早発閉経の方も卵子提供で妊娠できる

       
早発閉経と卵子提供

早発閉経とは?

早発卵巣不全は一般に40歳未満で無月経となる疾患です。早発閉経ともいわれます。
20歳代の女性でも0.1%(千人に1人)、30歳代の女性の1%にみられ、無月経の原因の約10%をしめます。
20歳代で閉経というと少し驚きますが、何らかの理由で生まれつき卵子があまり作られない人がいるのです。
早発卵巣機能不全はPOFと略されたり、POIと略されたりします。
この略称は以下の英文の頭文字となっています。
POF =Premature Ovarian Failure=早期の卵巣機能停止
POI  =Premature Ovarian Insufficiency=早期の卵巣機能不全
一般的にPOFということが多いので、ここではPOFとします。

POFの原因は?

日本人の平均的な閉経年齢は50歳です。女性の出産可能な年齢の限界は閉経の10年前と考えられているので、40歳ぐらいが出産可能な年齢の境界ということができます。
POFは卵巣内の卵胞が枯渇してしまった場合と、卵巣内に正常な卵胞が存在する場合に分類されますが、ほとんどの場合は卵胞の枯渇によるものです。
卵子は胎児期に卵巣でつくられますが、その後新たにつくられることはありません。POFは何らかの原因で卵子が急激に減少してしまったり、もともと胎児期の原始卵胞数が少ないケースがあります。

POFに至る原始卵胞の急激な減少の原因は様々ですが、以下の原因で急激に減少するとされています。
①Xモノソミーまたはそのモザイク、X染色体末端欠失などのX染色体異常によるもの
②アジソン病、橋本病などの自己免疫疾患によるもの
③ダイオキシン等の環境汚染によるもの
④医療行為としての放射線、抗がん剤によるもの
⑤生殖年齢における子宮内膜症性嚢胞などため卵巣嚢腫切除などの手術を原因とするもの

さらに原因遺伝子とされる候補遺伝子がいくつかあって、遺伝性疾患として研究も進められていますがまだ確定されていません。
このように様々な原因がありますが、実は大部分のPOFは原因不明で、その原因はよく分かっていないのが実情です。

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POFの症状は?

POFの症状としては月経不順や無月経が代表的な症状とされます。ほてり、のぼせ、動悸などの更年期症状が出現することもあります。
ゴナドトロピンに反応する卵子が枯渇しているので、卵巣からのエストラジオールの分泌が低下して、この結果高ゴナドトロピン血症となるのです。

POFの診断としては、以下の4つに当てはまる場合としてはいますが、明確な診断基準はありません。
①40歳未満の3ヵ月以上の連続した無月経
②脳にある下垂体から分泌されるFSH(卵胞刺激ホルモン)の血中濃度が30mIU/ml以上
③卵巣から分泌されるエストラジオールが10~30pg/mlと低値である
④AMHが0.1ng/ml 未満である

POFの治療法は?

POFは、そもそも卵子の枯渇が原因であるか、枯渇前の極端な卵子の減少を原因とするので、効果のある治療は存在しませんし、治療してもその効果はとても低いため治療価値が失われています。
かつては残存する卵子を確認するために、卵巣の生検なども行われていたようですが、この治療にも意味がないために、現在では行われていません。
治療法としては、一般的には女性ホルモン剤を長期間内服(カウフマン療法)したり、FSHの分泌を抑制するGnRHアゴニストを使用して、FSH値を正常化した後に排卵誘発剤を使用して排卵させるなどの治療方法があります。

また最近では卵巣を摘出し、卵子を活性化後に卵巣を移植し、体外受精を行う方法、原始卵胞体外活性化法(IVA:in vitro activation)を試みている施設もありますが、まだ実験段階で効果があるとは言えない状態ですし、病気でもない正常な身体に2回にわたってメスをいれるなど、治療を受ける方の負担も相当に大きいため、安易におこなわれるべき治療ではありません。
このように、POFには治療法がないために、POFの方が妊娠を望むのであれば、卵子の提供を受けるしか方法はありません。
海外ではPOFによる不妊に対しては卵子提供が一般的で、不妊治療として確立されています。

メディカル・ツーリズムをご存知ですか?

POFで悩まれている方は、ぜひ卵子提供をご検討下さい。
日本では卵子提供は業界の自主規制のために行われていないので、卵子提供を受けようと希望される方は、エージェントを利用して海外のクリニックで治療することになります。
Act Oneアクトワンも卵子提供のプログラムをご提供する日本法人であるエージェンシーです。

このように、自分の求めている治療のために海外に行って医療を受けることをメディカル・ツーリズムと言います。メディカル・ツーリズムは今や世界中で盛んに行われています。
アクトワンの提携するクリニックのある、マレーシアやアメリカは、国をあげてメディカル・ツーリズムに力を入れています。
いまやメディカル・ツーリズムは特別なことではなく、世界中の人が自分にあった治療を受けるために、気軽に海外に旅行する時代となっているのです。

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卵子提供プログラムとは

それでは、卵子提供とは何でしょう。卵子提供とは不妊治療の手法の1つで、例えばPOFのように、なんらかの原因で奥様の卵子が使えない場合に行うプログラムです。
卵子提供プログラムは若い健康な女性から卵子の提供を受けることによって、最終的には奥様がご自身で妊娠・出産することを目的としています。
このプログラムでは、卵子提供をするエッグドナーから卵子の提供を受けて、ご主人の精子とドナーの卵子を顕微受精の方法で受精させます。
ここでつくられた受精卵(胚)を奥様の子宮に移植することによって、妊娠が成立して、奥様が実際に妊娠し出産します。この一連の流れを卵子提供プログラムと呼びます。

若いエッグドナーから卵子の提供を受けることによって、子宮には問題がなく、卵子の要因で不妊であったケースでの妊娠率、出産率は格段に上昇します。
日本では出産した女性が「実母である」との定義付けられているので、奥様が自ら出産したお子さんは、ご夫婦の戸籍上の実子となります。

アクトワンの卵子提供プログラム

アクトワンでは、不妊に悩むご夫婦のために、海外での卵子提供プログラムを提供しています。
正式にAct Oneアクトワンと卵子提供契約書を締結すると、海外渡航して、提携先のクリニックの医師の初診を受けて検査や採精を行います。
卵子提供を受けるご夫婦は海外への1次渡航と前後して、エッグドナーの選定をおこないます。

エッグドナーが決定すると、ドナーは日本国内で事前検査を受けます。ホルモン値や卵巣機能、感染症の有無を確認するためです。
すべての検査項目で問題のない方だけが、正式にエッグドナーとなることができるのです。
正式にエッグドナーが決定されると、エッグドナーは海外に渡航・滞在して、クリニックで排卵誘発を行って採卵します。
採取された卵子は、ご主人の精子と顕微授精されます。

受精卵は5日から6日間培養され、胚盤胞になったものを凍結保管し、2次渡航で海外を訪問した奥様の子宮に移植します。
海外では着床前診断(PGS)を受けることを選択することができます。PGSではすべての染色体の検査を実施しますので、遺伝子異常のない正常な胚のみを移植することが可能です。
このために胚の着床率も上がり、流産率を低下させることができるのです。PGSの結果から男女の別も判明します。ご夫婦が希望すれば、正確な男女の産み分けも可能になるのです。

赤ちゃんを望む多くのご夫婦が、卵子提供プログラムを受けることによって妊娠、出産し、幸せな家庭を築いています。
アクトワンはお子様の誕生を望むご夫婦の力になれることに、誇りを感じています。ご夫婦の喜びが、すなわちアクトワンとそのスタッフの喜びでもあるのです。