしまったり、妊娠しにくくなってしまったりするものです。

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子宮内膜症は、本来は子宮の中で増殖して生理のたびに剥がれ落ちる内膜組織が、子宮以外の場所に生育してしまう病気です。
子宮以外にできてしまった内膜組織も毎月の生理のたびに剥がれ落ちるため、卵巣や子宮の壁などにできてしまうと剥がれ落ちた内膜組織の出口が無く、炎症や癒着を起こしてしまうのです。

卵管が癒着してしまうとやはり妊娠の妨げになるため、不妊の原因になりやすい病気です。

これらの婦人科疾患の多くは女性ホルモンが原因で起こるため、妊娠すると症状が軽減するのですが、その妊娠がしにくいのですから厄介です。

病気のためになかなか妊娠できずに40代を過ぎてしまった時に選ぶ方法のひとつに、卵子提供というものがあります。
卵子提供に使われる卵子は若いドナーのものが選ばれるため、自分の卵子では体外受精の確率が低いという場合でも有効な方法です。

自分が子宮筋腫や子宮内膜症だと気付かないままに何年も過ごしてしまい、いざ子供がほしくなった時になって初めて病気のことを知るというケースも増えていると言います。

その年代から病気の治療をしても、妊娠に適した年代は過ぎてしまうことも考えられます。
そのような時には、卵子提供という手段を選択するのも決して悪いことではありません。

もちろん、まずは病気をきちんと治すというのも必要なことです。
子宮筋腫の場合は手術で筋腫を取り除くことになりますから、比較的完治させやすいと言われています。

これに対して子宮内膜症は、内膜が増殖している場所が卵巣や子宮の壁など、取り除くことが難しいことが多いため、完治は難しいとされています。

まずは原因となる女性ホルモン、エストロゲンの働きを抑える働きのあるプロゲステロンというホルモンを投与して内膜の増殖を抑える治療が一般的です。

体調がある程度整い、体外受精のための準備ができたら、卵子提供を受ける段階になります。
病気があったことも含め、Act Oneのスタッフに全てお話ください。

卵子提供を受けようと思ったら、まずは自分の体調をきちんと整えることから始めましょう。